パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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前半と後半でハラハラの仕方が違う作品。 社会派映画も観ますが、これ...
前半と後半でハラハラの仕方が違う作品。
社会派映画も観ますが、これはあまり好きじゃないかな
植物のヤドリキのような半地下家族、見事に描いてたけれど、こんないう...
植物のヤドリキのような半地下家族、見事に描いてたけれど、こんないうまくいくのかな?
計画は立てない方が良いという父親の言葉に変に説得力があったが、「そんなことないやろ」と思ったが、立てても結局、計画通りに行かないのが小生の場合は常なので。
いやいや、やっぱりこれからもちっさいながらも何らかの計画を立てて人生を過ごしたいと思った次第だ
大きな感動はなかったけれど、また、見たくなる映画だ
人生で1番泣いた1番好きな1番おススメの映画。アカデミー賞に選ばれるのが納得。何もかもが完璧マジで。
物語の構成も関係も順番もオチも総合的に何もかも完璧。
正直何回見ても飽きない。
途中までおもしろい流れでとてもワクワクするし、
途中から現実に直面して少しハラハラするなど、全ての感情を順序よく含んだ最高の映画。
最後はとても感度。。今までの人生で1番泣いた映画。。。
ハッピーエンドでもないが伏線などがたくさんあってとても深い苦いラストは、
胸に強く刺さり涙が止まらない。
一生の思い出に残る、今までで1番好きな映画。
アカデミー賞に選ばれるのが納得。
映画史上1番のおススメです。
本当に。
半地下暮らしの有能一家がパラサイトしている側とみていましたが、豪邸...
半地下暮らしの有能一家がパラサイトしている側とみていましたが、豪邸に住むさほど有能ではなさそうな金持ち一家が実はパラサイトしているようにもみえてきました。
能力や努力に関係なく持つ者と持たざる者に分けられ、後者の痛みに気がつかなければやがて悲劇が訪れるということでしょうか。
そういえば仕事の割に税金を湯水のように使ってしまうお偉いさんたちも寄生しちゃってる側に思えてきました(違ったらごめんなさい)
かくいう私も誰かにパラサイトしているのかもしれません。例えば貧しい国や次世代の人たちに。。。
ぜひもう一度観たい映画です。
中途半端
ぽんさんの作品にしては、
何もかもが中途半端な気がした。
いつもはもっとえげつないし、
おっかないし、笑えるし。
全然想定範囲内の落ちも、
わかりやす過ぎて苦笑。
ぽんさんの作品でなかったら、
普通に面白かった、と言えるのだけど…
持てる者と持たざる者の格差を明確に描いた傑作 スクリーンから匂いがするような生々しさ
試写室の小さなスクリーンでしたが、「すごいものを見てしまった」という久しぶりの感覚がありました。スクリーンから匂いがする映画。脚本も、演出も、カメラワークも、もちろん演技もすべてが完璧で、圧倒されて言葉が出ない、これが映画だと思いました。ポン・ジュノ監督が描く“家族”は常に生々しく心を揺さぶられますが、「パラサイト」は別格です。
持てる者と持たざる者の格差を明確に、あふれんばかりの感情とともに描いていました。物語として寄生する側に立ったのは持たざる者でしたが、実際には持てる者も持たざる者に寄生、依存しなければ生活を維持できないさまをありありと映したのも印象的です。
当時米アカデミー賞作品賞有力と言われていたどのハリウッド作品よりも、衝撃的でカタルシスがありました。韓国企業が出資して、韓国人監督が撮った、全編韓国語の完全なる韓国映画。高く厚い壁があっても、これが作品賞を取らなかったら、私は一生アカデミー賞に失望すると本気で思った1作です。
貧困には幸せはないのだろうか?
