音楽のレビュー・感想・評価
全102件中、1~20件目を表示
おいおいおいおい!
なんなんだよこれは。
アマプラでたまたま観たのだが、衝撃的だったわ!
これ劇場でほんとに上映してたの? 観たかったわー。
・放送事故?と疑うようなシーンが何度も。間の取り方が大胆すぎる!
・研二の歩き方がいい!かっけー。
・研二と大場の声が渋い!!こんな高校生いるか(笑
・森田がいい! 「おどおどした森田」「フォークの森田」「超絶技巧の森田」「金髪ロックな森田」豹変するのがいい!
・縦笛がいい!
・恋愛映画だったんか?
いやあ、サイコー。
こういうのをやろうとして、実際に作り上げちゃうのがすごい。制作陣を尊敬する。
研二たちのように構えず、型にはまらず
子供のように気持ちのままに演りたくなった。
自由に!
アニメと実写のいいとこ取りをした青春(SFファンタジー)ドラマ
懐かしいところだとa-haのMV「Take On Me」、最近では岩井俊二監督の「花とアリス殺人事件」やアニメシリーズ「悪の華」などで採用されたロトスコープ形式の長編アニメ。1度実写で撮影したものを一コマずつアニメーションに置き換えていく非常に手間がかかる手法で、本作品も71分の本編に4万枚の作画と7年の歳月が費やされた。繊細な動きや表情と、リアルな背景を再現出来るのが特徴で、その効果は冒頭でのペースの違う歩き方をする複数のキャラをつま先まで丹念に描き込んでいることでも伝わってくる。逆にこの方式の弱点「不気味の谷」的な生々しさや、動きへの制約に関しては、アニメ的な表現を使うことで上手く克服していて、普通のバンド演奏シーンが、ファンタジーやSFにまで高まっていく過程も、ワクワクしながら楽しむことが出来る。見終わった後はなぜか「セッション」や「2001年宇宙の旅」を思い出した。
原作コミックを音楽で膨らませまくった傑作。
絵柄からも想像できるのではないかと思うが、原作のコミックは非常にミニマリズムを感じさせる作品であり、マンガという特製からもちろん音楽は「ボボボ」という文字で伝達されている。そのド素人三人が鳴らす「ボボボ」が本人たちだけでなく周囲にも波紋を起こすのだが、その「ボボボ」が音として、音楽として本当に説得力を持って迫ってきた瞬間に、まんまと感動した。原作がどんなフォーマットかに限らず音楽を扱った原作ものの映画化は、実際に鳴らす音楽の説得力に成否がかかっているわけだが、いやあ、すごい、これはすごい。そして原作を超えてくる(あの人の)シャウト。もうなにがなんだかわからないけど感動するという意味で、絵と音が織りなす映像の強みをここまで感じさせてもらえる作品に出会えるのは幸運というほかないが、これを7年がかりで作り上げた監督にとっては幸運などであるわけがなく、この完成形を狙って作ったことにも感動せずにいられない。
「音を楽しむ」と書いて音楽
音楽とは「音を楽しむ」と書くが、その音を楽しむ原初的な部分が大切に描かれていた。単調に楽器を鳴らすだけでも楽しいという感覚がとても大事にされている。アニメーションはロトスコープで制作されているが、演奏シーンの迫真の作画は鳥肌ものだった。演出面では独特の間が醸し出す可笑しみが良い。技術的な問題も作画カロリーの問題などいろいろあっての間なのかもしれないが、それを個性ある「演出」に昇華できているのが素晴らしい。
フェスでの演奏シーンでは髪の毛一本一本まで丁寧に動かす緻密な作画に感動した。細かい動き一つ一つに魂が宿り、それが演奏される音楽の熱さと相まって胸が高まる名シーンとなっていた。こうしたアニメーション映画が商業ベースで成功するのは、日本のアニメーション業界にとっても良いことだと思う。今後、ユニークな個人制作アニメがどんどん生まれていって、インディーズ映画にもアニメーションの時代が到来してほしい。日本のメインストリームのアニメにもおおいに刺激を与えるはずだ。
独特すぎる作風に馴染めば十分以上に楽しめる作品でした。謎のマカロニ拳法【女装映画鑑賞第5弾】
この映画ね、ほんっとに独特なの。炸裂するセンスがオリジナル&自由過ぎ。欧米か(古ッ!)
