Winnyのレビュー・感想・評価
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国家が権力防衛のために
イノベーションを縛って、日本からGoogle、Amazon、Facebook、YouTube、LINE、Spotifyが出てこず、世界的にその分野で立ち遅れた国になったことを描く映画。世界一頭のいい人たちが多くいる国なのに、労働運動衰退と共に肥大化した国家権力に逐一潰されるようになった。
難しい事は分かりませんが
技術者の使命と特権
興味深い話だった。
ただ、その話を活かしきれてないようにも思う。
俺も名前くらいは知っている「Winny」
使った事はないようには思うけど、同様の事が出来るソフトはいくつかあったように思う。
当時は官房長官が会見を開く程の話題だったのだなぁ。国を挙げてwinnyのDLを阻止したかったのか。
思うに…
この裁判を経て「開発者」の使命と特権は守られたわけだ。エンディングでお亡くなりになったとの記述があり、残念に思う。
取り調べで本人の不手際がありはしたものの、警察の立件の仕方には嫌悪感しかない。
時代背景では「開発者の告訴は世界初」とあって…警察の威信を誇示したい上層部が「日本警察が世界に先駆けてIT犯罪の根源を逮捕するんだ!」みたいな辞令があったように思えてならない。
裁判長にしてもなんだかうだつの上がらないような爺さんがキャスティングされてて、どこまで根回ししてたんだろうと疑念も浮かぶ。
「ナイフを作った人を有罪には出来ない」
その論調は至極正しいと思うのだけど、その原則を難癖わつけまくって有罪にしたって印象だ。
面白いネタなんだけどなぁ…。
作品的にはいまいちパッとしない。
東出氏のキャスティングも微妙だし、その役作りもエンドロールのご本人を見る限り的外れなような気もしなくはない。
壇との友情にも舵を切りきれなかったようにも感じる。なんつうか核心を突ききれなかったような印象で、まさかとは思うが警察への忖度でも働いたのかと勘繰ってみたりする。
winnyは未完成だったんだろうと思う。
それに加えてネット関係の整備も整ってはいなかったのだろう。そう思えば世界のセキュリティレベルを何段階も上げたって事にもなるのかもしれない。
早過ぎたのかもしれないよねぇ。
起きるべくして起きた混乱なのだろう。
ただ、そんな事が1ルームの間取りに住む人間がやってしまえるってのは驚異だわなぁ。
金子勇さんは、間違いなく天才だと思う。
県警の裏金のエピソードも面白かったなぁ。
どれもそれもいいネタなのに調理法を間違えたような印象だった。
不備と発展
トライは推奨するが、エラーは許すまじ。
そうして裁判沙汰となった主人公が、後世のため無罪を掴み取るまでの人間模様。
不備があればリカバリしてナンボのパラダイムシフト。
セカンドチャンス如何で裁量下すならわかるが、瞬殺、目くじら立てる日本の風潮の典型を見たような気がしてもどかしかった。
道具は使う人間の魂を宿す。
善にも悪にも染まるのはそこが分かれ目。
いわんがための警察裏金パートを挟み込む構成にアッパレ、拍手を送りたい。
挟まることで善か悪かの一辺倒から思考深める余地は生まれ、
本作を裁判劇以上、複雑なものへ変えている。
空から金子氏は今をどう見ているのだろう。
もし躓くことなく開発を続けていたら、日本のネット産業はどう変わっていたろう。
途中、挟まれたYouTube台頭のニュースに思わずにはおれなかった。
ただし、事と次第の大きさに質は違えど似たものがあるなと過ったのは「オッペンハイマー」だった。突き抜けた専門職、識者ゆえに常識が欠如したような側面へは、同じものを感じている。こうした人物が厄介事に巻き込まれず快適に研究へ没頭できるよう、サポートできる何かがあればいいのに。
さて「福田村事件」でしか見ていなかった東出さんの七変化には驚かされている。
裏金問題要る?
