「設定だけに頼りすぎた感」見えない目撃者 なんぼなかなさんの映画レビュー(感想・評価)
設定だけに頼りすぎた感
交通事故によって失明した元警察官が見えない中で犯人の存在を知ってしまうという、設定から入るととても興味深い作品。
ただ、主人公たちがあまりにも不用意すぎる。映画の流れ的にはこうした方が面白いのかもしれないが、犯人の狡猾さに欺かれるのではなく、主人公陣営の不用意が犯人にチャンスを与えるシーンばかりで、見ていて苛立ちがつのる。
ラストシーンに至るまで不用意の繰り返しで目も当てられない。
犯人が分かるまではドキドキしたが、そこからの展開で台無しになった感のある作品だった。
コメントする