思い、思われ、ふり、ふられのレビュー・感想・評価
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メイン4人に泣かされました(笑💧)。
原作は未読。
少女漫画原作の実写化を無性に見たくて片っ端から見た時に鑑賞した作品のひとつです。
少女漫画原作の実写化って原作ファンからイメージが違うと叩かれたり演じる本人たちの年齢もあって上手く演じられず酷評を受けてしまうケースが多々あると思いますが、この作品は後者については少ないんじゃないかなと思いました。
メインの4人のお芝居、お見事でした。
浜辺美波ちゃん演じる朱里と北村匠海くん演じる理央の、親が再婚したことで義理とは言え姉と弟になってしまったことで生まれた葛藤や苦悩に。
福本莉子ちゃん演じる由奈の、報われない思いを抱えながらそれでも好きな人のために奮闘する姿に。
赤楚衛二くん演じる乾くんの、親友と同じ人を好きになってしまっただけでなくその好きな人が自分に手を伸ばしてきたのを断腸の思いで振り払う姿に。
かなり泣かされました。
ただ、朱里の乾くんへの恋情と理央の由奈への心変わりをもうちょっと丁寧に描いてほしかったなぁ。
原作知らなくてもあれはかなりはしょりすぎだとバレバレ。
多分原作は朱里と由奈もしくは由奈が主人公なのではないかと思うのですが、大人の事情(=莉子ちゃんが主役では呼び込みが厳しいから美波ちゃんを主役にした、又はキミスイコンビで大ブレイクした美波ちゃんと匠海くんを主役にしたかった)でそこをねじ曲げてしまった感が手に取るようにわかってしまいました。
本来こういう映画を見に行く客層は女優さんはぶっちゃけキャラに似せているなら誰でもいいし原作をいじらないで欲しいと思ってるはずだから、わざわざそんなことをしなくてもよかったのに。
匠海くんと赤楚くんを出してきてる時点で充分でしょ。
そこだけが残念です。
若人の恋愛模様に嫉妬してるわけではないが、理央の心変わりが少し優等...
若人の恋愛模様に嫉妬してるわけではないが、理央の心変わりが少し優等生的で鼻についた。まあそれを言ったらあの4人みんなにそう言えるのかもしれないが。作品として収まるところに収まっているしその過程も描かれているし一応納得はさせられる。
だが理央は「執着」だったと結論付けていた、あの台詞に少し引っかかったのかもしれない。
再婚相手同士の子供たちは法律上は結婚可能、とか、詳しい本当のことは知らないがそう聞いたことがある。理央は「秩序」の問題にしていたが、それだったら家族の秩序を乱すこととしてやめるべきだし、大人になるまで封印するという選択肢もあるだろう。だがそれでは違う物語になってしまうが。
以前観た作品の福本莉子を観て、浜辺美波みたいだなと思ってしまったが、二人が共演しているこの作品は興味深かった。
少女漫画全開で素敵だなと思った台詞は由奈の「うれしいと思った気持ち全部が、次の瞬間にはせつなくなる」というところ。登場人物それぞれの気持ちまで見透かせる視聴者の特権がたまらなかった。
都合良すぎでシンドい笑
やはり北村匠海が抜きん出て演技が上手い。浜辺美波はアナウンサー的な台詞回しがどうしても浮く。福本莉子はもっと買っていたけどこの手の演技以外を見れないのはその程度という判断をされてるのかな? 赤楚衛二は松山ケンイチっぽい声だけど彼のような納得させることのできる演者になるにはこれから…って4年経ってから言われたくないか笑
作品としては各シーンに時間をたっぷり使っていて贅沢。劇伴のピアノが綺麗でシーンの格を上げていると思う。少し不協和音的なものが混じることもあったけど…他ではどんな作品に関わっているのか気になった。
都合良すぎるストーリーをもっとリアルにしたならどんな話になったんだろ。
4人を監督はどう描くか
原作者である咲坂伊緒さんのファンなので、どう実写化したのかを楽しんだ。
登場人物の仕草や動き方、話し方が自分の想像とどう違うかの確認みたいになる。
