「面白いが驚きはさほどない」ジェミニマン zhiyangさんの映画レビュー(感想・評価)
面白いが驚きはさほどない
失点もないが加点もない、という印象。若かりし頃の自分(クローン)と戦う(共演する)というアイデアを実写で実現したのは凄いと思う。しかしそれだけだ。予告編でスゲー!と思ったときがピーク。
決してつまらないわけではない。最後はミスリードされた(ヴェリスのクローンがいると思ったら、ヘンリーのクローンの強化版だった)。しかしそのミスリードの結果も、そこまでの驚きはない。ヘンリーのクローンが一人ではないというのはいかにもありそうだ。主人公が終盤の猛攻以外割と無難に危機を乗り切ってしまうのも淡白かも。
技術にストーリーが追い付いていない。あるいは比較的凡庸なストーリーを実現するだけならこの技術力は少しもったいない。そういう映画。
コメントする