「中島みゆき最高やん」糸 M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
中島みゆき最高やん
中島みゆきの「糸」からインスパイヤーされてできた本作。
いやー、よかった。
みゆきファンとしては、とにかく泣いたね。
泣かされた
ってゆぅか、涙が出ちゃうのよ。
あの歌声聞くと。
別に苦しいわけでも、辛いわけでもないけれど。
みゆきの声は魔法みたいなもんで。
体の中が浄化されてくのです。
とまぁ、中島みゆきファンとしては
本当に楽しませてもらいました。
映画館であの音量で
彼女の音楽を聴くことができて、
本当に幸せでした。
作品の感想。
素敵でした。
豪華すぎる役者達でしたね。
とにかく菅田将暉×小松菜奈は画になる。
斎藤工×小松菜奈も素敵。
ちょいsexyなシーンもこのお二人だともはやアート。
工さんの独特の雰囲気と余裕がすごく良い!
縦の糸と横の糸。
運命の赤い糸というより、
一枚の布を織りなすのは
糸が絡み合って、
折り重なってできる。
つまり、人生の中で、いろんな経験や出会いを経て
人生が出来上がっていく。
辛い事も悲しい事も、嬉しい事も寂しい事も、
信じたり、裏切られたり、別れだったり、支え合い
だったり。
人生の中にいろんな糸があって、
人は生きていくのだと思います。
小松菜奈ちゃんが演じた葵は、とても強い女性。
「守られるより守れる人になりたい。」
共感しました。
カツ丼のシーンもよかったですが、
個人的には子ども食堂のおばあちゃんのご飯を食べながら声を出して泣きじゃくるシーンが良かった。
今までの辛かった気持ちが そこで流れていく。
どんなに辛くても、1人で耐えてきた彼女が楽になっていったシーンだったから。
菅田くんはちょいちょい泣かしてきましたね。
困ったもんだわ〜と思いながらも、
完全にペースに乗っかり、涙涙しましたよ。
香(榮倉奈々)に対して「しっかりしろよ!桐野香!」
と涙して怒るシーン。
菅田くんらしい演技でグッときた1シーンでした。
ディストラクションベイビー、溺れるナイフ
両作品共鑑賞していたので、
今回の共演はとても楽しみでした。
熱愛も出ちゃってる2人のウエディングシーンは
勝手にドキドキ!キュンキュン!ニヤニヤ
してしまった笑
あとあと、成田凌くんのファイト!を歌うシーンは
見せ場でしたねー。
311の震災のことを
ついつい昔のことのようにして、
忘れてしまいそうになりますが、
まだまだつい最近の出来事だし
今も尚、悲しみを抱え、痛みから解放される事のない方々がいることを改めて思い知りました。
"平成"と言うことに対して
自分自身は興味はありませんが、
主人公2人が30年の時間の中で、
どのような出会いや別れを繰り返してきたのか。
物語はいたってシンプルですが、
あれやこれやと見せたい物が多かったのでしょうね。
少し駆け足で有りましたが、
それもこれもみゆきの歌声でall ok!
書きたいことありすぎて取り留めのないレビュー。
でも、とにかく一押しは中島みゆきの歌声。
大好きだーみゆきさーん♪
もちろん役者さん達の素晴らしい演技も最高でした。