恐怖人形のレビュー・感想・評価
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ホラーの皮を被ったバカ映画
山奥のキャンプ場で複数の男女が酷い目に遭う、というホラー映画の定番ストーリー。
どこかで見たようなシーンばかりで目新しさはない。
最初は呪い系のオカルト映画風だが途中から『13日の金曜日』のようなスラッシャー映画風に変わる変則的な構成が辻褄の合わない印象を生み作品の出来を悪くしているように感じた。
一見ギャグともとれるビジュアルの殺人鬼を真面目に推し出して最初からスラッシャー映画として作れば和製ジェイソン的キャラクターとしての確立もありえたような気がしないでもない。
【”熱帯夜に見る作品はヤッパリホラー映画だよね!”今作を観て、欧、米、ジャパニーズホラー映画のテイストを勝手に考える。今作鑑賞理由は手元にあったフライヤーに”石川瑠華”と記されていたからである。】
ー 私事で恐縮であるが、数年前まで劇場でホラー映画を観る事は無かった。
理由はホラー映画チキンであった事である。
その原因は学生時代に級友と名画座で観たデヴィッド・クローネンバーグの「ザ・フライ」である。
面白き映画では有ったが、映画館の息子の”ホラーは最前列で見るべし!”との言葉に従い観たのであるが、あの出産シーンを含め正視出来ず、観ているふりをして焦点を暈すという技を産み出した作品でもある。
その後、幾星霜。
このレビューサイトで名を馳せる広島の雄のレビューを読んで、愕然とした。
そこに記されて居た言葉は”ホラー映画、耐性教化月間!”であった。
この方は戦争映画などのアクション映画では、”何でそんなに細かい戦闘機器の名称が分かるんですか!”というNHKの評論家でも十二分に通用すると思われる物凄い知識を持つ方なのだが、実は情に熱きレビューも読みごたえがある御仁なのである。(ホント、勝手にイロイロ書いてスイマセン・・。)ー
■1.ホラー映画の王道を行くのは、欧州映画だと思う。キリスト教のダークなる側面に焦点を当てた数々の作品。代表作は「エクソシスト」かな。
序でにアル・ジェント監督のイタリアンプログレッシブホラー等もナカナカである。
欧州ホラー映画は、”乾性”に満ちていると思う。
2.次は、米国のスラッシャー系映画「ソウシリーズ」。けれどホラーとしてはどうかなあ。
ヤッパリ、人間の業に迫る「シックス・センス」系かな。
3.ジャパニーズホラー
・今作を含めて、アイドルを主人公にした作りが軽い感じを出している作品が多いのであるが、大傑作且つ金字塔である「リング」が厳然としてある事は、皆が知る所である。
・何より、今作を含めジャパニーズ・ホラーの映画の特徴としては、”湿性”に基づいた土着系且つ因習もしくは過去の忌まわしき出来事をベースにした作品作りであると思う。
<イロイロ書いたが、ホラー映画の真価は”怖い、怖くない”ではなく、観賞した後に”嫌ーな感じが残るかどうか・・。(場合によってはトラウマ並み。)”だと個人的には思うのであります。>
■今作を昨晩の夜中に鑑賞した理由。
それは、手元にあったフライヤーに小さな文字で”石川瑠華”と記されていたのに、気づいたからである。(キッパリ!)
90分弱のお気軽ホラー、辻褄などは気にせず楽しもう
正直そんなに期待してなかったけどそれなりに面白かった。『成れの果て』の宮岡太郎監督が原案から関わっていることもあり、人間味も少し入ってて見応えがあった。
いわゆるB級ホラーなんだけど、その域を脱そうとするための工夫がかなり随所に施されている。相変わらず辻褄が合わないところとか無くもないが、それでも結構許せてしまう。というかそれを許してナンボな気はする。日本人形の呪いとそれを巡る過去、集められた彼女たちの悲劇が始まる。
なんといっても、90分足らずで観られる気軽さと、ガラッと印象が変わるクライマックスが見どころ。薄っぺらい人間性しか漂ってこないのに、妙に百合とか入れてみたり(また石川瑠華さん脱ぐんか…汗)、人形が肥大化していったり。なんやかんや画的な充足感が感じられて、一辺倒で終わらないようにとする気概が感じられる。
主演は日向坂46の小坂菜緒さん。ありがちなアイドルヒロイン×ホラーだけど、意外と真面目な作風のおかけで下手には感じなかった。萩原利久さんも程良いリードで雰囲気を作っていった感じもある。そして何より、萩原聖人さんと黒沢あすかさん。ベテラン2人に土台をきっちり支えてもらったおかげで、突拍子もないこの作品をグッと見応えあるモノにしていたと感じた。
そこまでわざとらしさもなく、程々に引き付けながら荒らしていく感じは嫌いじゃない。意外と満足。
インパクト重視
褒められるのは人形のインパクトだけ。
ドア開けたらあのビジュアルがいきなり立ってるとか、全力で走って追いかけてくるとかはかなりインパクトがあって面白かった。
逆に言うとそれ以外は何も無い。無味無臭。
人形の正体とその動機は、今やコスられまくって何の感情も湧かない。安易な背景を用意して湿っぽくするくらいなら、謎の和製チャッキーがゴアゴアする映画として弾けた方が面白かったのでは?
