「無関心社会の惨劇。信念が辿り着く、戦慄の真相とは。」見えない目撃者 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
無関心社会の惨劇。信念が辿り着く、戦慄の真相とは。
【賛否両論チェック】
賛:他人に無関心な社会が引き起こした惨劇に、観ていて考えさせられる。盲目のヒロインと猟奇殺人鬼との息詰まる攻防にも、思わずハラハラさせられること必至。クライマックスも壮絶。
否:グロシーンがかなり多いので、苦手な人は観られない。
視力を失ったなつめが遭遇する、謎の少女失踪事件。警察でさえ気づかなかったその事件を追うに連れて浮かび上がってくるのは、我が子にすら無関心な現代社会の暗部です。
そんななつめが辿り着く真実が、やがて壮絶なクライマックスへとつながっていく様には、観ていてとてもハラハラさせられます。
「私はまだ諦めない・・・世の中も自分自身も!!」
という言葉にしびれました。
ただ難点をいえば、やはり猟奇殺人事件が本題なので、グロシーンが非常に多いこと。肉体損壊の描写がかなりあるので、苦手な人は絶対に観られないと思います。
サスペンスやミステリー等が好きな方には、オススメの作品といえそうです。
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