スウィング・キッズのレビュー・感想・評価
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ギョンスも役者もいいけど脚本良くない…
ギョンスのダンスすごい。
役者さんも良い感じ。
しかし、脚本が色々詰め込みすぎでは…
兄さんと悪役が漫画キャラみたいだし、
登場人物たちの背景の描きこみが浅くて、
色々な出来事も雑な展開に見えてしまう。
ラストの出来事自体については良いと思うんだけど、
それまでが浅く感じられたため、
その力が弱まってしまった気が。
色々ともったいない気がしてしまいました。
捕虜収容所で、彼らは懸命に生き、そして踊った。 心を揺さぶられる作品。
予告編を観た時から気になっていた作品。
予備知識無しで鑑賞。
主人公ロ・ギスとダンスチームのリーダー
ジャクソンとの心の交流が涙を誘う。
心を解き放って踊る主人公と少女のシーンが
切なく、涙が溢れました。
捕虜収容所での友人や米兵との壮絶な関わり、
終盤からの抗えない流れに覚悟を決める
主人公の姿が切なく悲しい。
カン・ヒョンチョル監督の作品を観たのは、
初めてでしたが、素晴らしい映画てした。
POPなイメージのポスターですが、
痛烈な反戦メッセージが込められた作品です。
韓国映画ならではの楽しいシーンも有りますが、
色々な思いが交錯し、切ない気持ちになります。
臨場感が体感出来る映画館での鑑賞を
お薦めします。
映画館で、この作品を観る事が出来た事に
感謝しています。
新型コロナ終息の日が、早く訪れますように。
ダンスの曲名に込めた強烈な意志。
本作では、朝鮮戦争当時の、しかも捕虜収容所という、政治的に極めて錯綜した状況を舞台としています。その複雑な舞台設定とは裏腹に、少しレトロなデザインのポスターは非常に明快で、主演の二人の笑顔と躍動感に溢れた姿が、強い印象を与えています。
もちろん複雑な時代の複雑な舞台設定のため、ポスターが与える印象のように物語は直線的には進んでいきません。何かの技芸がバラバラだった人々を一つにまとめていく、という定型化した物語を踏襲するようで、次の場面ではその期待をあっさりと裏切ってくれます。本作のもうひとりの主人公と言っても過言ではないタップダンスは、まさに彼ら夢と生きがいを体現しており、そのリズミカルな振動を体感することで、登場人物と観客は文字通り一体化し、彼らの幸福感、熱意をまさにわがこととして体験することを可能としています。
見所の多い作品ですが、とりわけみごとなのは主人公、ロ・ギスが、ある事情で心ここにあらず、という状態でタップダンスを披露する場面で、技法的には素晴らしいダンスなのに、そこに全く心がこもっていないことを感覚的に理解させていたことです。この場面があるからこそ、稚拙でも心のこもったダンスと、そうではないダンスとの違いが際立っています。演技、演出の見事さにはひたすら感心するばかりでした。
意外な結末と、その後エンドロールに挿入される写真の対比がひたすら胸を打つ一作です。
タップシューズの反射に。後悔と自責の念。
韓国らしいコテコテの胸熱モノを期待していましたゆえ、前半戦がちょっと物足りなくて。これがデビッド・ボウイのモダン・ラブでテンション爆上げ。Kwang-gook登場からは「南北ネタになるとマジシリアスになる韓国」でハラハラドキドキ。しかも、まさかのバッドエンド。しかも相当キツいし哀しい。と言うか惨い。
劇中「共和制も民主制もソ連とアメリカが持ち込んだ」的なセリフがあります。そうなんですか?二つの政府も開戦も分断も、全部を他国のせいにしちゃダメでしょうに。イデオロギーなんか無ければ戦争は無い、なんてことは無い。
いずれにしてもファック・イデオロギー。戦争の理由になってしまうイデオロギー、と言うより、理由にしてしまう人達にファッーーク!
