カイジ ファイナルゲームのレビュー・感想・評価
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映画自体がイカサマ
原作は知りませんが
予習で1,2は観てから鑑賞
感想は
今年早くもワースト級です
何コレ
えーとカイジとアカギの区別も付かないレベルの知識なのですが
1は藤原竜也と香川照之の顔芸対決見応えあったし
ゲーム内容に焦点が当たっていて面白かったです
イカサマを見破って倒すというカタルシスもありました
2は一転ガキっぽいイカサマ合戦でうすっぺらい友情と
金のシーソーゲームをギッコンバッタン繰り返され終盤はウンザリ
3は予告を見る限り2っぽいなぁと不安になってましたが
予想以上にヒドかった
東京オリンピック終了でインフレが来て
崩壊寸前の日本…らしいのですが
そんな設定になんの意味があるのか理解できません
国民全体が底辺生活を余儀なくされている世界観の
説明にあんまりなってないし底辺にいる
カイジ埋もれさせているだけですし
円という現実世界で超強い通貨を暴落させると
簡単に言いますがそんな状態だと世界の経済も
ガタガタだろうかとかいらん事考えちゃいます
ただそんな要素は全く作中になく
ただ物価が上がって生活が苦しいとか、赤字や借金が悪だとか
主婦感覚レベルの薄っぺらいディテールに嫌な予感がします
そして「国民の借金」とか「国民の預金で借金相殺」
とか頭痛がしてくるような言葉が飛び出てきます
提案する高倉は政権側の人間だからインフレ経済を引き起こした
側ですからこいつが底辺とかクズとか言おうがただの責任逃れ
にしか聞こえません
高倉も無能の一味にすぎなくなってる設定を
作り手は理解しているのでしょうか
せめて財務官僚とかにしてくれと思いますが
まあ全体的にそういう設定はもうどうでもいいです
よくわからないゲームでよくわからないカードを
手にしたカイジはよくわからないじいさんの
よくわからない計画に参加させられ
いじめられた派遣会社の社長とよくわからない対決します
あのーとにかくね
とにかくやるゲームがギャンブルですらありません
テレビのバラエティレベルのゲームです
10人中1人が助かる飛び降りゲームはギャンブルかも
しれませんが
と に か く
ど れ も
全 く
面 白 く
あ り ま せ ん
寝 る ぞ
イカサマも後出しでああでしたこうでした言うだけ
すりかえておいたのさ!準備していたのさ!
無能バカの高倉との最後の対決もじゃんけん
これだけひどいもん見せられた最後にじゃんけん
見せられるのです
そのじゃんけんすら
別に金握っててもチョキは出せそうに思うんですが
もうどうでもいいですはよ終われ
もうマジメに感想言うのも疲れたけど
もう帝愛が日本支配して通貨がペリカになっちゃったのを
カイジが政府の依頼を受けて取り戻すとかってすれば
まだ良かったと思う
へんに時事問題取り入れて自分たち思慮不足がバレた
愚かな映画としか思えません
一回見に来させて1800円ふんだくれれば何でも良い
んでしょうね
まず制作陣がお金の価値を見直した方が
良いんじゃないでしょうか
ハッキリ言います
こんなものに金を払ってはいけない
フリーパスか奢らせて観に行きましょう
0点です
0.5点はレイトショーで観たから
役者目当てで観に行く人にしか楽しめないだろう
原作漫画は未読ですが、アニメは全話視聴済み。映画は1作目2作目ともに鑑賞済みで、中国版の実写映画も鑑賞済みです。
結論から言うと、本当に酷かった。まだ2020年も始まったばかりですが、おそらく今年のワースト3にはランクインしてくるであろう映画です。それくらい酷かった。
娯楽映画なのに不快感を感じるレベルの政治批判を盛り込んだ脚本であったり、カイジの魅力である駆け引きや心理戦の要素を徹底的に排除してしまったゲームであったり、ご都合的な逆転劇であったり……。酷いところをあげればきりがありません。
最初に行われたゲームの「バベルの塔」を見た瞬間から「この映画は駄作だ」と確信していましたよ。カイジの一番の魅力は敵の仕掛けたイカサマによって絶望的状況に立たされながらも、イカサマの穴を衝く策を巡らして逆転勝利するというカタルシスにあるのです。それなのに「バベルの塔」でのカイジはむしろ自分がイカサマを行う側で、予めカードの場所を知ってて予め他の参加者を出し抜けるように準備をしていて多少トラブルはありつつカイジがカードを手に入れるという何一つ面白みの無い展開。正直バベルの塔はやる必要性を一切感じません。「帝愛の裏カジノで大勝利したギャンブラー」ということで東堂から直接カイジにスカウトが来ていても何ら違和感が無いのに、わざわざバベルの塔というつまらないギャンブルに尺を割く必要性は感じられません。
