パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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格差社会の映画というよりも、サイレント・インベージョン(静かなる侵略)の映画だと思う。
劇場公開していた時、英語以外の映画として初めて米国アカデミー賞作品賞をとったりして、皆いい映画だと言っていたけど、あまり見る気がしなかった。
一つは最近の米国アカデミー賞をあまり信用していないのと、もう一つは韓国映画だったから。
韓国映画は、韓国や韓国人が信用できないから見る気がしない。
映画はだいたい作り話だし、面白ければいいわけで、国やその国の国民は関係ないかもしれない。
だけど、例えばすごい純愛映画で、感動して泣いたとして、それを演じている俳優さんが、スキャンダルまみれのゲスだったらどうだろう、それでもそれとこれとは別と言えるのかな?
言える人はいいけど、自分はそうはならない。
必ず、感動や金を返してほしいと思い、見たことを後悔する。
今までの韓国や韓国人の、日本や日本人に対する言動や態度を考えたり、従軍慰安婦問題や徴用工問題のニュース見た後で、韓国映画やドラマ見たり、あるいはKポップ聞いて楽しめる人のメンタルがうらやましい。
それだけのメンタルがあれば人生バラ色のお花畑なんだろうなと思う。
とはいえ、自分は映画ファンだし、面白い映画だけでなく、つまらない映画も見る主義なので、メンタルは弱いけど、見ることにした。
でも実際に見てみたら、そんなに感動するいい映画というわけではなかったけど、面白かったし、米国アカデミー賞とった意味もなんとなくわかった。
たぶんこれ是枝監督の『万引き家族』の成功を見て、似たようなものを作って、一儲けしようみたいなところで、作った映画だと思う。
韓国の人はいつも日本を見ていて、日本のいいコンテンツを見つけると、一応外人だからどうしたら外人にうけるかわかるみたいで、そこを改良したものを作る。
しかもリスペクトしていないから、リスペクトしていたら絶対にできないようなことも平気でできる。
それでうまくいっているのかもしれないけど、たぶん『万引き家族』よりもいい映画になってる。
『万引き家族』は日本社会を表していないけど、この映画は韓国社会を表していると思う。
普通の映画評論読むと、韓国はもちろん世界的な格差社会を表しているからいい映画で、米国のアカデミー賞とったんだみたいなこと書いてある。
でも見たら格差社会のことはあまり扱ってないので、違うと思った。
たぶん米国アカデミー賞とった理由は、騙して、寄生して、いろんなものをとろうとするところじゃないのかな?
日本から見たら韓国って正直そういう国だし、アメリカから見てもそうだと思う。
たぶん韓国だけではなくて、中国や北朝鮮まで含めて考えていると思う。
アメリカは中国や韓国、北朝鮮に寄生されて、いろいろ納得できない手段でいろいろなものをとられたあげく、北朝鮮は最初からだけど、結局中国は敵になったし、韓国もそれに近い感じになってる。
そういうことを、変な感じで韓国映画にアカデミー賞とらして、世界に発信したかったのでは?と思った。
結局上げてるようで下げてるみたいな、人種差別してないようでしてるみたいな、トランプ大統領に対抗しているみたいで、同じことをしているみたいなことになっている。
見方によって自分の好きに考えられるので、いろいろな意見を持つ人の考えがまとまってしまったというところかな?
米国アカデミー賞はあまり信用していないけど、いくらなんでも自国の作品とばして、わざわざ最優秀作品賞にするような映画ではないような気がする。
That’s Entertainment!!!
嫌韓な皆様もK-POP大好きな皆様も、美味いキムチは食えばイイし、不味い乙類焼酎は飲まなきゃイイ。文在寅が嫌いでも安倍晋三が嫌いでも、仙台浅草のサムギョプサルは食べたほうが幸せになるし、「パラサイト 半地下の家族」は観るべきだ、あなたが映画好きを自認するならば。
韓国映画を観るのは「サニー 永遠の仲間たち」以来2本目の超ビギナー。なもんで、ポン・ジュノ監督もソン・ガンホも知らないし、この二人がゴールデンコンビと呼ばれているのも初耳です。
監督本人が「どんでん返しだけを狙った映画ではないが、決してネタバレをしないように」と言っているそうなので、ざっくりとした感想を。
一本の映画にあらゆる娯楽の要素を「これでもかっ!」と詰め込んだ本作(SF要素こそありませんが)。しかもそれらがすべて一線級に素晴らしく、さらに雑多になっていない。僅かなエロスも、乳首が無くともなかなかにエロい。ハリウッド映画が好きな人も単館系が好きな人も、邦画が好きな人も、韓国映画が好きな人も、もしかして映画をあまり観ない人でも素直に「面白かった!」と漏らすんじゃないか?これぞ映画、これぞエンターテインメント。汚物噴き出すトイレでタバコを吸う妹・ギジョンの姿は、パルプフィクションでタバコを吹かすユマ・サーマン並みにカッコいい。ポスターにして売って欲しい。
それにしても韓国人がうらやましい。日本に住んでいる以上、半地下に暮らす人々のことも、潰れた台湾カステラ店のことも、ソウル大学を4回受験したことも、ジャージャー・ラーメンの味も分からない。これらの意味を「理解しようとして」ではなく「景色として」感じることができる韓国人だけが、この作品を100%楽しめる。映画とはそういうものなのだ。フランス人に、万引き家族で描かれた「昼下がりに食べるそうめん」を理解できるか?ということだ。
とは言え、国籍や人種に関わらず絶対観るべき「パラサイト 半地下の家族」。超傑作です、マジで。観た人と酒飲んで語り合いたい、ホントに。
トレイン・トレイン
暗い雰囲気の映画
半地下とは、、、
第92回アカデミー賞作品賞受賞作品。
その他監督賞、脚本賞、国際長編映画賞など主要タイトルを総ナメし2020年の映画界を席巻した奇作。
色々考えさせられるが少なくとも自分の育った環境の有り難みを再認識した一作。
貧富差の拡大というグローバルに深刻化する問題を取り上げ、予測不可能な怪作に仕立て上げたエンターテイメント。
韓国映画に多少の食わず嫌いを抱き、DVDで鑑賞しようと思っていたがある意味劇場で鑑賞してよかったかもしれないと思わせてくれたあっという間の132分。
寄生すること。すなわちパラサイトとは何かというポンジュノからの問題提起を帰路の車中で
私は静かに考えさせるのであった。
我が家に着いた後、床下の収納スペースや
クローゼットの中を念のため確認したのは
私だけではなかろう。
88点/100
韓国らしいジメっとさ
低水準の生活環境を抜け出すには?
生活目標に乏しく、低水準な生活環境に慣れて暮らす主人公一家が、富裕層一家の信頼を勝ち取り、生活のお手伝いを始めるが、羽目を外し、事件を引き起こしてしまう。
何というか、目標があれば、それなりに仕事はこなせるのに、目標が乏しいから、今の生活環境に順応しようとするのではないだろうか。そんな様子が、ある種の負のスパイラルを作り出しているように感じた。
差別的な発言は人を狂わせる様子や、制御できない状態に陥ったときの人の脆さがラストに向かって描かれていた。極端に悪い人が出てこないが、そうした展開が終盤の緊張感を作り出し、見応えはあった。
格差は問題なんだけれど、単純に人が悪い、社会が悪いで断定できるものじゃない。とは言え、最初の友人の画策が全てのきっかけを作ったことを考えると、ちょっと悪知恵を持ったインテリ層が一番タチが悪い。
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