「美しい記憶」男と女 人生最良の日々 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい記憶
本当に好きな人に巡り合うのに年齢は関係ない気がする。
家庭や子供があって、たとえ許されなくても…。
そして、その想いを振り払っても、そんな事実は消えない。
「ブレーキが壊れてるかもしれないの」
「じゃあ、アクセルを踏もう」
なんでも、そんなふうに思い切って出来たら自由で良いのかもしれない。
でも、全部が思い通りにならない方が、思い出も美しかったりすると思うのだ。
全編に流れるシャンソンの「男と女」の、♬ダバダバダ♪ダバダバダ🎶は、懐かしい思い出を軽やかにさせる。
信号を無視して、加速して、ブレーキなど踏まず、パリの街を走り回る。
年齢を重ねて、思い出ばかりになって、もうこの先が、たとえ長くないとしても、夕陽が水平線に沈む時の「グリーンフラッシュ」に何かを祈ったって良いのだ。
思い出がずっと美しいようにとか。
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