全てのゲームに「なんで?」とツッコミを入れたくなるような酷い箇所があって、ゲームに勝利したところでイマイチ盛り上がらないしスッキリしない。カイジの魅力であるカタルシスが皆無。
「バベルの塔」は鉄骨わたりのパロディがやりたいだけのゲーム。鉄骨を渡る必要性が全く無いしもっと良い方法が絶対にあったはず。まるでドローンが飛んできたせいで鉄骨の上にいたカイジの存在が他の参加者にバレたように描写されていますが、そもそも全員が8メートル上空にあるカードを見上げているんですからドローン関係なくバレていないとおかしい。
「ドリームジャンプ」はセキュリティのガバガバさが違和感あるし、見え見えの伏線である「キュー」が回収されるためだけの戦略もへったくれもないゲーム。そもそも、「最後の審判」で負けそうになってからようやく別のギャンブルを始めて資金を増やそうというのが遅すぎる。最初からやれ。
「最後の審判」は単純な金の積み合いによる戦いなので、そこに心理戦や駆け引きの要素は一切無い。カイジ達よりもむしろ不動産王である吉田鋼太郎サイドの方が、事前に内通者を用意していたり敵の資金力を削ぐような策略を巡らせてたりしており好感が持てる。カイジ達は吉田鋼太郎に「汚いことしやがって」と言う様なシーンもあるが、全くルール違反ではないので「全然汚くないでしょ」と、カイジ達に全く共感できない。観客が投げ銭するシーンも、「日本の経済を守るために戦うカイジ達に共感した観客が負けそうになっているカイジを応援するために金貨を投入する」という流れならばカタルシスもあったのでしょうが、観客はカイジが勝てそうだからカイジ側に金貨を投げ入れた流れになっており、「結局は金かよ」という印象を与えてしまった。最後の決着の付き方も、偶然時計の針に引っかかっていた2回連続でコロコロと転がってきてカイジ側の天秤に乗っかって逆転勝利。これはあまりにも酷すぎる。カイジがこれを狙ってやっているわけではなく本当に偶然そうなっただけ。個人的にこの勝利は禁忌と言って良い、史上最悪の逆転劇です。脚本を書く上で絶対にやってはいけない「デウス・エクス・マキナ」的な手法ですよ。カイジの魅力であるカタルシスを演出するためには、吉田鋼太郎をもっと悪役に描かなければいけなかったし、カイジは自分の戦略で勝たなければいけなかった。上映時間のうちで一番時間を掛けて描かれたゲームがこんなにお粗末なんですよ。
最後に「黄金ジャンケン」
福士蒼汰演じる高倉とカイジの直接対決。なんで1時間くらい掛けて描かれた最後の審判の後にこんな10分あるか無いかの蛇足みたいなゲームを見せられるのかがまず理解できません。ゲームの内容も、言ってしまえば「三回勝負のうち一回は必ずグーを出さなきゃいけない」という単純なゲーム。カイジは高倉の「金の卵を握ってないならグーを出さない」という思い込みがあると気付き、その穴を衝いて勝利しました。しかしながら、この戦いでカイジは「手のひらサイズの金」なんていうもののために戦っていたのではなく、「日本」という国を背負って戦っていました。別にカイジは金なんて欲しくないんですよ。だから「金を握ってないからグーは出さない」は成立しないし、そんな勝ち方されても納得できません。
私が見たかったカイジとはあまりにかけ離れていて、「カイジ」観に行ったのに「闇金ウシジマくん」が始まったかと思うくらいです。これ本当に原作者の福本先生が脚本したんですか?「キンキンに冷えてやがる」「悪魔的だ」と言わせておけば嬉しいでしょ?過去作のキャラクターが登場すれば喜ぶでしょ?そういう観客を馬鹿にした考えが見え透いたお粗末な脚本で、観ていて不快感すら覚えました。
あと、「説明不足」感が否めません。しっかり観ていたつもりですが、最後の審判のルールの説明不備であったり最後の「黄金ジャンケン」の際の政治家たちのいる場所とか何やってるのかとかの説明がほとんど無かったり。結構「これはどういうこと?」という描写が見受けられます。多分ゲームを無駄に4つも詰め込んだせいで尺がなかったんでしょうが、それにしたって説明不足です。
