「映画は金子勇を描いてくれ」Winny あんどぅさんの映画レビュー(感想・評価)
映画は金子勇を描いてくれ
金子勇が技術者として生きた時間を映画にしなければ、この映画も彼から表現を奪った権力構造の中にいるのと同じとしか思えない。
彼がWinnyを作る前に何を考え、何をしてきたのか。彼は技術者として何を経験したのか。その延長にWinnyはあるはずで、それに時間を費やすべき。そういう金子勇の本質を描くことをせずに、警察権力の腐敗を描くことに時間を割いているのは、彼から表現を奪った腐敗から抜け出せていないことを表している。
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