「途中までは悪くないがラストが嫌い」レ・ミゼラブル kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
途中までは悪くないがラストが嫌い
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子ライオンが盗まれた事件を巡り巻き起こる騒動。盗んだのは手癖の悪い少年。彼を捕まえたはいいが、周りには彼の友人たちが数多く抗議している。そこで起こったゴム弾の発射。問題はいろいろあるが、1番大きな問題はドローンで撮影されたらしい動画の存在。なんと現代的!
その事件が収まったあとに待ち受けていたのは発射されたゴム弾で怪我をおった少年とその仲間による復讐だったってオチ。
なかなか緊迫感があるし、ドキュメンタリーみたいなカメラワークも悪くない。どっちに転んでも嫌な結末が待ってるだろうなと思っていたが、観てる人間に丸投げのラストだった。そんなんありかよ!
しかもその後の字幕はかなり説教臭くて好きじゃない。書いてある内容はわかるけど、あそこでドヤ顔でドーンッ!って出されると拒否反応を示してしまう。
移民、宗教、ドラッグ、貧困、様々な問題が絡み合う地域ってことはわかるんだけど、そこまで貧しいとか移民差別や宗教差別が激しいという描写もなかったような。刑事がそれらしきこと言ってるけど、刑事の言うことだからな。信用ならねーやって感じがして、事態の深刻さを伝える意味ではやや物足りなかった。
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