総重量と関節可動範囲が気になります💦
差出人不明者から10万円御礼兼ねるコテージ付キャンプ場へ招待を受けた男女数人の物語。
無茶振り設定満載、人間関係には面白味は無いのだが、馬鹿馬鹿しさを醸し出すのが1つ。タイトル通り人形。
何かと現れる人形。しかも話が進むにつれ巨大化。
さすがに観客にツッコミをさせたいが為に作られたのかと思う展開。
人形が人間を殺める姿は理解出来るものの、これが恐怖かと言われちゃうとどうかな〜💦
巨大人形も3人目の犠牲者で飽きたww
正体もオイオイ💦
主役がアイドルらしい映画。一般男性は真面に抱きつかず。
中途半端なエロシーン。
予告見ず、映画館料金で観てたならキレてたかも
サイコ・サスペンスですか〜。
「人形を大きくしていこう!」のセンスは認めます😅
「ネオ・サスペンスホラー」とは
人形が巨大化していくそのサイズ感はB級ホラーの匂いがすごいが、たしかに度々驚かされるし閉鎖された空間でサスペンス要素もある。ホラーの定型を踏襲しつつ、スリラーな空間の中で垣間見えるそれぞれの登場人物たちのドラマを描こうとする意欲的な姿勢は見られる。だからこそ、アイドル映画という印象で終わらせてほしくない。俳優一人一人の熱演に支えられている作品と感じた。黒羽麻璃央が素敵だった。
呪い(物理)の爆笑珍ホラー。
「呪われた日本人形」というワードには、我々日本人がなんとなくイメージする共通した恐怖があると思います。
伸びる髪や爪、涙の跡、夜な夜な動く…
しかし本作の日本人形はそれらの先入観を根底から覆し、人間大に巨大化して全力で物理で襲ってきます。
シナリオ自体はわりと真面目寄りなのに、クソデカ人形が現れた時のシュールさと来たら!
ドリフだったら絶対オバちゃんの笑い声が入ってますよ!なんとなく動きにくそうなの伝わってきちゃってるし!
製作陣が「オラ!怖がれ!」と用意された「間」が、ことごとく爆笑シーンに。
無理やんこんなん。笑うわ絶対。
一応ヒネりもあったりするのですが、そうなるとアレやソレはおかしくね?ってポイントが大量に出てきます。
とはいえ脳内補完でなんとかなるレベルなので、軽くツッコミながら楽しむのが正しい鑑賞姿勢でしょう。
ゴア表現は非常にマイルド。
どうせ大人しか観ないんだから、R15くらいにして盛大にやればいいのに…
大きくなぁれ、大きくなぁれ
かぐや姫並みに成長の早い恐怖人形ちゃん!
ドア開けてあんなの置いてあったらもう絶対お出かけキャンセルしちゃう。
濃すぎるキャラと怪しすぎる設定と無理矢理すぎる展開、色々混ざって楽しい映画だった。やっぱりホラーって気持ちいいね。
頻尿兄さん大好き。チャラロン毛も生真面目幼馴染みも好き。
時代遅れギャルとモチモチフェイス女子の突然のラブシーンにテンションブチ上がった。
主人公の鈍臭いキャーキャーは少しイラついたけど、可愛いからまあ良いか。
なんかわかんないけど態度悪くて気味悪い管理人さんも大好き。というか黒沢あすかがとても好き。スタッフに梅沢壮一氏の名前があって嬉しかった。
オカルトマニアなイカれトンチキ教授の人形拷問にもハァハァと興奮してしまった。
その発想が素敵すぎる。
人間のようにジタバタ抵抗するわけじゃないからより残酷にも見えてくる。
何よりも強いのが呪いの人形ちゃん自身の魅力。
髪が伸びるとか目がこっち向くとか涙が流れるとかそんなんじゃなくて、恨みの増大と共にブクブク大きくなるその姿!