リオ:チャラいけど本当は奥手で不器用でテレると可愛い美男子。『東京リベンジャーズ』の主人公タケミッチを演じた北村匠海さんが違和感なく演じていた。(私の視聴する順番が滅茶苦茶です。『キミスイ』は未視聴だし。)王子の格好も似あっていた。
カズ:天然で何考えてるかわからない友達思いでいい奴。原作の設定では嘘つくとき鼻をこする癖がある。映画ではオタクっぽさが強調されていた。アカリに貸した『アバウトタイム』は、原作ではタイトルが『(500)Days of Summer 』というBlu-ray。ベッドでアカリに裸で覆いかぶさる爆笑シーンは映画では採用されてなかった。
アカリ:浜辺美波さんの演技で良かったと思ったのは眼球の動き。大人っぽくて賢いのに陰で泣いてたりして、ギャップがあって可愛いキャラを再現できていた。
ユナ:自分を低く見積もり過ぎる市原由奈。"咲坂伊緒さん原作の実写映画"(『ストロボエッジ』、『アオハライド』、今作『ふりふら』)の中では1番イメージ通り。素直で初々しい素敵なキャラクター。
BGMが終始癒し系で眠くなるが、エンディングテーマはガツンとしてカッコ良かった。
言葉での説明が少なくて好感が持てる映画だった。
キャスティングは人気と実力を重視している。
原作コミックはすごくしっかりしてる。それを2時間内で始まって終わらせるのは難しいことだし、なんにせよ小さくまとめたら当然面白さまで小さくなっちゃう。
今作は感動もキュンキュン場面も小さかったけど、期待値の低さに比例して不満も低いし、劇中でも「トイレ」というセリフがあったから甘い評価。
あーアオハル。こんな時代に戻りたい。北村匠海の変わり身の早さに衝撃...
あーアオハル。こんな時代に戻りたい。北村匠海の変わり身の早さに衝撃(笑)
わが町での撮影というので鑑賞。おー浜辺美波の使う駅は私と一緒だ。ただ、近くにあんな公園はない(笑)ご近所のよしみで得点upしておきます(笑笑)
アオハル
そもそも戸田菜穂演じる母はどんな人なのだろう?2回バツなら3回目なのに終盤雲行きが怪しく、夫にきつく主張している。終始髪振り乱して。そんな母に、新しい父に気遣う朱里。
冒頭の理央からのラインに気づき慌てて雨の中会いに行くのは朱里も理央が好きだから。偶然出くわした母と新しい父。理央と姉弟になるとわかるとスマホを壊し自分の思いも消し去る。中学生にこんな咄嗟の判断できるかな?
姉弟だからといって他人だから籍をどうにかすればいいのではと思ってしまう。(調べたら可能でした。)母は自分の婚姻を成し遂げ、知らないとは言え、子供2人の気持ちを殺させる。
だから、家族4人での話し合いの時の理央の言葉となるのだけど。
なので原作もアニメも見ずこの作品だけですが、設定に納得できないです。
高校生は心も身体も大人なのに世間での立場は、子供。その辛さがよく出ていたなと思いました。
メイン4人のとびきり可愛い女子2人にイケメン2人は観るのにはいい。清々しかった。特に由奈ちゃん役の福本莉子さん。初々しくて素直で朱里も言ってる真っ直ぐな気持ちを表情の変化や行動で上手く表していました。朱里ちゃん役浜辺美波さん、華奢だけど貫禄の演技。でも雰囲気は大人だな、と感じました。『僕のいた時間』で中学生役で出てた、あれぐらいがちょうどこの作品に合うかなと思いました。しっかりしてるから。北村匠海君、今回は浜辺美波さんに振舞わされず逆にとことん自己主張していて表情もこわいか無表情。夏祭りの時カッコいいなぁと。和役赤楚衛二君。兄の説明による嘘つく仕草。マスコットと告白の時。言葉には出さない和の朱里への気持ちをわからせてくれました。朱里の元カレの涼介って変なのが、「大事な時に言わず後で言う。」と言ってたけど、みんなそうだよ。ここぞと言う時にはなかなか言えない。和は友情を大事にしたのかな。学校での周りの人達は皆良かったので良かった。
感情のぶつかり合い
原作読まずに鑑賞
いろんな人の感情がぶつかって
嬉しくて悲しくて切なくて歯痒くて幸せで。
高校生も色々考えながら生きてて
自分もこんな深く考えながら
生きてたんかなって振り返ってた
最初は1番大人やった朱里
我慢して大人になろうとしてた和
