「不遇の天才を演じた東出昌大完全復活❗️」Winny アローさんの映画レビュー(感想・評価)
不遇の天才を演じた東出昌大完全復活❗️
ファイル共有ソフトWinnyの開発者である金子勇氏の法廷逃走を描いた作品。無罪確定まで7年を要したが、今現在で考えると何故に起訴される事案だったのか不思議だ。警察の不祥事、新しい技術に対応出来ない司法、それに対峙する弁護士の熱量で最後まで引っ張る。法廷ものとしては秀作だと思う。金子氏演じた東出昌大は体重を18kgも増やして臨んだらしいが、喋り方や腕を組むくせなど本人になりきったさまは凄い役者魂だと思った。エンドロールでご本人が登場するので分かります。弁護士役の三浦貴大の熱演も良かった。彼は普通に太っただけだったのかな。金子氏は本当のパソコンオタクで他のことには何も興味の無い人だったのでしょうが、非常に優秀な方でした。この不当逮捕、裁判がなくご存命であれば、現在の日本のPCやネットの歴史は大きく変わっていたと思う。彼が発した日本を良くしたいという言葉が胸に刺さりました。若くして亡くなった天才の不遇の人生だったが、今でも彼の作った技術は進化して受け継がれている。あと法廷ものには阿蘇山大噴火はいいアクセントになるね⁉️
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