そもそも日本人形の時点でなんだか恐ろしいのに、大きくなるとそのインパクトも相まって本当に気持ち悪いじゃない。
まさかの物理的襲来にはたまげた。
ヒェェ〜と言いつつもう笑っちゃうやつ。
トテトテ走ってくると前髪がブワッと上がって、イキモノ感が増して面白い。いや怖いって。
ただ、もしかしてこの人形、もしかして…と思っていたら本当にそうなってしまってだいぶ萎えてしまった。
得体の知れないモノの恨み悲しみ怒りだからこそアイディア感があって良かったのに。
セコセコ準備してるのとか想像したらまた面白くなってくるけど…。うーん。良いんだけどね。
一人一人バラバラに殺されていくのもいいけど、みんな揃って阿鼻叫喚のパニック映像も観たかったなとも思う。
せっかくあれだけ豊富にキャラが揃っているのだから。
集団で極限状態に陥る様をとくと見届けたい。
主人公がたくさん写真撮ってて羨ましかった。
カメラ欲しいな。カメラ欲しいし撮影に同行してくれる友達以上恋人未満の幼馴染みイケメンも欲しいな。
定番のホラーコメディ
ホラー定番のキャンプ場を舞台にしたホラーコメディ。お金に釣られた若者達がやってくるがキャンプ場で待ち受けるのはジェイソン化した巨大人形。小道具はお決まりの金物とチェーンソー。新しい試みも無くB級ホラーコメディと言ったところか。
小坂菜緒が映画初出演で初主演を務めているが演技力が劣っている。次回はもっと頑張りましょう。
2019-259
人形?欲しい。
内容、役者等ダメダメな映画だけど、人形?の活躍シーンは楽しすぎる。リビングデッドドールズのシリーズで電動ノコギリのオプション付きで発売してくれないかな?最後の方のシーンは米映画「誕生日はもうこない」のパロディか?まぁ、偶然だと思うけど。
アナベル?菊人形?いや、大きくなったチコちゃんに殺される・・・
10万円もらえるからって、そんな怪しげな招待状で参加しちゃダメ!詐欺に決まってるよ!と思いつつも、過去の話も見えてくると、その怪しげな招待状にみんな釣られちゃったってことなのね。どうせドッキリカメラか何かでしょ?くらいの軽い気持ちだったのか、みんなパリピだっただけなのか?
カメラが趣味の由梨(小坂菜緒)の撮影写真には日本人形が写ってると思いきや、写ってなかったり、かなり曖昧な出現パターンの人形ホラー。怖がる様子もない参加者たちの中でも心に不安要素のあった由梨と真人。この真人を演ずるのが萩原利久だったので、中年男性役の萩原聖人の息子?などと、つい調べてみたくなりました。“マサト”というキーワードによるキャスティングの妙でしたね。
レズシーンもあったりして、ちょっとサービス精神旺盛な今作品。熊が出るからと罠に気を付けてね!などという恐怖感もあるのですが、無造作に置いてあるチェーンソーや鉈にはみんな鈍感。若者はホラー映画好きじゃないのか??と、変なところに驚きました。
そしてもちろん最大の見せ場は巨大人形。登場した瞬間、館内からは笑い声が溢れ、つられて笑ってしまいました。中国にあるお面にも似てるけど、その顔の巨大さからはチコちゃんを連想してしまいました。あ、チコちゃん。そんなに顔がデカかったらドアをくぐれないよ・・・という疑問には答えてくれず、いつの間にか外に出ていたりしました。走るんだけどころんだり、そんなに強くなさそう・・・徐々にコミカルホラーへと変貌を遂げ、アメリカンホラーのプロットそのまんまという雰囲気になってしまいます。ラストもすっきりするのですが、後半になってからの役者の恐怖演技がイマイチだったのが残念。どうせならもっとスプラッターにしてくれたら、今後も期待できたかもなぁ。
「弟切駅」とか「アメリカキャンプ村」とか、そういったアイテムはホラー好きとして好感が持てます。また、ペンションがいっぱいあるのに他に宿泊客はいなかったのか?という突っ込みどころもあります。まぁ、突っ込んだらきりがないくらいいっぱいありそうです(笑)
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