「北風と太陽」レ・ミゼラブル グリーンさんの映画レビュー(感想・評価)
北風と太陽
不安や恐怖が生む不自然な抑制
そこで保たれている均衡は、噴火目前の巨山のよう。
こういう映画を観た後に洩れ出る、自分の境遇への感謝は陳腐な感想だけど。
でもやはり、基本的な暮らしがおくれる日常があり、根底に安心があり、大小あれど精神に余裕という太陽が照っていて。
自ずと主体的に他者を思いやれること。
その輪が自然と拡がること。
秩序なき正義より
規律ある自由
これが健全。
そんなことを、ドローンのように俯瞰。
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