フリー・ガイのレビュー・感想・評価
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モブも主役の時代
散りばめられた小ネタ
セット
レディ・プレイヤー1の斜め上をいく作品だと思う
控えめに言って大傑作
俺たちはみんな自由だ!
ライアンレイノルズによる悪ふざけコメディかと思いきや、
分かりやすいテーマもちゃんと提示されてて、
明日一歩踏み出す勇気を貰える良い映画でした。
しかしレイノルズの悪ノリ全開でとても笑えたし、
ゲーム、映画オタクには笑って泣ける作りになってて
流石だなと思いました。
ただの良い日ではなく、素晴らしい日を
に始まる名台詞の数々、
ゲームの中のモブキャラに教わる事がたくさんありました。
子どもたちもオープンワールドのゲームやる時は、
モブキャラを傷つけないようにプレイするはず。
言われた事をただただこなす日々じゃなく、
俺たちは自由なんだから、好きに生きてみよう。
と言うテーマや、
モブが人工知能を持つと言うアイデア、
愛の行方、
僕自身、子どもがフォートナイトをやってるときの言葉遣い
は気になる所だったけど、
子どもたちもこの映画を見て、
いきがってる事をカッコ悪いと感じただろうし、
笑えるコメディだけど、
とても作り込まれた深い映画でした。
やむをえず仕方なく渋々否応なしに吹き替え版で見た
最初から最後まで面白い
制作陣は間違いなくゲームファン
ゲームファンなら楽しめる内容間違いなし バグや表現などゲームあるあるが散りばめられ、笑いのセンスも抜群で思わず吹き出した
ゲーマーなら知っている有名人やイースターを見つけるのも楽しめたし、タイカ監督が出てるだけあってマーベルファンも思わず声を出してしまう場面もあった
コナミをもじった会社の扱いもゲーム事情をよくわかってるなと
ただのゲームを題材にした作品ではなく生粋のファンも納得の出来栄えでした。
気づいたら熱くなってた
そうか、ラブストリーだったのか。
こういう物だろう、と想像していた内容の斜め上を行っていた。
「レディープレイヤー1」をひねって、ひとつ足したような、
ナルホド、な設定がまず面白い。
そんな物語はリアル世界のサスペンス進行と、ゲームとして存在するバーチャル世界での主人公の自我の目覚めが交互に描かれている。
この双方、ごっちゃになりそうだがならず、むしろ絡みがみごとだ。
終盤になればなるほど双方の駆け引きにハラハラさせられる。
ありがちなのがリアルとバーチャルがシームレスな面白味なるも、
そういう意味で本作ははっきり分かれてこそ面白味が増すのだから、
斜め上をゆくそれが理由と、意外で目新しさを感じた。
ゲーム世界を仮想と片付けてしまわず、仮想だけれど日々成長し、
詰め込まれたいわゆるモブキャラクターたちだろうと、生活があるひとつの世界なのだ、という設定の優しさがいい。
そんな優しい世界は守りたくなるし、
住まうキャラクターたちを背景でなく個人と知れば、
なんだか他人事に思えず、がぜん応援したくなる。
けれどその優しさこそリアル世界でゲームがプログラムされた時の名残なら、
さらにどんでん返しと、意外にもこれは遠回りなラブストーリーなのだと知れて、
とんでもない温かさを覚えた。
ゲームは悪だと言われがちだけど、やっぱり物事は何事もとらえ方次第。
その不意打ちが心地よい一本だった。
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