まず絵柄が特徴的すぎるのね。特に目の描写。一度見たら絶対に忘れられなくなるインパクトあるの。
ちょっとした狂気や死の匂いすら覚える描写なの。それ故に中毒性があるみたいな。
“萌え絵”に真っ向からケンカ売ってるスタイルの絵柄なの。
「ジャパニメーション嘗めんな!」みたいな感じ。
そこに馴染めるかそうでないかで評価が大きく変わってくる作品と思うです。
私は割と序盤で馴染めたタイプでした。ああいう絵柄、割と好き。
フライヤー情報では、大橋裕之原作を岩井沢建治監督がほぼ独力で、手描きの絵で7年もの歳月をかけて制作されたそうなのですね。何でもロトスコープという手間のかかる技術を駆使されたそうで。そういう執念が生んだ快(怪)作。
してね、この作品を独自たらしめている最大の要因って“間”だったの。
テレビ番組なら「放送事故じゃね?」って思うくらいに、いちいち間が長いの。無声の空白が多いの。チャー研かよ。
そこ詰めていけば、この映画、三分の一の尺で終っていたっぽいです。
でも、そこ責めちゃだめ。それがこの映画のキモなんだから。
してね、ことごとく予想を裏切ってくるのね。
タイトルが『音楽』なものだから、主役三人が音楽に目覚めて、友情ありーの挫折ありーので、上達していく過程が描かれているのかな?って勝手な解釈をしていた時期が俺にもありました。
ちゃうのね。登場人物・森田が語るように「素晴らしい!これこそがロックの原始衝動なんちゃら(みたいな台詞だったと思うです)」みたいに褒められて、つけ上がって。
主役三人の演奏がデタラメもいいところで、劇中を通して全く上達しないのね。
そもそもベース二人(笑)にドラムだけのバンドって何なん?花形のボーカルもギターも不在なのね(笑)
ただひたすら低音がズンズンズンズン♪ズンズンズンズン♪ズンズンズンズン♪って、どこかの部族の奇祭で流れるような音が延々と続くの。
でも、それがよかったです。バンド名がてきとーに付けた“古武術”とか、いい加減にも程があるの。
対して、同じ学校に“古美術”ってバンドがあったり、このあたり、いい感じでふざけているセンスに、笑っちゃいました。
奇しくも同じ読み“けんじ”のあの大槻ケンヂさん。バンド結成当時の名前は“ドテチンズ”
彼が音楽を志した当時、楽器が演奏できないものだから、健康青竹踏みをちゃかぽこ叩いていたエピソードみたいな。
そう、この映画の一番大切なポイントって、音楽に対する“原始衝動”に突き動かされた三人のバカ者の青春ストーリーだったんですね。
フロイトの説いた「性に特化した方」じゃなくて、ユングが説いた方の「広義の意味」でのリビドーみたいな?(学がないくせに、ちょっと語ってみたかっただけ)
演奏がどーたらこーたらは、どーでもいいの。上手い下手なんてどーでもいいの。
作中序盤での重要なシーンで三人が初めて音を鳴らせた時に「なんかすげー気持ちよかった」みたいに語り合うシーンがあったのですが。
音楽の感動って、そういう根源的な部分が一番大切なんじゃないのかなーなんて、ド素人が語っています。
実際私もエレキギターをギュインギュインに弾いてみたくて。中古を5000円ほどで買って練習したことがあるです。
誰もが一度はやったことがあるはずの『Smoke on the Water』のイントロ弾けただけで満足して止めちゃったの。そこが限界だと悟ったの。でも、デタラメに音出すだけですんげー気持ちいいのね。典型的な熱しやすく冷めやすいタイプの子。それが私。そして研二。
主役・研二が最後に見せた、やる気のなさからの→秘技には驚きました。あれって、血の滲むような努力重ねなきゃできないことじゃん。ってか、天賦の才だったの?あの芸術的とも言える怒涛のリコーダー演奏。
とにかく、その研二の妙技が最後の最後に炸裂するカタルシスに昇華したの。まさしくオーケンを彷彿させるあの歌詞&ボーカル。
あのラストには感動を覚えましたね。
惜しむらくは、主要キャラの紅一点・亜矢のボーカルの出番がなかったこと。
せっかく隠れてボイストレーニングまでやってたのに。是非ともフェスに絡めてほしかったです。
あと、あの竹中直人が声を当てていた大場も、これと言って見せ場がないまま終わちゃったのね。
フェスへの乱入&乱闘シーンも見てみたかったです。
そこで、研二がマカロニ拳法の使い手として恐れられていたことも描いてほしかったかな。終始やる気のない“ぬぼーっと”した感じだったから、何故あんなにも恐れられていたのかが不明だったのね。
でも、美味しいところは、ぜーんぶ研二がかっさらって行ったのね。
そこに至るまでのまさかの路上ベース叩き折り事件。あれ、かなり笑っちゃいました。いきなり、何の脈絡も無しだもん(笑)あれが噂に聞くマカロニ拳法なの?
