見えない目撃者のレビュー・感想・評価
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デート向き(ちょっとグロ多め)
今年観た邦画のなかでは1番!最高!おすすめ
もともと韓国映画で中国では先にリメイクされている
今回は2度目のリメイク
吉岡演じる交通事故で目が不自由になった元警察官と高杉演じるスケボーが得意な落ちこぼれ高校生がいいコンビ
スケボー少年は初め乗り気じゃなかったがヒロインの熱意で積極的に協力するようになる
吉岡が自分のせいで弟を死なせ目が不自由で精神病を患う元警察官という難しい役を熱演
彼女は過小評価されている
高杉の車とのアクションは迫力があった
吉岡が地下鉄を使い犯人から逃げるシーンもハラハラドキドキした
初めはそれほどグロくなかったが死体が発見されてからかなりグロくなる
犯人役が非人間的で敵役としてかなり凄味を感じた
クライマックスは刑事さんまで死ぬので緊迫感が増す
こういうのが大好きなんだな僕は
これがサスペンスよ
それに比べたら新聞記者なんか笑っちゃうよ
子供は劇場で観れないのが残念
どうしても観たいなら中学生は年齢ごまかして観るだろうけど
警察官になるような人がああいう事故起こすわけない
拾うなら車を停めてから拾うでしょ普通
その死んだ弟のアクセサリーで命拾いするわけだが
グロテスクさとちょっぴり爽快さ
記憶にございませんと目撃者か迷いました(笑)。結局、視聴覚障害者がどうやって難問を解決していくのかに惹かれて観てしまいました。
見終わったら吉岡と高校生が極限まで悪と戦う姿に完敗です。涙も出ます。
ネタバレしたらつまらないので犯人には触れませんが、ただ、女子高生殺人のグロテスクさと、え!、何故あの人が、この人が死ぬのって感じで殺されます。完全に期待をあっけなくくつがえされるので心臓バクバク。最後の犯人との死闘はゾンビ並。
本当に解決した時、安堵感と高杉君の初々しさに感動。サスペンスの醍醐味堪能。良かったです。それからR15+って、私的には女子高生の制服を着た死体が、いくつも並んでるのを正視出来ないからだと勝手に想像してます。
ワクワク、ハラハラ、ドキドキ感満載
スケールと映像と演技が凄すぎる
展開の適度なスピード感、画から伝わる音、空気感から緊張感が伝わりま...
正面突破
あまり海外のリメイクものにはさほど期待せずに鑑賞しています。(久々に友達と行きました。ポップコーン食ったのも久しぶり。)
一言で簡潔にまとめるのなら「最高!」
グロテスクさとアクション感のバランスが絶妙なもので、演者全員にのめり込んでしまうほどその世界観に浸っていました。
目の見えない役というのは真っ暗な空間にいるのと同じで、とても難しい演技だったと思います。吉岡里帆さんはそれをやってのけました。自分たちも真っ暗な世界にいるかのようでした。臨場感に惹かれました。
高杉真宙くんも前回観た作品の役柄とガラッと変わっていたので新しい高杉真宙くんを自分の頭の中で更新しました。(前観たのは賭ケグルイです。)
今作の予告や序盤を観ている限りはPG12でいいんじゃね?と思っていたのですが、R15の魅力は終盤になって発揮されました。脳天まで突き刺さるナイフなんかジワジワとくる恐怖が圧巻でした。日本映画であのナイフを凶器に使った殺人鬼は初めて見ました。
浅香航大くんの淡々とした演技を見ていると心臓がバクバクと唸っていました。ゆっくりと歩いて獲物を仕留めに行く姿はまるで「ジェイソン」のようでした。
"視覚が無い"という事を逆手に取ったアクションシーンは圧巻でした。点字ブロックを辿り出口へ向かうという発想の転換には驚かされました。
リメイクだからって舐めてかかってはいけませんね。めちゃめちゃ面白い作品です。
なかなか面白い設定なのだが!
