ネタバレ! クリックして本文を読む
サーシャが子供の時、両親が共働きの為、いつも寂しい思いをしていると隣に住むマーカスがご飯を食べようと誘いに来る。そして優しく料理を教えてくれるマーカスのお母さん。そのマーカスのお母さんが事故で突然亡くなってしまう。マーカスを慰めようとするサーシャ。しかし、いつの間にか2人は喧嘩別れをしてしまう。あれから15年。サーシャは押しも押されもしない雑誌の1面を飾る新進気鋭のレストランのオーナー兼シェフとなっているが、マーカスときたらオヤジさんの仕事であるエアコンの取り付け業務をこなしている毎日で、たまにバンド仲間とステージに立ったりもしているが........? オヤジさんを1人にしてしまうのは.......親孝行なマーカスと一見思えるが、決断という言葉も持ち合わせていないらしい。少し行き過ぎか?
Welcome to Burger King.
Flame grilling since 1954.
Can I interest you in a Whopper?
You can get it to go if you wanna eat it in your car and cry.
なんて機械的にバーガーキングの店員がオーダーをとろうとする。
15年も経つと彼女には、ダニエル・デイ・キム演じる婚約者のブランドンの存在もあり、マーカスとサーシャの仲がどのように復活するのかが見どころと言える。
ブランドン(この人もビジネスライクの優柔不断男)の煮え切らない態度に大爆発をするサーシャさん
I don't give a shit, okay?
I don't give a shit about your thoughts.
You never loved me. This was just about business.
I cannot believe I wasted my prime reproductive years on you.
I hope you have terrible karma and come back in the next life
as a nasty little lizard and get stepped on by someone on a hike!
You are getting the finger so hard right now.
I hope you get malaria and shi yourself to death,
you shitty piece of shit!
大声で携帯電話をしていたのをパーティーにお集まりの皆さんが聞いちゃいました。サーシャさんに対して、パーティーの最中なのに友達はフリーズしたように一同注目。
A little softer, please......... You are scaring the goats. なんてね!?
それからしばらくして実業家のブランドンと別れたサーシャがレストランで新しいボーイフレンドを、マーカスに紹介する場面で、誰あろうキアヌ・リーヴスのご登場となる。最初、あまりにも唐突に登場なされたのでフェイクではないかと疑ったが、本物でした。しかも、言動や身振り手振りが変態的いやらしい雰囲気を感じてしまうような人物を演じている。リーヴスさん本当に出演されてよかったのですか?
レストランでキアヌ・リーヴス本人がマーカスの服を誉める時、
I love the suit. Classic.
-It's my, uh, old tux from prom.
That's great. I dropped out of high school, went to work.
Followed my dream. 彼が高校中退をしたのは、これは本当の話です。
キアヌが泊まっているコンドミニアムで飲み直す事となりキアヌ・リーヴスが映画「ジョンウィック」(キアヌ本人自ら映画の題名を言っています。)で共演したスタントマンから教えてもらったゲームをやろうと提案する。
It's called "Icebreaker"
It's like Truth or Dare, but........a little more.....
apocalyptic.
Who was your childhood crush?
Mine........was Mother Teresa.
‐Oh, come on. なんて真顔で言ってのけたりする。
2人の関係が紆余曲折しながらもハッピーエンドとなるアジア系アメリカ人が主な出演メンバーにもかかわらず、嫌みもなくサクッと観ることができた初めての映画かもしれない。アジア系アメリカ人が出てくると黒人とは違った、民族的特徴が変な方向から描かれたりもすることが多いハリウッド映画界。それとは相反するようにこんなに違和感のない作品なんてありえないように映る。