貧困テーマにした映画でアカデミー賞受賞作品ということもあり期待して観ました。
■格差社会を分かりやすく映像化。
分かりやすく金持ちに寄生する貧乏人を描いています。
格差社会という問題を真っ向から言葉でなく映像で描いており、
圧倒的に高いエンタメ度と先が読めない展開で見入ります。
■貧乏家族4人はしっかり働いている
学歴詐称して、家族であることを隠して、前の使用人も追い出して…。
やってることは相当悪辣なんだけど、キム家の4人はきちんと働いてるんですよね。
雇い主を騙して、仕事もせずに金を取ろうとしてるわけじゃない。
家庭教師も運転手も家政婦も、きちんと期待通りにこなしてる。
つまり彼らには仕事をする能力があるわけです。
彼らにないのは、ただ学歴や信用や経歴…雇われるための資格を持たないというだけで。。。
■金持ちであるパクさん一家も良い人たち
典型的なセレブで、たぶん彼らは生まれながらにそうで、
いろいろと浮世離れしたところがあったり、天然で無神経さはあったりはするんだけど、差別意識とか、上から見下す傲慢さとか、金持ちキャラに安易に当てはめられがちな「嫌味なキャラ」ではなく基本的には「良い人」なんですよね。
これはこれで、とてもリアルでフェアな描き方だと思うのです。
■ジャージャーラーメンが美味しそう!
韓国では「チャパグリ」と呼ばれ、ジャージャー麺のインスタント「チャパゲティ」と、
もちもちした麺とピリッとした味のラーメン「ノグリ」を掛け合わせて作られる。
すんごいジャンクそうですが、具材に国産牛ステーキのような高級肉を組み合わせて、めちゃ美味しそうで、思わずマネしたくなりました♡
ここはコメディー部分になるので、8分で作れるか~~!!
・・って突っ込んだら負けw
■貧しさの匂い
この映画では半地下の匂いが染みついたお父さんがピックアップされているが
家族全員同じ匂いがすると金持ちのパク一家の息子が言って全員うろたえるシーンがありました。
どんなに私たちは『普通の人間ですよ』・・と装っていても隠し切れない匂い。
本人達は日常で慣れてしまった匂いだから気付かないんですよね。
これって私たちの環境でも起こりうる場面じゃないですか。
例えばヘビースモーカーの人を車に乗せた時に「くさっ!!」・・ってめちゃ思うんですけど本人は気づいてないんですよね。
洗濯してないんだろうな~って人の匂いとか・・
世の中には沢山、【匂いで分かるその人の環境指数】があるんですよね。
だからこそ、匂いってとても大事だと思いますね。
■面白いけど後半はしんどい・・
深刻な社会問題を軸にしつつもコメディあり、家族愛あり、緊迫感あり、グロあり、恐怖あり、後半は血とかけっこうドバドバ。。。。トイレから汚水ドバドバ。。。
観てて気持ち悪くなって色々しんどい。。
広がりすぎた貧富の差は人がまともに生きることすら阻害させてしまうのです。
■万引き家族を彷彿させる
この映画は「万引き家族」に近い印象を受けました。
「万引き家族」の家族たちも、みんな悪い人たちじゃなかったし基本的に心優しい、
いい人たちでした。あることをきっかけに破綻していく感じも似てますよね。
万引き家族では評価★4.0にしましたが、この作品は・・・最後がしんどくて・・
希望がなくて・・・見終わったあと、暗くなってしまい・・★3.5にしました。
これが現実でリアルなんだろうけど。
名シーンを繋いで作ったイメージ
同様のこと言ってる人が結構いるようですが
「つまらなくはないけど傑作ではない」
作品。
どこかで観たことあるようなハラハラシーンばかりでオリジナリティを感じられず。
作品前半の核である家政婦の追い出し方、後半の殺人に無理があり過ぎてダメ。
1月に名画座で観たけど書くの忘れてた。
社会派喜劇かと思っていたら…
何がスゴイって、終始「貧富の差」を徹底的に描いていること。一見なんともないシーンも含めて、(種まきだけに止めるのでなく)最後まで一貫して「違い」を描き続けていることに、この映画の価値を感じた。ふとした発言の一つをとっても、どこか「異質」がある。
「勝ち組」と「負け組」を生み出すもの、彼らの違い(生活の質や思考など)、別の「似た者」の存在を認めたときに表れる人間の本性 etc... その全てのトピックが出揃うころ、終焉に向けて畳み掛けてくる。
それにしても、キャスティングが見事だよ。
ソン・ガンホ × イ・ソンギュン
存在感だけでキャラクターを体現できる組み合わせは、他に選択肢無いのでは。+0.5
画面越しでもニオイそう
そのくらい地下のじめッとした
汚い感じが忠実に演出されてました
ストーリーは前半はポンポンと進んで
見入ってしまったけど
後半大雨のくだりらへんから
ちょっと飽きた
ラストでもう一回見入りました
普通に面白いけど、
そんな大絶賛されるのは、ちょっとわからなかった!