御都合主義もあるがエンタメ性を評価したい
体感型エンターテインメント&ヒューマンドラマ(この映画はフィクションです)
衝撃のおもしろさ
パラレルワールドが期待外れだっただけに、冒頭のタイトル表示がひっそりと何気ない感じで出るあたり、悪の経典を彷彿させ、最初からかなりの期待感。
結果、その期待を超える予想以上の出来で、テンポ良くスピード感もあり、それでいて意外性もあり最後まで楽しめる。
R15+だが、殺害シーンも自然な感じでなかなかのもの。劇場公開の日本映画でここまで描写できれば評価に値する。
何より吉岡里帆が無理なく自然体で演じているのが、違和感なく入り込める。このテーマで演じきれる女優が他にいるかどうか。
脇を固める俳優人もサスペンスものの常連組で安定感もある。
ただ、失明するシーンや犯人の詰めの甘さがおいおいな感じでぬるいとは思うが、それがないと映画が成立しないからまあ已む無しか。
久々にもう一度見たいと思わせられた。
傑作過ぎやしませんか?(興奮)
久しぶりの森淳一監督作品!
あまりの傑作過ぎて言葉を失った。
「Laundry」「重力ピエロ」「リトル・フォレスト 夏・秋」「リトル・フォレスト 冬・春」を撮った監督と言えば日本映画がそこそこ好きな人なら、そりゃあ期待大となってしまうそんな監督。結構常軌を逸する作品を生み出す人。
「見えない目撃者」も始まって数秒でもう傑作だと分かってしまった。結果的に、まぁこれも面白いの一言を言って良いのかわからん作品だけど、めちゃくちゃ面白い作品でした。ストーリーもキャラクターも展開・状況・社会性の取り入れ方とかエンターテイメント性とか人間ドラマとかとかとか…。
まず良い映画が全てこの条件に当てはまると思うけど、一人一人の登場人物が、「主人公」「たまたま出会った青年」「刑事1」「刑事2」…という感覚で見てしまうのではなく、「浜中なつめ」「国崎春馬」「木村友一」…と、それぞれの人生を送ってきて今この職業や生活をおくる人達、と、みんな1人の人間たちとして見れるようにところ。この条件が満たされてて魅力的な映画としての土台が完璧。
そして私は刑事ものがさほど好きではないのですがその理由のひとつに、というかあまり好きではない刑事もの作品のひとつに、どこかで見たようなありきたりな展開やキャラクターやセリフをごちゃまぜにして「事件ものが好きな人達はこんなんが見たいんでしょう」と押し付けてくる作品があるけど、そういうの見たくない。そしてこの作品はそれに当てはまらない。完全な刑事ものではなく、主人公の経験値や過去、レベルや状況などを把握した上で展開されていくのでただ観客を恐怖に陥れるだけのサスペンススリラーではなく人間ドラマの上で成り立っている刑事ものだから好きなのかもしれない。展開もひとつひとつゾクゾクするし、これは同監督作品の「重力ピエロ」も少しベクトルが似てる、あとは李相日監督の「怒り」などにも似てるかも。
主人公が遭遇した事件の後に次々と知り合って行くキャラクター達も、「この主人公がこの人達と知り合っていくとその後はどんな話の展開になっていくんだろう?」とわくわくしていくような人間味のある人達が多い。しかしその分展開によっては悲しみが倍深くなる。それもある種、「ただ"人が死ぬ"という展開に対しての涙」ではなく「"この人物が死んでしまう"という涙」に繋がるから、前者のような展開を売りにしているお涙頂戴系の失敗作版のような映画にもなってないから凄い。(私はお涙頂戴系の映画が嫌いではなく、それを上手く描けていない失敗作が嫌いなだけです。"人の死"という人生で1番重たい題材に対して失敗してしまうのなら、一生明るい映画だけ撮ってればいいのにと思ってしまうから)。そう言った意味で森監督は上手いと思ってしまった。