いい味出してたのは、名脇役の森田。萌え絵に真っ向からケンカ売ってると冒頭に描きましたが、この作品の真のヒロインは亜矢(女)ではなくて、この森田(男)だったんじゃないかな…とさえ思いました。
森田がいちいち可愛いの。私の萌えポントの琴線もかなり独特。オリジナル過ぎ。変態か。
【ここから定期の変態脱線話】
この映画、また女装で観に行ったんですね。女装映画鑑賞も早いもので、もう5回目。
いい加減止めときゃいいのに。
今回はちょいと勝手が違いました。女装鑑賞でいつもお世話になっている名画座さん。
まず、モギリのおねいさんが、いつもの人じゃなくて初見の女性。
そして何よりもこのたびは集客に恵まれていて。
そこそこ多くのお客さんいらしてたの。
私の左側席ふたつ開けて二人組の女子。後方には、一男一女の子供連れの家族。
もうね、慣れない状況にテンぱっちゃったの。まさに周章狼狽ってやつです。
何しろこちとら、どこからどー見てもオッサン丸出しの女装崩れ。
いつもは、もっと空いているのになー。そのつもりで観に行ったのになー。
私の鑑賞スタイルこそフロイトの説いた「リビドー」なのかな?
かなりこじらせまくっていますよね。
まだ止めるつもりはないですけれどね。もうしばらく続けさせて。
させて。
変に持ち上げている人がいるようだが、一般人にはそれほどでもない 退屈はしないけど・・・
約束の時間まで間があったので、久しぶりにパルシネマで映画
1日1回の朝パル
朝9時半始まりは時間の有効活用になります
2020年に単館映画館で大ヒットしたらしいアニメーション映画・・・
なんだそうです
原作マンガ自体が自費出版
映画はクラウドファンディングで7年越しで制作したらしいです
人間も新聞のマンガみたいにデフォルメされていて、まあ、サザエさんよりもっと簡単な描写
目なんか魚を、張りつけたのかと思うくらい落書きに近い
背景も含め単純なのが味があるのでしょうか?
まあ、点が逆三角形に三つあれば人間の顔だと脳は認識するという事を改めて認識しました
音楽もそうですね
アフリカの原住民が音符なんか無くても歌って踊れるんだから
むつかしく考えることなんかないんですよねえ
なんてね
思ったりして
暇つぶしにはなかなか良かったです
退屈しなかった
でも・・・
これは観るべき作品だとか
持ち上げる人もいますが
そんな大袈裟なものじゃない
これ目当てにわざわざ田舎から都会に来たとしたら・・・
腹立てたかもしれません
製作者の情熱はわかりますが、観客には関係ない
1000円だったけど、その価値があるかどうか
暇つぶしとしては許せる範囲です
声優陣が何故か凄い
ほんと何故か?
僕らの知らない交友関係があるんでしょうね
竹中直人というビッグネームの他
名脇役と言われる人達、前野朋哉、平岩紙、芹澤興人、山本圭祐などなど
他に知らないロック歌手とか
ヒロインが”いとみち”の駒井蓮ちゃんだったとはビックリだった
重色かった(←ミスフリック でも、なんか活かしたい)
プリミティブ&アニミズム‼️
知り合った人にお薦めされて観ました。
早朝に目が覚めたので、アマプラ無料視聴期限18時間前に枕に横顔を乗せながら、掛け布団の縁に立て掛けたスマホの横画面で鑑賞📱
取りあえず途中で観るのを止める理由が無い!!(放送事故っぽいシ-ンはたまにあるけど)
なんかヘタの横好きでも何らか音楽活動をまたやりたくなる衝動を掻き立てられる。
とりまカラオケ?いや、人の歌を歌うのではなく、自分の内なる衝動を音にして出したくなる❗️🎸⚡️🥁💥そんな作品🎞
凡人は思ふ
🤨。⚪︎(凡人は何故に演奏が下手だからといって直ぐに楽器を止めてしまうのか⁉️)
NO MUSIC, NO LIFE.
