「お腹いっぱい食べさせてあげて!」レ・ミゼラブル shokotenさんの映画レビュー(感想・評価)
お腹いっぱい食べさせてあげて!
何もリサーチなく鑑賞し、題名から
希望に満ちた作品かと思っていたので、
冒頭から、あら、ちょっとこれは
違うわ!で、え?んま!えー!の連続でした。
途中、お腹を空かせた子達が、
屋台のおじさんに、食べ物をねだる
シーンがありました。でも、お金が
ないので、邪険にあしらわれてしまいます。
わたしの経験上ですが、子供の心とお腹は
連動していると、つくづく感じます。
つまり、お腹がいっぱいになれば、
心も満たされるんではないかと。
できるならば、手料理であればなおよし。
料理そのものより、作る過程の
例えば、包丁でトントンとまな板を
叩く音や、蓋を開けた時にモワッと
たつ湯気の情景や、鼻腔をくすぐる
匂いがあれば、尚のこと、お腹だけどはなく
心も幸せで満たしてくれると思うわけです。
すると、不思議なことに、粗悪な
思いに負けない丈夫な心も育まれる
という図式になるよな気がします。
特別な事はしてあげられなかったけれど、
3人の野獣に近い笑息子達を
育てた、わたしなりの子育てで得た、
確信であります。
様々な状況があり、食べるに
食べられない子供達がたくさん
いると危惧します。
もちろん、親や周りの大人が
見本となる行動や振舞いを示すことは
大切ですが、その前に、どうか
お腹を満たしてあげて!
そしたら大丈夫!と、叫んだ作品でした。
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