モダン・ラブをバックに、止むに止まれぬダンスで水たまりを踏みつけ砂埃を上げ、一心不乱にステップを踏み続けた若い二人は、自動小銃の弾を浴び倒れます。パンネまで犠牲になってしまい呆然。ただ自分が生きたい様に生きようとしただけなのにね。
捕虜収容所で虐げられた者の記録は、同じアメリカ人である黒人が虐げられる側にあり。Freedom Hallでダンスバトルするジャクソンとロ・ギスと、それをのぞき見する三人の姿が涙を誘う。
良かった。とっても。色々と生々しくて。
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6/1 追記
トラックの荷台に乗り込むジョンソンの顔に、鏡で反射したかの様な光が射し込んで来ます。ふと見やると、並んだ遺体に掛けられたカバーから、タップシューズを履いた足だけが飛び出しています。タップで反射した朝日が、収容所を去ろうとするジョンソンの顔に纏わり付く。ツアーに連れて行ってくれるんじゃ無かったのか、とでも言っている様に。
戦争記念館となった収容所跡地を訪れたのは、年老いたジョンソン。Freedom Hallのタップ・バトルで負けたのは、ジョンソンでした。記憶を辿るジョンソン。競い合い様に踊り続ける二人。それを外からのぞき見する3人。いや、4人。自分のダンスを見せつけあっていた2人は、いつの間にか同じステップを踏んでいます。手を打ち鳴らす音とタップの音がホールに響き渡る。
ダンスなど教えなければ良かったのか。そうすれば彼らは生き続けられたのか。
俺は。あの時間が永遠に続けば良かったのにと。
そう思ってる。
みたいな。
後半戦が、ものすごく好き。パラサイトやジョジョラビットがあれだけもてはやされるなら、こっちにも、もっと人が集まっても良いと思う。埋もれるには残念過ぎる優秀賞な映画でした。
【イデオロギーの壁を乗越え、レッツ・ダンス! 朝鮮戦争の愚かさを米軍の振る舞いも含めて強烈に描いた作品でもある。】
1951年、朝鮮戦争時、韓国巨済にあった米軍の捕虜収容所が舞台。
収容所には、北朝鮮の捕虜(ロ・ギス達。但し、捕虜になった理由は微妙に違うし、そこが後半効いてくる。)
収容所のイメージアップを図る、ロバーツ所長の指示の下、
1.ブロードウエイの素晴らしさを語る、元タップダンサーの米黒人下士官 ジャクソンをリーダーとして、
2.ロ・ギス(D・O) 北朝鮮の捕虜。行方不明の兄と共に英雄視されているが浮かない顔。北朝鮮のイデオロギーに共感出来ていない。天性のダンスの力量を持つ。
ーあの、高速コサックダンスはCGですか?、自分で頑張ったんですか?-
3.両親を失い、家族を養うため語学力を武器に、通訳兼ダンサーとして活躍する気丈な女性ヤン・パンネ。ロ・ギスより少しだけ年上。
-健気で、芯が強く、可愛い。-
4.戦争の最中、妻と生き別れになってしまい、有名になって妻と再会するチャンスを得るためにチームに参加したカン・ビョンサム。
-泣き虫だけれど、良い。-
5.太っているが、栄養失調という訳の分からない設定のシャオパン。中国人。ダンスの切れは凄いが少ししか続かない・・。
-この人、絶妙にダンスが面白い。-
彼らが、収容所のクリスマスパーティーでのメイン舞台を務めるために、即席ダンスチームを結成し、純粋にダンスをする楽しさに目覚めていく姿を、
彼ら以外の人物の”様々な思惑を絡ませながら”描き出していく。
彼ら5人が国籍、思想の違いを、ダンスをする楽しさの中で”一瞬だけでも”忘れ、ひたすらに踊る姿が神々しい程に美しい・・。
<タップ・ダンスの美しさを随所で見ることが出来、大満足。デヴィッド・ボウイの”モダン・ラブ”が大音量で流れたシーンでは大興奮。