脚本やストーリーに関しては上記のような本当に酷い内容でしたが、役者陣の演技に関してはお見事。カイジの宿敵として登場する派遣会社社長役の吉田鋼太郎さん、政府のエリート役員として登場する福士蒼汰、そして何より主人公カイジ役の藤原竜也。ベテランから若手まで、実力派俳優が揃い踏みで繰り広げられる演技合戦は本当に素晴らしかった。役者陣の演技によって、脚本の稚拙さをカバーできている部分もあったと思います。
出演される俳優を目当てに鑑賞する方にはたまらない内容になっていました。しかし、カイジの面白さの醍醐味でもある駆け引きや心理戦やヒリついた雰囲気、追い詰められた状態からの土壇場の逆転劇などが見たい方には全くオススメできません。
私の大好きだった「カイジ」の最終回がこんな映画とは、あまりに悲しいです。
マジで星5つを献上したい
見終わった直後、正直な気持ちとして今年のFilm of the yearはこれでキマリでいいとさえ思った。
話の展開も、話の中の勝負も、もうほんとにワクワクドキドキで楽しませてもらった。
そしてそれにわをかけてよかったのが、藤原竜也、吉田鋼太郎、福士蒼汰の演技対決。
藤原竜也はもう語る必要がないくらい素晴らしい演技で映画をグイグイ引っ張っていく。
そして吉田鋼太郎、一作目の香川照之の存在感がパナいと思ってたけど、負けず劣らずの素晴らしい悪役ぶりで見ていてもう本当に感激してしまうくらいのザ・悪役という存在感。
福士蒼汰も言及しないわけにはいかない。ナイフを隠し持つような鋭い存在感、前にザ・ファブルで魅せた狂気とはまた違う青いオーラは一度見たら印象に残ること請け合い。
ラストの方で藤原竜也と福士蒼汰が言葉をぶつけ合うシーンは、現代の日本に暮らす自分にとっては胸を打つシーン。いまのこの時代に必要なシーンが、必要なタイミングで映画館に届けられたんだなと、そういう意味でも感動してしまった。
蛇足覚悟で付け加えたいのだが、吉田鋼太郎の演技は、いかにも演技というタイプだ。
だがそれがいい。大事なことは、自然かどうかということ以上に、見ている側に届くかどうかということだと、今作を鑑賞していて教えられた気がする。
クズクズクズって、そんなウルサク呼ぶなよ。
なんかもう、呼び掛けるもんだから。見ちゃったじゃないですか、初カイジ。クズですもん俺、結構なところ。
買収/裏工作/仕込み合戦。あーなんかもう、クソメタなトンデモ話。荒唐無稽。めちゃくちゃやん。リアリティも何も無いし。ストーリー無理ありすぎるし。道理で場内、若い男子だらけ。
勝ち目の無いギャンブルはしない話なんですね。場外イカサマ、やりまくりw ズルすぎひん?カイジって、そう言う物語だったん?イヤ、好きだけど。そこそこ低予算で馬鹿話だったけど。これが。結構。楽しかった!
最後に油断して騙されて、底辺からの脱却は叶わず。でもさ、天海アネゴ。勝ったとか負けたとか言う話じゃ無いと思いますけど。ダマシやん、ただのw
ベットしたい者にベットする、みたいなカイジの主張が、高倉の、弱者切り捨て/日本再生論と対立もしてないし、関連もないし。とにかく、繋がりが分からず、しばし呆気に取られてしまいました。
などなどと色々ありますが、底辺は嫌だけど場末は大好きな俺的には、まぁまぁ楽しかったです。「悪魔的」には程遠かったけど。
残念
見たかったカイジはこれじゃないとおもいました。
単純なゲームの駆け引きがカイジの面白さなのに、そこに至るまでが長い長い。
そのせいでゲームの数も少ない気もしました。
ヒロインのお芝居が微妙すぎる上、存在意義も薄い。
ちなみに真剣佑が鍛えすぎてスーツパツパツ。これは内容と関係ないから評価に加味してませんけどね。
雑な演出も目立ったし、久々のカイジ復活は残念な結果だと感じました。
なんてこった…
これ、カイジじゃないじゃん!なんだか、無駄にスケールをデカくして、ディテールがガバガバ。そもそもが、ある程度突っ込みどころが多いはなしなんだからさ、なるだけ丁寧に作らなきゃ…手に汗握るような心理戦もないし、そもそも、カイジがギャンブルをする理由が全く納得できない…ギャンブルで日本救うってアホか!笑笑もっと、確実な方法あるやろ!カイジの魅力って普段は本当にクズなんだけど、ギリギリで追い詰められて、こりゃ負けるわ…ってところからの勝負強さだろ!しかも、それが本当に生きるか死ぬかの勝負だからヒリヒリするのに…カイジがヒーローみたいな扱いになってるし…こりゃ、3の罪は大きいぞ…