ちょこちょこ入れてくる笑える部分も、内容が重たいだけあって劇場内の観客達からの笑い声はほぼ聞こえなかったけど、森監督らしさが出てて良かった。キャラクター達の可愛げのある部分が愛おしさも感じられた。魅力の1つだと思った。
キャストの人達も皆んな良かった。このキャスティングで本当に良かった。
なんか本当、素晴らしい映画だった。久しぶりに映画観てこんなに終始しぬほど泣いた。周りの人に迷惑かからないように試行錯誤して号泣した。
大好きな作品がひとつ増えました。
劇場でこそ伝わる緊張感
韓国映画がベースと知らずに鑑賞。
日本人に合った演出方法は観ていて緊張感が伝わり、切なくも心を強く持った主人公に好感をもった。
ただスリラー系やサスペンス要素は私としては物足りなさを感じてしまい、特に怖いとは思うシーンは少なかった。
普段から血や残虐性の描写は見慣れていせいもあり、ストーリー展開にてツッコミどころも多々あった。
しかし時折刺激的で挑戦的なキャストの役作りには見入ったのも事実なので、見慣れたコメディやアクション映画よりは見る価値は有り。
化粧気のない吉岡さんに5点
吉岡里帆のポテンシャル
ストーリーは一本道だが、かかわる刑事たちが物語に従って変化し、主人公との関係性が変わっていく様子は王道の成長物語であり、とても面白く鑑賞できた。ネグレクト、家出少女、その少女を商売にする悪党たち、JKビジネス、SNS、サイコパスなど、現代的なテーマも盛り込まれ、意外に社会的な作品に仕上がっている。
吉岡里帆が若くして映画の主役に抜擢される理由が解る気がした。黒木華、高畑充希、二階堂ふみなど、活躍する若手女優には必ずその人なりの雰囲気があって、吉岡里帆にも、やはり個性的な雰囲気がある。彼女の場合は透明感のある頑張り屋さんという印象で、芯の強さも感じる。
本作品のヒロインはまさにそういった雰囲気にぴったりの役柄である。事故で弟を亡くし、自分自身も失明して人生に絶望しているが、警察官を目指した頃のやる気はまだ残っている。警察官の仕事は市民の安全を守るのが第一義だ。大抵の警察官は市民を取り締まるのが仕事だと勘違いしている節があるが、警察学校を卒業したばかりのヒロインには、市民の安全のために頑張るんだという気持ちがあった。
得てして頑張り屋さんというのは世間の常識に素直に従うタイプであり、時代のパラダイムを拠り所とすることが多い。世間に対して斜に構えていては頑張り屋さんにはなれない。決して斜に構えている人が頑張らないというのではなく、反体制的な人、反抗的な人は、どんなに努力しても頑張っているとは言われないのだ。芸術家は特にそうで、頑張って絵を描いたり小説を書いたりしても、それを頑張っているとは表現されない。一生懸命にデモ行進や演説をしても、それは頑張っているとは言われない。つまり頑張るというのは世の価値観に沿った行動に対してのみ使われる言葉なのである。
吉岡里帆はまだ頑張り屋さんの雰囲気だが、更に経験を積んでディパレートな雰囲気やデカダンな雰囲気、消え入りそうなか弱さなどの演技もできるようになれば、少し先を行く黒木華に追いつけるかもしれない。
そうは言っても、現時点で既に演技はかなり上手で、本作品の盲目のヒロインの役は堂に入っていた。目は大きく開いているのに見えていないと観客が納得してしまう表情は、演技の努力と演出の賜物だと思われる。最初から最後までブレずにこの表情を貫くことができた点は、役者としてのポテンシャルの高さを窺わせる。
総じて作品としての出来はよかったが、主題歌にやや不満がある。シーンの効果音はとてもよかったのに、エンディングで流れる歌は作品との相性が悪くて若干興醒めしてしまった。ちょっぴり残念だ。
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