食わず嫌いでした
エンタテイメントとして素直に楽しめればそれで良いと自分を納得させた。日本と近い背景だけに、ニオイや湿度までリアルに想像できてしまうことがマイナスに働かないかと先入観を持ってしまっていた。それが全くなかったとは言わないが、楽しめたのは素直に良かった。
脚本は確かによく出来ている。毒っ気のある映画。
映画館で見損ねた映画。評判通り、面白い。基本的に左翼思想の強い、毒の強い映画は好きではないのだが、これだけ脚本が面白いと引き込まれてしまう。このドタバタ劇をどう終わらせるのか?と考えながら観ていたが、僕の考えていたシナリオのうち最悪の終わりかただった。
パラサイトよ去れフォローミー・オーケー?
先日、殴られた。
勤務態度を注意したところ、逆ギレした同僚=14歳年下=に馬乗りになって殴られたので(笑)
半地下のキム一家をば私は、ええ、そうですとも、上から目線で語らせていただきますよ。
とち狂って奥様一家をやっちまう底辺家族のどうしようもない物語でした。
ギャグで盛り上げた前半は笑ったけれど、臭い=貧困層への生理的嫌悪感を、そして貧困層に対する警戒喚起を、結局はハイソサエティに耳打ちして終わる終局ではないでしょうか。
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知人が高層高級マンションに引っ越したのだが、ご近所とのお付き合いもスマートで、共有スペースもゴミひとつ無し。トラブルもなく 暮らしぶりはすこぶる快適とのことだ。
地震があっても直後には最優先でライフラインが復旧した地域。それもそうだろう、県庁と市役所と裁判所に隣接しているのだから。
ランクを突き抜けたそのような億ションだと、入居者がふるいにかけられていて“ゴミ”とか“お育ちの悪い人たち”を遠ざける効果があるらしいのだ。
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見終わって、そして殴られて、我が身に得心したのは 「ローソサイティーとの付き合いはよっぽどの注意が必要ですよ」という「分断けっこう」の勧めだった。
ボンジュノ監督は韓国の386世代。
つまり朴正煕大統領の圧政に抵抗して民主化運動に立ち上がった世代。
それゆえ監督の思想とこれまでの映画作りのスタンスは「格差打倒」であり、“底辺の民衆の側に立つ”ものの筈なのだが、本作ではちょっと変化が感じられる ― その「底辺」を愚民として、いくらか冷ややかに突き放して見ているところがボンジュノとしては異質であり、ギャグであり、興味の持たれる新境地なところだと思う。
受賞ラッシュだけれど
どの社会的階層の視座から観たかによって、この映画から受ける教訓は変わるのだと、つくづく思うし、
韓国本国でどんな人たちによって本作が支持されたのか、あるいはカンヌやオスカーがどこに重点をおいてパラサイトを評価したのか、いろいろと思いを巡らした鑑賞後感だった。
とにかく、
各国での観客動員数は軒並み新記録とのことだが、
鑑賞後に起こり得る反応は・・
①腹立たしい金持ち連中をやっちまえと指をポキポキいわせる階層、
②セキュリティにはもっと金をかけるべきだと震え上がった階層、
③そして双方の戦いを面白おかしく見物できる野次馬と。
この3パターンが生成されるだろう。
日本では「あなたの生活レベルは?」と調査すると「中の上」との回答が多いらしいんだが、本作は、地下と地上の合間で自らの居どころを探っている多くの人々を含め自分はどのパターンに当てはまるのか、その「階級意識」を問う【いじり映画】として仲々のものだと思った次第。
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で、
私を殴った男とは、以後口をきいていないが、彼がこの映画を観たら再度襲いかかってくる気がするので、輩に推薦するのは控えたほうが良い。
映画の「レビュー」ってもんは、鑑賞時の自身の状況・メンタルがそのまま反映されて、評価の左右は一変するものだ。
興奮状態のこのレビューがその良い例だ。
トトト・ツーツーツー・トトトの満身創痍 きりん
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