劇場公開日 2020年2月28日

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レ・ミゼラブルのレビュー・感想・評価

全104件中、41~60件目を表示

4.0すごかった

2020年4月1日
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鑑賞方法:映画館
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吉泉知彦

4.5タイトルなし

2020年3月31日
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鑑賞方法:映画館

結末がどうなるかなというところで終わる。
奥行きが出てて良かった。
人物像が詰められてて、リアルだった。

グアダ役(黒人警察)の人間としていい人なんだろうなという魅力が忘れられない。目がきれいな人だった。

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むぎゅ

3.5市長?

2020年3月29日
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鑑賞方法:映画館

途中で出てくる「市長」は、ホームレスの中で「市長」というニックネームの存在かと思いきや、本当にあの街の市長なのね。
ラストシーンが印象的な映画でした。

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hanataro2

4.0人類の悲劇の縮図のようなこの街

2020年3月28日
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鑑賞方法:映画館

パリ郊外のモンフェルメイユ。荒れ果てた団地、移民たち、人種と宗教の問題、貧困。環境が人を育てる。ハードな環境で育つ子供たちの善悪の境界は曖昧だ。

秩序を守るためにあるはずの警察による理不尽な暴力の蓄積。子供たちの鬱屈の爆発は必然だった。

いい人も悪い人もいた。群れる人も群れない人もいた。それが微かな救いか。『事件』を撮影したあの群れない少年がラジ・リ監督なのかも知れない。

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エロくそチキン

5.0ラストシーンの意味

2020年3月28日
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ponta

4.0もう若くないさと君に言い訳できない

2020年3月27日
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『ぼくらの7日間戦争』風に観るか、
『デトロイト』や『シティ・オブ・ゴッド』風に観るか、その岐路にある@フランス、@世界中、というように観客に選択肢を与えるように優しく描いてある。

ゴム弾を子どもに命中させて、
オロオロするオトナたち。

子どもたちにとっては、
めんどくさいホウキは折る、
うるさいチリトリは壊す、
オトナなんてその辺に転がってるホウキやチリトリと変わらない。
なぜなら、ゴミ以下の扱いを受けている、
または、いたから。

そんな子どもたちもオトナになると、
髪を切って、もう若くないさと言い訳をしたのは、昭和のはなし。

時計じかけのオレンジのディムは警察官、
ワンダラーズのテラーは海兵隊、
ガキ帝国のポパイは機動隊、
三島と一緒に900番教室にいた奴らも、
多くはサラリーマン。
昭和のガキには受け皿があった。

クニ全体がもう若くないさと、
言い訳をしても、
対岸の火事はすでに足元まできている。

君も観るだろうか?
オトナ帝国の逆襲風の作品を。

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蛇足軒瞬平太

3.5ミゼラぶる余韻

2020年3月27日
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難しい

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寝落ちマン(次男)

4.5惨めなのはどっちだ?

2020年3月25日
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博物館、美術館は閉まってるし、ジムにも行けないし、私を救ってくれるのは映画館だけ。どうか、営業し続けてくださいませ。

レビューでけっこういい感じだったので、見てみた。ほんとに良かった。やたら音楽を付けないのも好き。硬派だね。

演技はつけてるだろうけど、たぶん素人で地元っ子らしい子どもたちが自然でいい。この子たちがあっという間に大人になって、サラーや市長みたいなゴッツい男になっちゃうのかしら。やだわ〜。

警察官も含め3グループの男たちが睨み合う場面なんか、むさ苦しいというか暑苦しいというか…。複数の男達が大声で早口でやりあうと、ほんとに怖いわ。

しかし、治安の悪い中、圧力をかけるやり方しかないと信じていた古参警察官。新参警察官が対話を用い、いったん騒動を収める。優位に立っていたはずが、簡単に立場が変わり焦る先輩、急に落ち着きがなくなってしまう。対話だけで解決はしないけど、少なくとも負のエネルギーは高まらないと思った。