けど、素直になった上で気持ち割り切った
理央と由奈が途中からすごく大人に見えて
周りの顔色伺って気持ち押し殺す朱里と和が
空回ってる子どもに見えた
自分が我慢したら周りも傷付けなくて
自分も傷付かないって考えは痛いほど分かって
由奈みたいに綺麗な心やったら、って
朱里の気持ちが自分のことのように思えた
素直になるって簡単なようでものすごい難しくて
素直な自分を受け止めてくれる人を見つけられたら
きっと変われるんやと思う
強く見せてる人は実は弱くて
弱く見える人は実は強くて
人間って複雑〜
でもそれぞれが色々乗り越えて
幸せ掴んだ所で髭男の115万キロのフィルム
染みた〜
4人とも良かった
あと、
映像が綺麗で、切り取り方も良かった
みんなの気持ちを素直に出せない所が
心の中の声の二重感で伝わった
音楽のタイミングも良かった
三木孝浩監督の映像好きなんかもと思った
朱里ちゃんが好き
浜辺美波を見たくて見ました。やっぱり朱里ちゃん可愛い。だいぶ恥ずかしい感じの青春映画なのでやっぱり若い女性向けだと思う。(私は若い女性ですが制服姿の浜辺美波を眺めるだけで楽しめました)誰も悪者が居ない少女漫画と言われていたが、個人的には理央くんのあの対応ってどうなの……と少し気になる。自分を好きだと言ってくれた人に恋愛相談なんて私なら絶対しない、と思った。浜辺美波と赤楚衛二の組み合わせはとんでもなく爽やかで良い。恋愛だけじゃなく、同性同士の友情も描かれていたのも良かった。気になりつつも見ていなかったので、アバウトタイム見てきます。
何とも爽やかな
ストーリーはオリジナルなんですが、こちらも何とも切ないです。
基本青春ど真ん中なんだけど、これは高校生には重い物語。
あとキャスティングが良いですね。
それと何か既視感があるなと思ったら、「膵臓」の二人だったんですね。息があってる感じがしました。
色々と思いが巡る中、それでも最後は皆前に進める様まとめていましたね。
何とも爽やかな時間でした。
「好きです」・・「ごめんなさい」・・から始まる恋
この映画の人気の秘密が少し分かった気がします!
キミスイの2人(北村匠海と浜辺美波)が共演。
異母異父兄妹の設定だ。
それにしてもフレッシュな福本莉子。
清純、透明感、壊れそうな硝子細工の小鳥。
告白して、
「ごめんなさい、君じゃない」
暫くして、彼は、
「やっぱり、君が好き!!好きになっちゃった!!」
そんな揺れる気持ちが、
学園祭などの行事と共に描かれる。
やはり白眉は、
夜景の見える高台の公園かな?
浜辺美波と赤楚衛二がクリスマスケーキを食べるシーンが好き!!
寒そうで、それでいて暖ったかそう。
浜辺美波は絶対的美少女でエースだけど、
福本莉子ちゃん、最高で最強!!
映画初出演作品なので、ともかくフレッシュ。
こんなピュアな女の子、映画の中にしかいないかなぁ!!
無垢=莉子
モテるのも仕方ないよなぁ!天然記念物、絶滅危惧種のトキのようです。
この映画には青春の一時期、
確かに悩んだり苦しんだりしていたけれど、
それでも眩い季節の輝きの一瞬を、
映像に記録している。
共感してしまいます。
咲坂先生作品ならではの甘さと酸っぱさが混じった珠玉の作品です ラス...
咲坂先生作品ならではの甘さと酸っぱさが混じった珠玉の作品です
ラストの髭男が泣かせに来る。。
美しくみずみずしい青春映画
原作は随分前に既読。
原作の雰囲気ももちろんいいけど、映画もまたしっとりと瑞々しく、素敵でした!
4人全員が主人公なところがこの話の好きなところ。
あとは、ゆなちゃんがどんどんどんどんと成長してキラキラ明るくなっていくのが本当に魅力的!!勇気ある行動や言葉、美しい表情。理音くんが惹かれるのもわかる。
あとは私は少女漫画の当て馬キャラが好きで、我妻くんがとーっても良かったなー!!笑
一人一人のキャラクターの魅力や成長が、とっても美しくてずっとみてられる。4人ともほんとに綺麗。
あとは水の描写が綺麗で印象的で、さらに瑞々しさを増していた気がする。
映画の作品を絡ませていたのも、エンドロールの選曲もニヤニヤしました!
