「すべてに私が存在する」レ・ミゼラブル テレサ姉さんの映画レビュー(感想・評価)
すべてに私が存在する
冒頭から展開される,民族,種族間の憎しみ・いがみ合いが頂点に達するかと思いきや,終盤にいたって世代間の断絶があらわに。日本人には理解しがたい,ある種,そう状態とも言える様相の人たち。これも一つの様式美か?そこからの粘り腰の交渉が・・・だからネゴシエーターって海外にはいるんだなあ。日本にもいるかもしれないけれども,困難度がけた違いだと思われる。
ロマのおじさんたちがいきなり凶暴なのにビックリ。「ジョニーを帰せ」で犯人を問答無用でぶち殺しそうな勢い。住人たちは警官におべっかを使うか,憎しみをぶつけるかのどちらかしかない。
こんなところで働いてたら,誰でもクリスみたいになると思った。
そして合間に挿入される,それぞれの生活。それぞれの人生。みんな人間で、みんなそれぞれの人生を生きてる。
イッサはどうしようもない悪ガキに見える。でも大人から理不尽に押さえつけられてさらにダークサイドに転落?
私は彼が火炎瓶を投げなかったと信じたい。投げたらジ・エンド。ステファンはイッサを撃たなかったと信じます。
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