最初の方から併走している警察裏金問題。これって、Winnyで裏金の資料が流出してから入れれば良かったんじゃないかなぁ。裏金問題自体がどうなったかも触れて無いし。
それよりも、主人公が普段何をしている人物なのかが数十分過ぎるまで分からなかった。大学の助手をしている普段の姿と帰宅してからソフト開発をしている姿を入れた方が感情移入出来たんじゃないかなぁ。あと、ずっと弁護士は国選?って気になってた。多分、私選なんだろうけど、弁護士の絡ませ方もどうなんだろう?そんな序盤を過ぎると、淡々と進むが、まぁ見やすいかなぁ。多分、裁判官もあれ位の年齢の、ネットも分かってないんじゃないか?位の人だったんだろうなぁとか思いながら見てた。
演者、ベテラン多数なので安定。主演の東出昌大、まぁ世間で言うところの大根役者だけども、前半の警察との淡々としたやり取りではあまり気にならなかったけど、保釈されてから弁護士らと語り合い、感情が出て来るシーンになるとやはり・・・・。
Winnyが違法か、この開発が犯罪か?となると、YouTubeとかも共有ソフトの一種だろうから、開発そのモノは犯罪では無かったんだと思う。ただ、著作権を侵害する可能性がある段階で配布させたのが問題で、そういう意味で最高裁での無罪はどうなのかなぁと言う気はする。完成された車で事故を起こしたら運転手の責任だけど、ブレーキ付けないで誰でも公道走れる様に売ったらメーカーの責任でしょ?(まぁ、認可されないけどね)
渋い作品
期待通り良い作品で満足しました
日本の組織って嘘と誤魔化しだらけで嫌になる。
こちらの映画では警察だったけど、政治も。
そんな事に思いが至った作品。
その他、こちらの作品の感想や、私の中の見所ポイントとして
・winny開発を警察がこのように扱った事で日本のIT化が遅れをとった要因の一つになり得たこと
・愛媛県警の告発者に迫る危機、緊迫感
・主演のオタク感のあるキャラクターが憎めずかわいかったこと
・秋田弁護士の敏腕ぶり
・エンドロールの本人映像
自分好みの映画だったので、星5です★★★★★
勿体ない
東出さんすごかった。
題材もすごく面白い。
だが、あった事を淡々と説明し過ぎてる。
もっとメリハリ、ドラマを盛るべきだった。
2ちゃん内で47氏と呼ばれ神化されてる描写も無いので、
感動シーン(通帳名義に47氏頑張れ)が伝わらない。等、
勿体ないシーンがとにかく多い。
結局Winnyって何だったの?
Winnyがもたらした当時の背景、現在もたらした事を知りたかった。
何も知れなかった。
深夜の鑑賞でも大丈夫でした!
淡々と話が進みます。特に盛り上がるシーンも少なく泣けるようなこともほとんどありません。お姉さん(吉田羊さん)が告別式で壇弁護士(三浦貴大さん)にお礼を言いながら感極まるシーンだけは来ましたが…
でも退屈するわけでもなく平日深夜のamazon primeでの鑑賞は「明日の仕事に響くかな?」の心配をよそになかなか見ごたえのある作品でした。
秋田弁護士(いつも曲者の吹越満さん、『友たちのパパが好き』結構好きです!) やはり今回もいい味出してる警官の仙波(吉岡秀隆さん、北の国から寅さんからゴジラまで色々と味な役どころですね)、北村刑事(渡辺いっけいさん)のあたふたぶり、生徒だった湯川先生の助手に成り下がったり今回もまたはまり役でした。弁護士事務所の同僚(和田正人さん)もう少し前面に出てくるシーンが欲しかったですが‥
それに何といっても壇弁護士(三浦貴大さん)!『銀座ダイヤモンドシライシ』の彼女に指輪を送るCM(賛否両論あったみたいですが私はどちらかというと賛でしたね)
CMでは見かけるけど映画やドラマでは大きな役がないな~なんて思いながら、どうしても昭和の歌姫『百恵ちゃん』と石川さゆりさんの元旦那で役所さんと影踏みしてる
『友和さん』のご子息のイメージがありますが、いい役者さんになられてお父さん、お母さんは安心です!
こちらも何といってもですが金子勇(東出昌大さん)のコンピュータ技術に没頭するあまり世の中や周りが見えていない科学者の役を見事に演じられてました。ボクちゃんのイメージが強すぎますが某スキャンダルの原因になったあの作品でもとってもよかったので復活されて嬉しく思います。私生活はともかく(っていうのはいけないのですが)いい役者さんはいい役者さんですね!
裁判もの『それでもボクはやってない』のごとく淡々と静かに進むストーリー、実話なので変な脚色はいりませんが本当に深夜の鑑賞に堪えられるいい作品でした。もっと話題になってもいいと思いました。(私が知らないだけで話題になってましたっけ??)