けれど、ラストはとても切なくて・・。
朝鮮半島の現在の状況を鑑みても、切なさは募るばかりである・・。>
映画『スウィング・キッズ』は
最も苦しい時代に最も不釣り合いな人たちが出会い
“ダンス”という一つのキーワードで
幸せをつかむために必死に生きた寄せ集めダンスチームの物語です。
韓国の悲劇の歴史である朝鮮戦争を背景に
皮肉なことに、最も胸がときめく行為である
“ダンス”というモチーフを通して
戦争とイデオロギーについて語りたいと思いました。
どこか頼りないけれどもダンスへの情熱だけは最高の
寄せ集めダンスチーム、
一緒に踊りたくなり、思い切り応援したくなる
スウィングキッズのステージにご期待ください。
監督 カン・ヒョンチョル
好きなことを好きなだけやれる世界は尊い
ファック、イデオロギー
ジャクソンの言う、パフォーマンス・タイトルだ。
「共産主義も資本主義も知らなければ争わなかった。」パンネの言葉は重い。
第一次世界大戦後、民族自決をベースに多くの国家が独立したり、新しく出来たりしたが、それは結局、第二次世界大戦を引き起こしたことで失敗に終わり、今度は、イデオロギーの争いが世界を飲み込んでいく。
人間の本性は、民族やイデオロギー云々の前に、争うことなのではないかと思ってしまう。
この映画は、楽しくも悲しく、そして切ない。
ただ、人間の本性は争うことではなく、きっと、共生することだと思わせてくれる。
娯楽作品としてもいい映画だと思う。
パンネがかわいい。踊る姿にグッとくる。
日本も世界を相手に映画をもっと作れればいいのにと心から思う。
ネット右翼のエセ民族主義は、時代遅れだ。
すご〜〜く、よかった!!
すご〜〜く、よかった!!
朝鮮戦争の南側捕虜収容所、つまり北朝鮮の捕虜を収容しておく場所で、タップダンスに目覚める北側の主人公の話。
終盤、捕虜収容所内でのクリスマス講演の冒頭で、ダンスチームを作ったジャクソンが観客(兵士や捕虜や赤十字の人たちね)に告げたタイトルは、「ファッキン、イデオロギー!」 そりゃ所長も渋い顔しますわ。
本作を観ると、その思いは強くなる。思想や主義は必要なものだと思っているが、なぜ対立して互いを傷つけあってしまうのか。宗教も同じだと思うが、そもそも人間を幸せにするための手段であるはずの思想・主義(や宗教)であるはずなのに。(朝鮮半島は、第二次大戦の結果、日本の占領下から5年間の米ソによる分割信託統治を経て統一政府樹立をめざす米英ソによる協定があったが、それを知った朝鮮半島で左派と右派の抗争になってしまい、米ソが収拾に失敗した結果、現在も続く南北分断となっている。:Wikipedia「朝鮮統一問題」から抜粋)
一方で、音楽と踊りは、傷つけあわず、いろいろなものが共存できるんだなあ、とあらためて思った。タップダンスには興味はないし、本作観たから踊りたくなる、ということもないのだが、米国人であろうが朝鮮人であろうが関係のない、音楽や踊りへの共鳴を強烈に感じた。
音楽や踊りは嗜好なのに対し、思想・主義は、政治(つまりある領域がまとまって行動すること)の基準となるものなので領域内ではひとつに絞る必要があるのだからしょうがないことなのかもしれない。ただ、主義と主義が対立し傷つけあうことに必然性はないようにも思える。
・・・なんて難しいことにまで思いをはせる時間はない。十分、堪能しなければ損だ、と思わせる映画でした。
特に、軽快?な前半と重苦しい終盤のちょうど境い目に、収容所と街、離れた場所で、主人公 ロ・ギス と通訳 パス・ヘス のふたりが、見事に踊る「モダンラヴ」最高!! このシーンは、何回でも見たい! このシーンだけでも、みんなに観てほしい!!!
