ダーティ・ガイズ パリ風俗街潜入捜査線のレビュー・感想・評価
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書くことこんなにないレビューも久々
実話を元にした、サスペンスなんだかヒューマンドラマなんだか、コメディなんだか単なるポルノなんだかわからない本作は酷く退屈な作品だった。
パッケージから想像するにちょっとおバカ寄りのコメディ作品なのだろうと思っていたが、とりあえずそうではなかった。割とシリアス?な、ポル・・・ストーリーだったね。
おそらくポル・・・ドラマがメインであろう事を考えると、主人公とその相棒の心情の変化を描かなければならないと思うが、二人のこの潜入捜査に対する気持ちとか、現状に対しての気持ちとか、全く表現されずわからないまま物語がどんどん進んでいってしまうのだ。
少なくとも私には、二人は凄くニュートラルな心持ちのように見えたんだよね。だから彼らの変化というのが感じられなかった。
ドラマチックさっていうの?そういうのが圧倒的に不足していたよね。
物語の始まり方もよく分からない。
少ししたあとに6ヶ月前に戻るのだが、これの効果が理解できない。
ただでさえ主人公二人の心情が見えてこないのに余計に分かりにくくしていると思う。
ハダカの女性を早めに登場させたかっただけのような気さえするが、そんな小技を使わなくても大体いつもハダカじゃないか。製作者も何考えてるのかわからん。
全てを理解した上でもう一度観たら感じ方も変わるかもしれないがさすがにもう観る気にはならない。
良かったところとしては、そこそこ笑えた事と、「ザ・ビーチ」以来のギョーム・カネが観られたことくらいかな。
ギョームがすっかり普通のつまらなそうなポル・・・オッサン俳優になってしまったのは残念だが。
2.8喜劇だけど見やすい
特別面白いところはありませんでしたが、映画として成り立っているので
見やすかったなと思いました
特に家族や日常編も映し出しているところなんかは、喜劇だけではない片鱗を見せるような映画だったなと。
不思議と最後はなんか温かい雰囲気で、後味の悪くない作品でした。
こんな潜入捜査もあるんだ
性風俗産業の脱税を摘発するために、潜入捜査官二人で風俗店を立ち上げる。
ところがこれが大当たりしてしまい・・・。
とてもおらかだが、実話らしい。
コメディ?ポルノ?人間ドラマ?
オープニングのカモンフィールザノイズの曲から、80年台に引きずり込まれた。
ポルノにしては軽く、コメディにしてはシリアスだった。
しかし、女の子はみな魅力的で、いい意味で軽い。撮影隊も真面目にポルノを撮影していて、好感持てたし、黒幕も女の子を家族のように扱っていて、明るい感じだった。
ラストはホッとする感じで良かったです。
結局男は大好き
ポルノ業界への潜入捜査を命じられた刑事2人組が、ポルノ業界の魅力にどっぷりとハマっていく作品。
最初はポルノ作品化と思わせる始めり方であったが、次第にコメディやシリアスなシーンが散りばめられ、エロス感は無くなっていく。
シーンごとにバラバラのテーマシーンが続くので、どれか一つのテーマに絞って演出してくれれば、もっと面白い作品になったと思う出来栄えでした。
80年代ならペルノよりアブサン
1980年代フランス、ポルノ業界に蔓延する脱税を摘発する為に二人の刑事が潜入捜査をする話。
ストリップクラブを開いて半年した頃、店にコナがかかり、ドンと呼ばれる男と絡んで行くストーリー。
片や葉っぱに、片や女にハマってるし、ストリッパー達も軽いおバカなノリのヤツばかり。序盤からヌード描写たっぷりだけど、チャラいからエロスはあまり感じない。
ヒャッハーなバカ騒ぎをしそうな感じなんなんだけど、中途半端なシリアスシーンがちょこちょこ差し込まれテンポを乱すし、笑いも欧州お得意の人の話を聞かず叫び散らすヤツが多く大くてね。
ストーリーも終わり方も好きだし、かなり良かったけど、もっともっと面白くなりそうだと思うところが多くてもったいなく感じた。
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