「タップ・ダンスとファッキン・イデオロギー」スウィング・キッズ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
タップ・ダンスとファッキン・イデオロギー
タップ・ダンスの足ってアレどう動いているのでしょうか?メッチャ目を凝らして足元の動き観ていたのですが、さっぱりわかりませんでした。足を打ち鳴らすだけで、アレだけの音出せるって単純にスゴいなっと思います。帰り道は足を無駄に踏み込んだり、持ってた傘を振り回したくなりました(←危険)。
タップ・ダンスを始める前半、目標があって段々と仲間が揃っていくっていう話好きなんですよね~。皆さんそこそこポンコツ。ロ・ギスがアメリカ兵にボコボコにされるかと思いきや、そこから始まるダンス・バトルには思わず笑ってしまいました。で、そこに仲間が駆けつけてきての熱い展開。ダンス・バトルって観てて楽しいですよね‼️「モダン・ラブ」のシーンも秀逸!
でも、やっぱり本作で伝えたい事は後半にあると思います。今となっては韓国と北朝鮮はもう別な国なイメージも強いですが、本作って時代が1951年ならまだまだ朝鮮戦争の真っ只中な頃のお話なんですね。第二次大戦後、朝鮮半島で北はソ連に、南はアメリカに統治されるようになって、同じ民族だったのに分断されて。どちらの国も大国のイデオロギーに支配され、民族同士での血で血を洗う戦争。劇中の「共産主義だろうが、資本主義だろうがどうでもいい。ファッキン・イデオロギー」って台詞は正に心の叫びのように聴こえました。
実際に暮らしている市民にとっては国や政治のイデオロギーなんてけっこうどうでも良かったりするもんなんじゃないでしょうか?私は日本に住んでいるから民主主義が良いと思ってますが、例えばもし社会主義の国に生まれていたら今度はその状況が当たり前になるので社会主義の方が良いと思うかも知れませんし。個人的には主義主張の違いで戦争するのが一番馬鹿らしいと思います。
後半戦もう不幸にしかならないようなラストに向かって行っているのが観てて辛くって。最後のダンスは圧巻・・・からの急転直下⤵️いや、ハッピーエンドはないかなって薄々気が付いていたのですが、まさか皆殺されるとは。あんなん所長の気分1つやん💢でも、戦時中だし、実際にはもっと悲惨な事もあったのかなぁ。
1つの作品の中でタップ・ダンスの楽しさと戦争の重さと色んな感情に揺れる作品でした。フと昔韓国人の友達が「北朝鮮と一緒になるのは難しいけど、それでも同じ民族なのでどうにかしていつか一緒になれるといい」と言っていた言葉を思い出しました。
こころさん、またまたありがとうございます。
地域によって違いがあるのかもしれませんが私の街の周辺では他で公開されてなかったので、周辺地域のD.O.ファンの皆さんが来てたのかなっと思ってます。
世代を越えて色んな方に伝わって欲しいストーリーですね✨
女性が大半だったんですね 👀
D.O.ファンは必ず観に行かれるでしょうし、韓流ブームですか 🤔 (納得)
私が観た映画館では、再開初日の12時上映だったからか、女性は数名で、若い女の子は一人も居ませんでした 😅
彼らの純粋な眼差しが、強く印象に残る作品でした。
こころさん、引き続きありがとうございます。
確かに全員目的があって悲惨な境遇ながらも活き活きしてましたよね。
私が観に行った劇場では大半女性のお客さんでした。韓国カルチャーはまだまだ人気なんですね‼️
コメントへの返信有難うごさいます。
余りに彼らが活き活きとしているので、実際彼らが生きて存在しているような感覚でした。若い人達には勿論、女性にも映画館で観て頂きたい作品だと思います 🎥
こころさん、コメントありがとうございます。
確かにダンスのメンバーは皆真っ直ぐなんですよね。ダンスで通じあってて、それぞれ登場人物の背景もちゃんとあってからのあのエンディングなので余計に胸に刺さりました😭