「想定ガイの感動作!?」フリー・ガイ MARさんの映画レビュー(感想・評価)
想定ガイの感動作!?
いかにも現代っぽいゲーム、「フリー・シティ」のモブキャラである男が、ある女性プレイヤーキャラに一目惚れし、立場を忘れヒーローになろうと奮闘する物語。
笑えて少し感動できるSFアクションコメディ作品。
自身の立場に気づいてしまうモブキャラ…という設定は面白いですね。
肝心のお話はというと、大雑把には分かり易いが、プログラミング(⁉)等々には強くなく、昔のゲームしかやらないワタクシ(オンライン対戦なんて、もっての外‼)には、どういう理屈で、何故そうなるの!?といった疑問が沢山w
レベル1なのに普通に強くない??何故こんなやつが証拠を隠し持っているの?他のモブさんの立ち位置って結局どうなの…!?
私の低い理解力は兎も角、キャラクターの垣根を越えた絆や、ゲームならではの特殊アクション等々見所も沢山!
あまり深く考えずに楽しめるような作品になっていると思います。
モブ本人(!?)はそう思わないかもですが、映画作品のモブっていうのは本当に大切ですよね。本作とは違いますが、作品の目玉シーンとなりやすい軍隊同士のぶつかり合いの迫力なんかは、他でもないモブ達の存在のお蔭ですよね♪
自分の立場を顧みず、ヒーローを目指す主人公に少し勇気づけられた作品だった。
………この場を借りて、少し私的なお話を。
アントワンのような「上司」でもなく、わがままな「お客様」でもないですが、自分よりは立場が高く、それでいて、話の通じにくい方々を相手にする仕事をしております(勿論全員ではなく、一部ですが)。
私の業界では、そんな方々が「プレイヤー」であり、我々は「モブ」のような立ち位置かもしれません。
ここのところ振り回され気味でかなり参っていたのですが…どうせ言ってもわからないからと塞ぎ込まずに、通じなくとも自分の考えをしっかり主張してやろう…と、本作を観て少し思えました。
映画って、改めて良いものですね。。
今後も良い作品に出逢えればと思います。