ラストソングは、ビートルズ ”フリー・アズ・ア・バード” まだ終わっていない朝鮮戦争への強烈な反戦映画ですね。
ストーリーはは、最初の方はややもたつく感があるのだが、133分の長編なので、後半観てるときにはそんなこと、とっくに忘れてる。
おまけ:ジャクソンは演技はそううまくないけど、タップダンスは凄いな、と思って観ていたら、アステア賞受賞者だったのね。納得。
素晴らしいという思いと残念な思い
予告で期待値ぶち上げて、評判の良さもそれに拍車をかけ、
かなりワクワクして観にいきました。
良作ばかり出て演技力の高さに毎回驚かされるEXOのD.Oに今回も魅了されました。
そしてとにかく音楽とカメラワーク、演出が素晴らしい。
タップダンスにノリノリな気分になり、韓国らしいコメディ部分で笑い、戦争の非情さや現実に恐怖して、様々なキャラクター同士の関係性に微笑んだり切なくなったり。
心に残るシーンがとても多かったです。
ジャクソンがクリスマス公演の前に、メンバー紹介をするとき、戦争がなかったときの彼らの人生を想像して、すごく胸に残った。
戦争がなかっただけであり得た人生や夢や思い出があって、しかし戦争がなければ彼らは収容所で出会いダンスチームを組むことはなく…
戦争という原因で出会うしかなかった彼らのことが、ただただ切なくなった。
ただ本当に残念だったのは、
構成がイマイチだったこと。
ラストを考えても、もっとチームの絆やキャラクターを描くべきだったと思う。
私的にはそれらが収容所の現実や戦争の悲惨さ、意外な黒幕?などに負け過ぎていて、ラストにあまり心を打たれなかった。もちろん辛かったけれど
私の中でのアカデミー賞。観て欲しい作品です。
ダンス映画の躍動感が好きで気になっていて、評価が思いのほか高く仕事帰りに見てきました。
1917も私の中では限りなくアカデミー賞に近い作品ですが、こちらの作品はそれ以上で、この何年かの間でみた作品の中で一番と言えるくらい刺さりました。
あらを探そうと思えばダンスにCG使わないで欲しかったとかあるんですけど、人種や性別、イデオロギーの違いからバラバラの5人を、もどかしくなったり笑えたりしながら朝鮮戦争時の捕虜収容所の中で1つのダンスチームとしてまとまっていく様子を見守っているうちに気持ちが入っちゃいました。
国を分断されたという複雑な想いは私たちには計り知れず、ラストへの流れは同じ民族同士の想いのすれ違いから避けられないものだったのかもしれないけど本当に悲しかったです。だからこそ感動を共有できるリズム、音楽、ダンスからのメッセージを強く感じました。
純粋な戦争映画です
「だよな」な甘辛ミックスストーリー
元は小さな劇場で演じられていたミュージカルらしい。映画化されるにあたってブラッシアップされたんだろうとは思うものの、その片鱗を見せるちょっとズッコケ要素も含んでいたりする。もうちょっと隙ない作りにしてほしいと思うか、このくらいがいいかは個人差があると思う。
舞台は朝鮮戦争時の北朝鮮や中国の捕虜収容所。馴染みがない場所なのだが、その辺の説明はあまり深くは掘らないので、韓国では教養としてよく知られた場所なのかもしれない。役者は北のアクセントで頑張っているらしいけど、それも分からなくて残念。
主演のD.O.は(坊主頭なりに)綺麗な顔のアップショットが何度も出てくるので、(坊主頭だが)EXOらしさはかなり残しており、見ながらこれは彼ありきの映画なのか、企画があって彼がマッチしたのかとても気になった。
多分大元のミュージカルが米映画のスウィングキッズにインスパイアされているのではないかと思うのだが、タップダンスメインなのにこのタイトルだったのが唯一納得できなかった。米映画はナチスドイツ時代のスウィングユーゲントからとってる名前なのだが、いい題名が思いつかなかったのか?50年代なんてロックンロールの宝庫なのに。
監督のインタビューでは、ジャクソン役のオーディションには力を入れたらしく、確かにジャレッド・グレイムズのタップダンズには皆を惹きつけグループをまとめる説得力があって素晴らしかった。
シネマート新宿にて観賞
巨済捕虜収容所について、作品冒頭でテンポ良く分かり易く説明が入るが、捕虜が勢力を分けて相争い、なんとアメリカ軍の収容所所長が捕虜側の人質になり解放折衝が行われる事件まであったという。そんなことって有り得るのか?