ピュアで麗しい思春期の恋心
年がいもなく学園物。浜辺美波と北村匠海の膵臓コンビの出演と言う事で観てみた。
両親の再婚で好意を持っていた同級生の男女が姉弟になってしまって微妙。気弱な設定の由奈役の福本莉子がとても素直で良かったな。思春期の恋心はピュアで麗しくていいね。いつも思うのは、今の実力であの頃に戻れれば最高なのになと。告白するとか青春だよな。人を好きになるのは人を成長させるからね。
高校生のよくある恋バナだ
なんて思い見始めたけど、なかなか面白かった。そもそもタイトルから、誰かが誰かを思い、その誰かはまた誰かを思いながらすれ違いなんだなと思いながらみたけど…。まぁ、そんな感じから始まりつつも、時とともに変わっていく。なかなかよかった。
異性に好きっていうことの意義と勇気
青春っていいなぁって。高校生にしかできない恋愛ってのがあるとしたら、こんな恋愛なのかなと。こんな甘く夢みたいな高校生活皆無だったので、まさに夢物語としか思えない。
こんな友だち思いの友だちがいて、こんなに思いやりのある恋人が身近にいて、言葉にできて、気持ちをしっかり伝えあって、それも高校時代のど真ん中で通じ合う。
高校生って、こんなに大人だったっけ、と思う。自分の高校時代って、不器用で言葉にできず、すれ違いばかり。唯一好きといった子もいたけど、そのあとの言葉さえ続かず、何もできなかった。
この映画を制作した監督、スタッフのうち、誰がこんな夢のような高校生活を送ったのだろう。彼女、彼氏がいた高校生活があったというだけで私にとっては甘酸っぱい幸運な人たちだと思う。とはいえ、異性に好きって言うことって傷つくリスクを負うわけで、大人になったところで、ラクになるわけではないですね。そのリスクを背負う意義と勇気をもらえる映画です。
すれ違い交錯する恋愛模様
やはり、浜辺美波にはラブストーリーが良く似合う。キミスイ以来、イマイチだった彼女の良さが久々に十二分に発揮された作品だった。本作は、4人の高校生が織り成す、すれ違い交錯する恋愛模様を描いた正統派の青春ラブストーリーである。
義理の兄弟である朱里(浜辺美波)と理央(北村匠海)、由奈(福本莉子)、由奈の幼馴染・和臣(赤楚衛二)は同じマンションに住み、同じ高校に通っていた。高校生活を過ごしていくなかで、4人は知り合い交流を重ね、次第に、由奈は理央に、朱里は和臣に惹かれていくが、様々な事情から、自分の気持ちに正直になれず、お互いの想いは、すれ違い、なかなか噛み合わなかった・・・。
4人の男女のラブストーリーとなると、ドロドロとした愛憎劇になりがちだが、そうはなっていない。4人の境遇、性格を巧みに変えることで、4人のキャラ、恋愛観が異なっている。また、男同士、女同士の友情もしっかり描いている。同性の友情と異性との恋愛の板挟みという青春時代に誰もが経験する設定であることも奏功している。これらの相乗効果で青春群像劇のような雰囲気を持った作品に仕上がっている。
朱里と由奈の組み合わせが良い。恋愛に奥手で何事にも消極的な由奈、積極的で社交的だが、周りへの気配りで本当の自己主張ができない朱里。福本莉子は、由奈の心の機微と成長を素直で無心な演技で表現している。浜辺美波は、これまで培ってきた幅広い演技力で朱里の複雑な想い、懐が深そうで実は純粋な心情を巧みに表現している。
理央と和臣の組み合わせも負けてはいないが、何といっても、理央と朱里の組み合わせが抜群である。外見は粗野でぶっきらぼうな感じだが純粋な理央と、理央への想いを抑えて周りのことを優先させてしまう朱里。キミスイ以来の共演となる北村匠海と浜辺美波の持ち味が最大限に活かされている。
キミスイから3年目の共演。二人の役者の成長をこれからも見守っていきたい。
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