ついにファイナルという期待値に反して
劇場版1との比較で見てしまうと厳しい。1は本当にドキドキハラハラの展開で、心理戦と巧みなカイジの瀬戸際での決断力、勝負感がスクリーンに溢れていた。
ファイナルはその点が薄かった。カイジの金なし、数感が出ていない。帝愛グループより、政治家の汚職VSカイジ陣にちょっと拍子抜け。
カイジ側の他のメンバーも活躍感が足りず、お涙頂戴シーンも1の石田のおっさんより残念感。
劇場版1を知らない世代は気軽に楽しめる作品かもしれない。1でインスパイアを受けた人間からしたらもう少し頑張って欲しい。
悪魔的カイジ的なカイジ
ペラッペラの薄い設定
逆転のトリックが本当にしょうもない。
映像や演出、役者のクオリティは高いが後半はいったい何を見せられているのかと落胆しながら見ていた。
あとヒロイン役の女は構成上必要のないキャラクターで最初から最後まで何も活躍しない。映像的な観点として華が足りず、後から無理やり捻じ込まれた役である事が丸わかり。溜め息がでる。
スタッフロールの後におまけ映像はないのですぐに席を立って大丈夫です。
***
以下余談として『ハイパーインフレした将来の日本』という世界観は面白い。
作中で缶ビールが1,000円と今の日本より物価が4倍高くなっているが、それは経済成長がないまま日本円を無限に刷り続けた結果、ある時点で紙幣の価値が急激に下がり、それと反比例して物の値段が高くなってしまったことを意味する。
例えばあなたに2,000万円の貯金があったとして、20〜30年後に物価が4倍になってしまえば、貯金残高の数字は同じ2,000万円でも実質500万円になっているのだ。
なので資産というものは大小に関係なく、日本経済とは無関係な米国株インデックス投資や金(ゴールド)等を買い、分散保有しておかねばならない。我々は傾き貧しくなりつつある国に生まれこれから死ぬまで暮らしていくのだから。
導入部分で帰りたくなった。
カイジが今回のゲームで頑張る理由が見当たらず。
無理筋感が開始10分で漂い、
伏線のはりかたも単純で予想通りの展開。
前作2つは良かったんですが。
トリックのタネあかしのプロセスが、
あなたの番です最終回と同じようなテイスト。
これこれこうだから実はこうでしたー、みたいな。ご都合主義的な展開。呆気にとられて終わり。
カイジといえば、
挑む難関のポイントが何で、
どう攻略するかを読者、視聴者と共有の上で
難関クリアに挑むという流れで。
ところが本作は予定調和型です。
藤原竜也無駄遣いという印象でした。
福本伸行さんが脚本に名を連ねているって本当?って思いたくなります。。。
こんな感じが続くなら、カイジシリーズは打ち止めにした方が宜しいかと。
演じてる側も困惑のストーリーだったのでは。
日テレにどうしたらこんなつまらない映画作れるんですか!とインタビューしたい。させて下さい。
中盤まではやや退屈
キンキンに冷えてやがる…!
前作未視聴
tohoフリーパスポート使用
やたらカタルシスに訴えかけようとする強引な展開はむしろ小気味いい
ほとんど力技だけど流石は主演の役者力!
突っ込んだら負けとは言わないけど細かいこと言ったらキリがない
怒濤の展開で最後まで一気に観れた
ハラハラドキドキも、どんでん返しを用意していたんだというネタバラシは流石に微妙だし、オチがあんな感じなのはもう御愛敬
個人的な欲望じゃなくて政治や社会を巻き込む展開だともうこれヒーロー映画じゃん!て感じなんだけど、これで最後?ならもう仕方ない
福士蒼汰がいつもと違う雰囲気でよかった
(*^ω^*)
伏線が雑い・・
伏線の張り方が露骨すぎて「ああ、後でキーになるな」と思ったものは全てポイントで出てくる。予測を裏切らず、「そうきたか!」ではなく「やっぱそうか」で終わる。いい意味での裏切りがなく、ただただ単調。
ストーリーも、単純すぎる動機で動くキャラが多く、深みがない。過去2作が面白かった分、今作は駄作だったと感じました。
俳優陣の演技に感服
福士蒼汰、吉田鋼太郎の演技は期待以上に素晴らしかった。
福士蒼汰の悪役は意外にありです。
物語についてですが、原作を知らず、実写しか見ていない者としてはとても楽しめました。
ただ、もう少し予想を裏切る展開が欲しかったです。
あと、相変わらず最後のシーンのカイジの待遇が可哀想だった。ファイナルくらい報われてもいいよね?笑
心臓バクバク!
