劇場公開日 2020年7月17日

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「あなたみたいな子どもがいればねぇ・・・」ブリット=マリーの幸せなひとりだち kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5あなたみたいな子どもがいればねぇ・・・

2020年12月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 夫が大のサッカー好きだというだけで少年サッカーのコーチまで引き受けてしまったブリット=マリー。専業主婦歴40年で人との交流もあまりない彼女。田舎町特有の人懐っこさと、人生の再出発を決意したため、サッカーの勉強を始めることに・・・

 彼女の姉が交通事故で亡くなったこともずっと影響を与えていたのだろう。姉と一緒にパリで住もうと約束していたのに、結局旅行なんて一度もしていない。掃除・洗濯が得意技なだけに、そこから徐々に子どもたちや町の人と交流を深めていく過程が面白い。

 ヴェガや兄のサミ、そしてピザ屋兼何でも屋のおっさん、そして警官スヴェン。みんないい人たちばかりで、特に元コーチの目の悪いバンクが心を開いていくのも爽やかな感動を与えてくれます。案外やっていけるじゃん?

 人生の再スタートは還暦過ぎても大丈夫。観客も高齢の女性ばかりだったけど、すごく静かでお行儀がいい。みんな没入しちゃったのかもしれません。今からでも間に合いますよ~♪てな感じで。

kossy