日本衰退の元凶
現代の魔女裁判
ドキュメンタリー映画の真骨頂
自分のためではなく、他人のため、世の中のため、未来のために信念を貫いて戦う男達
WOWOWの放送にて。
公開時、とても興味があったのにタイミングが合わず劇場で鑑賞できなかった作品。
早すぎた開発をしてしまった天才技術者と弁護団の闘いを実話に基づいて描いている。
当時かなりの騒動だったと記憶するが、事件の内容はあまり理解していなかったし、一審判決後7年間も闘い続けていたとは知らなかった。
純粋でお人好し、世間知らずのようで社会の問題点には着目している。そんな技術屋を東出昌大が素のように演じている。
エンドロール後に金子勇氏ご本人のインタビュー映像が映し出されると、〝そのまんま〟じゃないかと驚く。
ややぎこちない関西弁で三浦貴大が執念の弁護士 壇俊光を好演。
予告編でも使われていた「ナイフを作った人を罪に問えるか」という問は、いわゆる刑事訴訟の不文律のようなものだと思う。
壇弁護士が権力に立ち向かう原動力は、この不文律を脅かしてはならないという強い信念だろう。これを許せば開発者は萎縮し、新しいものは生まれなくなってしまう。
「この逮捕が間違っていないと胸を張って言えますか」毅然と検察を問い詰めるこのセリフも予告編に使われていた。
壇弁護士がこの闘争の手記を著しているらしいが、残念ながら未読。そこに書かれているのかどうか知らないが、もう一人の信念の男をこの映画は並行して描いている。
警察署での裏金作りが常態化していた愛媛県警を告発する仙波巡査部長、演じるは吉岡秀隆。
彼の原動力は、日夜懸命に公務を果たす警官たちの尊厳を守ることだ。
領収書偽造に協力する若い巡査に「そんな罪を犯した者が、1,000円の物を盗んだ人間を捕まえて調書がとれるのか」と、仙波は問う。
Winnyを使ったハッカーによって警察の情報が漏れたことが金子逮捕の裏側にあったのだが、愛媛県警の不正の証拠を世間に曝したのもまた、Winnyハッカーだった。
一見無関係な愛媛の騒動がWinnyで結びつくが、仙波と檀たちが交錯することはない。
マスコミによる偏った報道も描かれている。
実際に、Winnyが危険なソフトであるかのような報道が当時はされていたと思う。
仙波巡査部長が何者かからの脅しや嫌がらせに合うが、これも実際にあったのだろうか。
裁判で、金子はWinnyが匿名性を担保することで告発者を守ることができると説明する。
現代、ネット住民たちが匿名性を武器に根拠のない誹謗中傷を繰り返していることは、皮肉だ。
凡人相手じゃ勝ち目ない
❇️ナイフで殺人事件発生!ナイフを作った人は罪になるのか‼️
🇯🇵2003年
ファイル交換と電子掲示板構築ソフトができるソフトを2ちゃんねるの住人などと相談しながら作った金子さん。(サイトネームは47)
このソフトが動画やゲームなど誰でもダウンロードできる為、ユーザーが一気に広がり、著作権問題で億単位の損害など社会事件になりる。
違法のアップロードやダウンロードの人達だけではなくこのソフトを作った金子さんが逮捕されてしまう。
❇️ナイフで殺人事件が起きた。
ナイフを作った人は罪になるのか‼️
★彡プログラミングが大好きで無垢な金子さんの事件の裏話に迫る。
◉71C点。
★彡金子さんが悪くない事は判りましたが、実際、違法ダウンロードやアップロードの事件も観たかったです。無罪が薄れてしまうのでしょうがないかなぁ⁉️
🟢感想。
1️⃣Winnyのポテンシャルや使い道は凄かった❗️
★彡初心者には違法ダウンロードソフトだとしか思っていなかった。当時金子さんは頭の良いハッカーにしか思えなかった印象です。
2️⃣金子さんの人柄や思いが垣間見れる❗️
★彡まさかの地味そうな性格でお金よりプログラミングを印象させる。
3️⃣当時の金子さんのイメージや印象が変わった‼️
★彡警察の闇も含めて、冤罪を晴らす事は本当に大変な事だと思いました。
🥺😱🧑🏻💻👮🏻♀️👨🏻⚖️🧳💻⚖️📃📝🈚️🌐
《 出る杭が打たれない社会であるために 》
まだ二十代の長編映画3作目位の松本優作 監督が撮った史実映画。
主要役者他、渡辺いっけい、吉田羊、吉岡秀隆も良かったが、吹越満がとても良くて初めて吹越満を格好いいと思った。
ファイル交換ソフトのWinnyの事件は覚えている。
1、違法利用者が悪いが、開発者も悪いのか?
2、開発者に悪意はあったのか?
3、開発者が逮捕された!
4、開発者に出る判決は?
5、有罪判決が言い渡された!
ここまではリアルタイムでNEWSで見てた。
しかし、それ以降はこの映画で知った。
何故 知らなかったのだろう、多分マスコミがあまり取り上げ無くなったからだろうか?
自分が無関心になったからか?
※当時、著作権違反で映画をWinnyで違法アップされた映画界側が本作を映画化する事にも意味が有る。
※壇俊光 弁護士が裁判シーンを監修したらしい。
※役者が演じながら付けてた眼鏡やカメラは本人が使ってた本物を借りてたらしい。
※主人公の金子勇さんは1970年生まれで茨城大学の工学博士を歴て日本原子力研究所で働いてた天才の方らしい。
※昔、裁判の傍聴を休日に行ってた時期が度々あった。とても良い経験だった(不謹慎だとは思わない)。また行くか、、、と思う。
未来を先取りした技術
あっという間に観てしまった
なんだろ、ほんとに
主人公の「いい人」感と
警察の「やなやつ」感と
そしてこれが実話という恐ろしさとで
とても興味深く観ているうちにあっという間に観終わってしまいました
俳優陣が素晴らしかったのでしょう
いい映画でした
しかし日本もったいないですね…
YouTubeもTwitterもfacebookも
もしかしたら日本人が先に違うものを作っていたかもしれなかったと思うと…
全302件中、21~40件目を表示