KNOW MUSIC, KNOW LIFE.
the dresscodesの曲を何曲かピックアップし自分のお気に入りリストに入れたのは言うまでもない(でも言う)🎧
不思議アニメ
冷めてるけど熱い。
シュールだけど伝わって来る物がある。
独特な世界観とキャラクターと間。
訳分からないけど、
目が離せない不思議なアニメでした。
なんだろ、青春漫画やアニメはたくさんあるし、
自分たちが送って来た青春もそれぞれあると思う
のだけど、
要約するとこう言う事。と言うアニメでした。
2回目観る事はない気がするけど、
ま1回観てみてよ。と言う感じでした。
音楽ていうか美術
音楽ていうか美術です。
流れてる曲を登場人物がどう感じたかをアニメーションでどう表現するのか、どう行動するのか。
観てる側の斜め上を行けたなら芸術家です。
ロトスコープでの作画のおかげで、体重移動によるキャラクターの心情表現がいい味出してます。
曲のクオリティの低さにいつ誰がツッコむのか、いつ壁にぶつかるのかで注視するんですが、何故か周りに演奏を絶賛され続けてラストに辿り着き、結局観ている側も演奏にハマってしまうという不思議な体験でした。
前半は大した事件も起きないんですが、何故かあっという間に30分ほど経過してました。のめり込み度ハンパないです。
絶妙な間がめちゃめちゃ面白い。
『音楽』鑑賞。
*声の主演*
坂本慎太郎
*感想*
不良三人組がバンドを組む話。某番組で紹介され、面白そうだったので、鑑賞しました。
本編開始1分ぐらいで心を鷲掴みされました。独特なアニメーション、アニメなんだけど、まるで実写のような動き、古武術が奏でる衝撃的なメロディ、クセになる音楽、シュールな演出の連続。そして、セリフとセリフの絶妙な間。
僕はその絶妙な間がツボで、大声で笑ってしまいました。クライマックスシーンも最高でした。
研二の顔のアップが毎回面白いし、リコーダーが実に見事。ヒロイン的なポジションにいる亜矢ちゃんが可愛かった。
総じて、めちゃめちゃ面白かったです!\(^^)/
超オススメ!
音楽の原始的な体験
2022年3月17日
音楽というものにハマるという現象を1番わかりやすい表現で映画にされています。
音を楽しむという体験そのものでした。
中学生のころ、初めてWALKMANを買ってもらい、イヤホンから好きな曲を聴いたときの高揚感や感動、そういう感覚を再体験するような映画だと思いました。
それ以上でもそれ以下でもない、難しい社会風刺もメッセージもない、良い映画でした。
青春ど真ん中
監督・脚本の他多くの部分を監督一人で担い、制作期間7年越しの強い思いで作られた作品。
まずキャストに坂本慎太郎。アニメ化にあたりここはもの凄い拘ったのでしょう、何だか説得力があるんですよね。他にも岡村ちゃんまでいてびっくり、それに主題歌はドレスコーズですよ!
まあシュールな作画。それでも動きは滑らかですし、原作に比べれば大分見やすいです。
でも背景は意外に味があり、このコントラストが良い感じ。レコ屋みたいな部屋とかすっごいよく出来てます。
初めて音を合わせた時の「今のスッゲー気持ちよかった!」、正にこれでなんすよね音楽って。
あとバンド古美術の歌が、思いの外聞かせる良いフォークでした。
ロックフェスのポスターはまんまウッドストックですし、フェスのステージは演奏もですが、ライブ感のある作画も相まってすっごいグルーヴなんですよ。このライブならではの瞬間の切り取り方は見事。
ギターは完全にジミーペイジですし、駆け抜けるように辿り着いたラストシーンなんて最高すぎる!
なんというか、青春ど真ん中でした。
ロトスコープでこの絵!
あのキャラ造形からロトスコープってどんなメリットが…と思ってたら物凄く裏切られた。もちろんいい意味で。最高クオリティの美大卒制アニメみたいに実験的。
音楽からの心象表現に絵面から変えてくるとは!森田は毎度爆笑させてくれる。
おおたとあさくらはイイ奴よね
全102件中、1~20件目を表示