「トラのTシャツ」レ・ミゼラブル Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
トラのTシャツ
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2018年サッカーワールドカップ優勝に沸くパリ郊外モンフェルメイユのスラム化したボスケ地区を受け持つ警察官、BACと住民達のトラブルの話。
市長と呼ばれるボスのグループとケバブ屋を営むイスラム教グループにBACと繋がるグループ、更にロマが入り乱れる混沌とした地域で、イッサという悪ガキがロマのサーカスからライオンの子供を盗んだことでことが起こって行くストーリー。
バス停で大麻を吸う15歳の少女への対応や少女のリアクションを見るに、日本人の常識では測れない彼らの日常が背景にあるのがみてとれる。
(フランスでは喫煙は18歳以上、大麻は違法だけど含まれてる成分量によってはOK)
背景を知ってか知らずか判らないけど、ただひたすらイッサの擁護をするどころか後を追い物を投げつける仲間の少年達とか、この件は別としてもそれまでの横柄さが背景にあるとはいえど、仕事として真っ当に対応している警察官に対する子供達のリアクションが強烈だし、恐ろしさを感じる。
そこからのBACの対応の黒さと、問題を提起してのぶん投げっ放しっぷりは、知っているつもりな輩の鼻っ柱を折るには充分だし、投げっ放しなのにここまでの衝撃を与える流れに興奮した。
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寝落ちマン(次男)さんのコメント
2020年3月30日
あっちの話の通じない輩も🤬🗯、サラったりヤっちゃったりどこまでokなのか異国感覚でよく分からんのがコワいすね。
🦁お説教はなかなかナイスだと思いましたが、イッサくん‥死んでも治らなそう😔