カイジという話、映画、あと藤原竜也さんの作品も初めて見ました!
こんなに惹きつけられる演技されるんだー!セリフも聴き取りやすい^^
音楽からなのか、ほとんど、心臓がバクバクして、高所恐怖症だからか、高いとこのシーンはかなりのスリル感でした!
内容も楽しめました^^真剣佑の場面は涙したし、観た後もなんだかスッキリ!
吉田鋼太郎さんはどの作品でもスーツで同じ感じに見えてましたが、今回セリフ面白い感じにしてあるとこあって、ウケる悪役、みたいな感じで味がありました^^
福士蒼汰さんは低い声を活かして、年齢的には政府の重要人物にはおかしいようだけど、実際、違和感なく、政治家感出てました!
カイジという世界を堪能できました^^
会場はほとんど男性でした^^
原作が台無しに…
何ッッでまだこんなことしてんだ俺ェェィ!!
20代の底辺カイジは活きが良くエネルギーが迸り、激しく燻るような色気を放つ青年だった。
あれから10年、30代も後半の今作のカイジにあの頃のギラつきはナリを潜めている。
それはそれで枯れかけた色気があって嫌いじゃないけどね!好き!!
しかし変わらない底辺生活、その似合い方よ。
未だ最低賃金でギャーギャー喚いている様が妙にリアルで、完全に哀れで惨めの領域。
東京オリンピック後、スラムと化したNIPPON、TOKYOを舞台に、政府の陰謀を止める為カイジ達の賭けが始まる。
缶ビール1000円、コンビーフ定食3000円。
消費税大幅増税、年金大幅カット。
2020年を迎えた今、この先の未来、あり得なくもなくもなくもなくもなくもない…よね?
今このご時世に響く言葉が多い。
国って誰のことなのか。一握りの富裕層だけが得をする世の中は正しいのか。
どん底のどん底まで落ちたことのあるカイジがだからこその頼もしさがある。
毎回凝った仕掛けのゲームを楽しみにしていたけれど、今回は少し予想外かつ期待外れな部分もあった。
自分のためにギリギリのところを責めゆくカイジが好きなので、今回の参加動機も賭けの内容もなんだか物足りない。
ただ、帝愛との深すぎる因縁には燃える。
本編の大部分を占める「人間秤」のパート、その内容は賭け事やゲームというよりも人間買収ドラマ。
金持ちをいかに自分の味方につけるか、いかに民衆の気を引くカリスマになるかの勝負。
このゲームに切羽詰まったモノはあまり感じられず、とにかく生きるか死ぬかでヒリヒリしてほしいんだよなぁ〜と思ってしまう。
いや、集団心理をまざまざと見せつけられて面白いんだけども。
大好きデスゲームも少し見られたし、ピーチクパーチク騒がしく疎ましかった桐野の役立つ所も見られたし。
おなじみのドンデン返しも、圧倒的不利な勝負のスリルも、頭の回転の良さも、いつも通りちゃんと楽しめたし。
しかしカイジって、頭が良いんだか悪いんだかね。短絡的で単純なところを抜いたら昇りつめられそうなのに。
新キャラ陣がなかなか良かった。
特に福士蒼汰演じる高倉。
藤原竜也、吉田剛太郎と、圧が強くアクが強く絆の強い役者に挟まれてナヨってしまうんじゃないかと心配だったけど、完全に張り合っていたしむしろ他を圧倒する程の存在感があった。
真剣佑はパッツンパッツンのスーツが気になりすぎてダメだった。もっとサイズ合うの着せてあげて!
懐かしき旧カイジメンバーとのちょっとした再会も嬉しい。絶対植毛してる班長好き。そして神出鬼没の遠藤女史。ハァー好きだ。
そこでアナタ出てくるのね!という人も。シリーズ通して観ているので軽率に沸いてしまう。
テレビ的な演出も、長いタネ明かしシーンも承知の上。
豪華キャスト陣は目で見て楽しいじゃない。
テンポの悪さと「人間秤」のインパクトのなさで若干テンションダウンしたものの、普通に面白くは観られた。
10年以上カイジのモノマネをされ続けている彼だからこそできる、ギャグ的なシーンには思わず吹き出してしまう。
完全にキャラ化してしまった藤原竜也の扱いは常々不満に思っているけど、やっぱりこういうことができるのは藤原竜也しかいないし、熟した藤原竜也がまだこんなことやってくれることに感謝だし、藤原竜也自身も楽しんでやっているのかなあなどと思うと、これまたキュンなのである。
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