作品で描かれる血生臭い闘争や、アメリカ軍のコントロール上の苦慮も、意外や事実に基づくものということ。勉強になりました。
そんな過酷な状況の中で、触れてはいけない文化への渇望、踊ることへの情熱、離れた妻や子への情念……これらがタップダンスに昇華する展開は涙無しには見ることが出来ない。
特に主人公ロ・ギスとヤン・パンネが、ダンスで己を縛るものを突破するシーンの熱さは、たとえ妄想だとしても涙を禁じ得ない。
そんな想いが結実したクライマックスも、やはり再び涙無しには見れない。演者のダンスは勿論のこと、音楽に呼応した適切なカットや撮影も力強い。現在の韓国映画の娯楽力の強さもハリウッドに劣らないと改めて感じさせられた。
だがしかし、観終わった後で私は憤怒した。この作品の作り手が許せなかった。映画を観た後で怒りを覚えるのは久しぶりだ。
チーム「スウィング・キッズ」を私に、ここまで好きにさせておいて、作り手は彼らの未来を、あっさり意味も無く摘み取ってしまう。酷すぎないか。
この物語は事実には基づかない。登場人物の未来は作り手の差配一つだ。こんな結末を与えるなんて作り手にハートはあるのか?
厳しい舞台設定であり、悲劇で物語ることに自体には異論は無い。だとしても話運びがうまくなさ過ぎる。
意思疎通が困難になっても通じ合う兄弟、ロ・ギスへの視線が変化した踊れる米兵ジェイミー、祖母想いの裏切り者、B級アクション紛いに正体を現すサディスティックな黒幕……これらの要素が最後の悲劇にまるで活きていない。機関銃をぶっ放して後は放置だ。あんまりだ。
私は、結末を自分の脳内で書き換えて怒りを霧散させることにした。
(以下私の妄想)
・ダンスの終演後、ロ・ギスは銃を取りに行くが、兄が舞台裏に居た。ここまで同じ。
・兄は銃を手にして所長でなく黒幕をステージの外で撃つ。弟に降りかかった厄災を全て己で引き受けて。祖母想いの裏切り者がロギスを省いて顛末を米軍に伝える。
・結局ダンスはマスコミ受けが良く、所長も彼らをある程度厚遇せざるを得ない。
・場面は変わり、戦後。ビョンサム(おじさん)は妻と帰路につく。シャオパン(ぽっちゃり)は母国の農村で踊って食っている。ジャクソンは沖縄で妻子と再会する。
・ロギスとヤン・パンネはジェイミーの手引きでアメリカへ。「どうなるか分からないけど、カーネギーホールが俺たちを待っている!」
皆、イデオロギーに打ち勝つ。ハッピーエンドで良いじゃないか。
自由の足音
一言で言ってしまうと「ファッキン イデオロギー」が全てとなってしまうんですが、主義の話できるほどの頭がないので感想だけ書きます。
ダンス映画として人に勧めるにはちょっと色々激重過ぎるので勧めにくいですが、そういう映画だからこそダンスをしているときの自由が何よりも尊く、際立って見えると言えるのでなんとも難しい。
タップダンスの軽快なリズムが作中の差別やイデオロギーを軽くしていますし。
ロ・ギスが舞台上で最後一人でタップダンスをする姿は、『セッション』で最後のドラムソロ観てる時の気分になりました。
そして、もう展開が見えてしまっているのに、どうしてもハッピーエンドを望んでしまいました。カーネギーホールに響く自由のタップダンスの音を聴いてみたかったです。
ファッキンイデオロジー‼タイトルに違和感
朝鮮戦争、巨済島の捕虜収容所でタップダンス‼
1951年の話なので出て来る曲は軒並み生まれてさえいない。
David Bowie / デヴィッド・ボウイのModern Love / モダン・ラヴは1983年の曲、でもこのシーンが一番良かった。
もうちょっと短く出来た筈だと思うし冗長なラストではあったけどそれが韓国映画。
それにしてもタップダンスて何でこんなに魅了されるんやろか。
タップダンスシーンだけならララランドを軽く超える躍動感。
サムシクのくだり必要かなぁ。。。
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