ちょっとしたいたずらだったのに、想定外に痛い目にあったイッサ少年。憤懣やる方ないのは理解できる。でも、きっと話せばわかってくれると、期待しているよ。

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ぷにゃぷにゃ

4.5世界が羨む街の陰

2020年3月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

怒りにも正義がある。手にした権力を振り翳す、時局を甘じた横暴なる威圧者に投石する者は、時に、予想外な存在で有り得るものだ。無垢な存在が復讐に懸ける身となり襲い掛かる様と、善良な扉を開かんとする様が、極限で交差するクライマックス。幕が静かに閉じる瞬間に、脈打つ鼓動の速さに気がつくだろう。

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室木雄太

5.0エンドロールには鳥肌…

2020年3月25日
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ずっとギリギリ…
これがフランスの現実?
近い将来の日本にも…?

移民と、ではなく、階層の分断か…

もうねえ、見て!

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みけ

5.0リアルなフランスってこうなんだ。

2020年3月23日
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リアルなフランスの低所得の世界はこうなんだと驚いた。
薄っぺらい正義は通用しない暴力の感じがリアルでいい。臨場感がすごく、何時間でもずっと観ていたい映画だった。

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khapphom

4.0コソ泥少年が悪魔に変わるまで

2020年3月22日
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暴動に至る病、みたいな貧民窟の1日(だっけ?)の話。陽気な貧民街のコソ泥少年が悪魔に変わるまで、みたいな。いいところでスパッと終わる。
なんでしょう。面白いのだけど、たぶん、なんとなく、シティ・オブ・ゴッドみたいなのと比べちゃってるのかな、もうひとつケレン味があるほうが好きみたい、自分。

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ONI

4.0移民社会が生み出す格差、貧困

2020年3月22日
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単純

知的

「よく覚えておきなさい、世には悪い草も悪い人間もいるものではない。ただ育てる者が悪いばかりだ」 『レ・ミゼラブル』覚書その6第一部ファンティーヌ 第五編下降 。冒頭のユゴーの格言が心に響きました。移民、貧困が生み出す分断、格差社会のフランスでは移民1世、2世などが人口の4分の1以上を占め本作の舞台のような殺伐とした社会で生まれ育った人達のやりきれないお話です。いずれ来る日本での話でもあります。日本でも少子高齢化社会を迎え、AI社会による単純労働のロボット化による労働者大幅削減が予測される中でも目の前の労働力不足から工場作業員、建設現場、コンビニ店員、飲食店店員、海外労働者などの現場では主にアジア諸国から実質的な移民受け入れが進む中で他人事ではありません。現実的に大阪市生野区20%、長野県川上村15%、群馬県大泉町13%、長野県南牧村11%と人口に占める外国人流入が進む中で今後2世、3世が増加し国籍や肌の色が多様化する社会が進んでくるのは必然ですよね。光と影でいう光の部分ではダルビッシュ、大高なおみ、八村塁、サニブラウン、ケンブリッジ飛鳥などスポーツ部門ではハーフ、クオーターの活躍はすでに当然の流れです。今後、日本でもアーティスト、俳優などでも純粋日本人ではない肌の色の違うスーパースターが生まてくる日も近いでしょう(戦後から芸能界における朝鮮系の方々の活躍は周知の通りですが)影の部分として本作のような殺伐とした社会が点在していく社会も出てくると思います。

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tomクルー

4.0あまりの展開に、観客は唖然とするしかない。

2020年3月22日
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悲しい

怖い

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shiho

5.0正当ともいえる爆発

2020年3月21日
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見ていてヒリヒリしました。
目まぐるしく動く画面に酔いそうになるが、気持ちよくなる映画じゃないですからね。

「憎しみ」の1995年から変わらぬ現実。

植民地支配からの歴史、グローバル時代の格差固定、世代間の意識。
色んなグループに分かれ分断された中、関係を取り持つ事はもはや不可能なのか。

日本ではテレビなど相変わらず、フランスといえばオシャレで綺麗なパリでそこには白人しかいない。
実際は、歓喜に沸いた18年も98年当時もフランス代表において白人は少数なのに。
我々日本人もいつまで他人事でいられるか。

