「正面突破」見えない目撃者 massiさんの映画レビュー(感想・評価)
正面突破
クリックして本文を読む
あまり海外のリメイクものにはさほど期待せずに鑑賞しています。(久々に友達と行きました。ポップコーン食ったのも久しぶり。)
一言で簡潔にまとめるのなら「最高!」
グロテスクさとアクション感のバランスが絶妙なもので、演者全員にのめり込んでしまうほどその世界観に浸っていました。
目の見えない役というのは真っ暗な空間にいるのと同じで、とても難しい演技だったと思います。吉岡里帆さんはそれをやってのけました。自分たちも真っ暗な世界にいるかのようでした。臨場感に惹かれました。
高杉真宙くんも前回観た作品の役柄とガラッと変わっていたので新しい高杉真宙くんを自分の頭の中で更新しました。(前観たのは賭ケグルイです。)
今作の予告や序盤を観ている限りはPG12でいいんじゃね?と思っていたのですが、R15の魅力は終盤になって発揮されました。脳天まで突き刺さるナイフなんかジワジワとくる恐怖が圧巻でした。日本映画であのナイフを凶器に使った殺人鬼は初めて見ました。
浅香航大くんの淡々とした演技を見ていると心臓がバクバクと唸っていました。ゆっくりと歩いて獲物を仕留めに行く姿はまるで「ジェイソン」のようでした。
"視覚が無い"という事を逆手に取ったアクションシーンは圧巻でした。点字ブロックを辿り出口へ向かうという発想の転換には驚かされました。
リメイクだからって舐めてかかってはいけませんね。めちゃめちゃ面白い作品です。
コメントする