終わりはあれしかなかったでしょうね。

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ルーローハン

5.0大人からの暴力を受け少年は、悪のカリスマになる。

2020年3月21日
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夏のパリ郊外の犯罪多発地区モンフェルメイユに転属されて来た警官のステファンが、同地区出身のベテラン二人とトリオを組んでパトロールに出る。
スラム化した高層団地地区では、ジプシーのサーカス団から赤ちゃんライオンの盗難が発端で地元ギャングと一触即発に。

アメリカやブラジルの話しかな?と思うほどに荒れた雰囲気で、近年イエローベストデモなどがある2019年のフランス・スラムの実態をドキュメントタッチだが、緩急のある演出と映像でリアルを見せられる。

右往左往の末とりあえず、騒動を収めたと思った警官達と我々観客も、最後の数10分で少年イッサから、凄まじい復讐を受けて、奈落に落とされるラストは、結構な衝撃。

日本の女性層向けに入ってくるシャレオツなパリ物映画の裏側で、起こる格差と貧困と犯罪に鋭い視線があり、若干もたつくところもあるが、今見るべき作品

ジプシーサーカスの子ライオンを、ある種の無邪気さから連れ出した少年イッサは、父親やジプシーや警官などの大人達から暴力や抑圧を受けて、驚くほどの統率力と巧みな戦術で、復讐を開始する姿が、悪のカリスマの誕生物語を彷彿させる。

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ミラーズ

4.0絶望の闇

2020年3月20日
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闇が深い。

小説「レ・ミゼラブル(あゝ無情)」の舞台として知られ、現在は犯罪多発地区の一部となっているパリ郊外のスラム街の現在を描く。
小説は愛に生きる人々のすれ違いと時代が生んだ不幸を描いたが、ここには一切愛がない。
権力と暴力を振りかざす悪徳警察官、市長とは名ばかりのチンピラの元締め、元ギャングのボスでモスクの運営者、粗暴で無学なサーカス団、そしてすべての大人に虐げられる子供たち…
移民と低所得層だけが暮らす街の混沌で、悪意と暴力と愚者しかない無情。

小説「レ・ミゼラブル」の六月暴動に相当する暴動シーンがあるが、それはそこに生きる者たちの「怒り」そのものだった。

創作であり、実際に起きた事件ではないが、ラジ・リ監督の実体験がベースになっているということで、一定のリアリティを感じた。

多様性を認めた理知的に話し合いで解決したいと考える警察官ステファン(ポマード)の存在はおそらく監督の現身(うつしみ)であって救いであると感じた。
それと同時に、彼であってもどうにもならないほど、すでに人にも街にも絶望するしかないことが無残であった。

圧倒されるとともに、問題提起のみで解決方法がない現実の重さがのしかかり、陰鬱な気持ちになった。

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コージィ日本犬

4.0北風と太陽

2020年3月19日
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不安や恐怖が生む不自然な抑制
そこで保たれている均衡は、噴火目前の巨山のよう。
こういう映画を観た後に洩れ出る、自分の境遇への感謝は陳腐な感想だけど。

でもやはり、基本的な暮らしがおくれる日常があり、根底に安心があり、大小あれど精神に余裕という太陽が照っていて。

自ずと主体的に他者を思いやれること。
その輪が自然と拡がること。

秩序なき正義より

規律ある自由

これが健全。

そんなことを、ドローンのように俯瞰。

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グリーン

4.0生まれ育つ環境次第で子どもはどの様にも育つ。 最後のヴィクトル・ユ...

2020年3月17日
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生まれ育つ環境次第で子どもはどの様にも育つ。
最後のヴィクトル・ユーゴーの言葉が胸に刺さります。

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やまぼうし

4.5最後の一文

2020年3月17日
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59本目。
自分が思ってた事が最後の一文に。
そうなんだよな。
でも自分がこの映画に出てたら最後の方は、冷静にはいられないと思う。

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ひで