パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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皆様、どんな計画をお持ちです?
いつも思うんです。私が映画ひとつ観たところで、世界は何も変わらない。
私に染み付いている何か。柔軟剤変えたところで、変わらない何か。その何かを、本作の登場人物に当てはめると、誰に当てはまるのかしら?。そこでどんな計画を、私は持つのかしら?。
意味の無い問いかけです。ただ世界中の人が、同じ問いかけをしたのなら、どんな計画が…。
監督さんが、何を考えて本作を撮ったのかは、解りかねますが、このざらついた感覚が、アジア、ヨーロッパ辺りで、共鳴していることに、戸惑いを禁じ得ません。ヒトは、果て無く分断する定めなのか、くい止めるプランを切望すること自体、間違いなのか。これまた、答えの無い問いかけですね。
私達は、ユートピアを計画して、ディストピアを造ったのでしょうか?。あるいは、ディストピアにいるからこそ、ユートピアの存在を、確信するのでしょうか?。監督さんの心の内を、覗いてみたいものです。
取り急ぎ、ノープランで本作を、御覧ください。そして、どんな計画をお持ちになります?。それとも…。
得体の知れない魔力が宿る
2回目の鑑賞
山水景石の受渡しから導かれ…
改めて“半地下”(=社会的立ち位置)からの視線を追う。
計画に基づく偽装と虚言が吐き出され、予想外の真相と本音が入乱れる展開で、全編に漂う「不幸中の幸い」に畏敬の念すら抱きかける、噂に違わぬ作品であった。今はただ「無計画」で生きることを願うばかりである。
後半からのハラハラドキドキ
キャンプから帰ってくるってわかってたけど、
ハラハラドキドキしました。
観終わった直後に思った事は
「ん、真面目に働こ。」でしたw
変な理屈や言い訳は捨てて
とにかく"やろう"と思わせてくれました。
お金に困ってる人は観たらなにか響くと思います。
無計画な計画
作品の中で最も印象に残った場面は、貧困家族の父が息子に向けた言葉、絶対に失敗しない計画は無計画だという場面です。
韓国の格差社会、貧富の差を描いた今作品では、あらゆるものが対比されており、それは雨であり匂いであり。対比の効果も相まって、父が残した言葉、伝えたかった思いが一層心に染みました。
階段と匂い 加筆
黒澤明監督の「天国と地獄」をやっと思い出した。この映画でも、崖の上には社長の豪邸、崖下は貧しい青年(若くて美しい山崎努)が居る。
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笑える箇所があったこと、かなわないかも知れないけれど希望と夢を見せてくれて、ありがとう。ここでも、階段なんだ、下がっていく。「ジョーカー」みたいに。そして、匂い。これが一番辛かった。映像も音楽も美しくて素晴らしかった。イタリア語の曲もとても良かった。韓国の役者さん、みんな上手い!
ソン・ガホンやっぱりいい
いやぁ〜面白かった。最後までしっかりとカタをつけたストーリーもすっきり。これぞエンターテイメント。一人にぎの財閥大富豪の俗物ぶりを描く。それを貶める詐欺師に正義を与える。観客はその世界に入って痛快に感じる。法的にも償いを描き、未来も描いて、すっきり感を与える。観客に評価を委ねることもなく、ちゃんと答えまで用意されていたように感じた。しれにしても、ソン・ガホンはやっぱりいい。「タクシー運転手」を観てずっと気になっていた俳優。今回もその魅力に惹かれた。
ちょっと新鮮さと刺激あり 見て良かった
映画ドラマなので、想像を超えた奇想天外がおこる
日本映画にはないカメラワークや、表現があり刺激をうけた
暇な時間なく、最後まで一気に見れた
最終的には色々考えさせられた、良い映画だったと思います
所々に小ネタ
「貧富の差」のテーマ性が話題だが、それより、脚本(ストーリー)の面白さが秀逸だと思う。雨の夜に全てが一転してしまうスピード感とハラハラ感。「パラサイト」という題に隠された意味の「してやられた」感。あちこちに仕込まれた小ネタ。
理屈っぽさは韓国映画の常だからしょうがないか。
前情報は少ない方が面白い
正直、韓国映画だから…と思い見る気がなかったのですが、受賞歴 高レビューを見て、貧乏な家族が金持ちの家に入り込んでいくという、浅い情報で見ました。
前半のコメディタッチから、中盤終盤までの展開の読めなさ、わくわくゾワゾワ感が格別です。
色々書くとネタバレになってしまいます。
騙されたと思って見に行ってください。
記憶喪失になってもう一度、まっさらな状態で見たいと思いました。
陽の当たる場所
仕事がなく、不便な半地下の物件にすむ一家が、チョロい金持ち美人マダムを騙し、身分を偽って豪邸での仕事を手にし、途中まで全てうまく行っていたが・・・という話。
コメディ感溢れる前半と異なり、嵐の夜に起こった予想外の出来事からは一気にどぎついサスペンススリラー(もはやホラー?)な展開に。
最初はうまく計画通りに行っていたが、それだけに想定し得なかった事態に陥ってからは、対処できず窮地に陥る家族。
計画はたてない方が良い。しかし、それぞれが突発的にとった行動がさらに不幸な事態になりえるのか。ネタバレ厳禁な作品ですが、結局は全て貧困がもたらす悲劇ということか。
虚しさと恐ろしさの溢れる良作でした。
飽きない構成
序盤はわりとコメディに近いテンポ感のある面白さで始まり、中盤の展開から衝撃のラスト、からの締め。
いろんな展開が起こって見てて飽きない映画でしたね。無駄なシーンって感じのものがなかった。
その合間で見える格差社会への投げかけやプライドetc考えさせられる良い映画でした。
そしてチョヨジョンがキレイ。
あんな騙されてたらやばすぎだけど、笑
貧富の差、顕著の韓国社会を象徴する作品
2/10アカデミー賞。作品賞ノミネートの中では圧倒的に『ジョーカー』推し。アジア作品で話題のノミネート『パラサイト』を鑑賞。ジョーカーも同じく貧富の差、格差社会の拡大は1989年ベルリンの壁崩壊によって資本主義社会が思考的勝利を飾ってから30年の当然の現実。それが顕著の韓国社会を象徴する作品。貧する社会が富める社会への羨望が憎悪に変貌し、その不幸を企図する。未来を見る自分の感情に切なく入り込み、染み入る作品。
想像を裏切られる展開がクセになる
エンドロールが始まったときに、
「うわぁ、これは面白いなぁ」と思わずニヤッとしてしまう感じの面白さでした。
ひょんなことから生まれた金持ちに寄生するための「計画」と、
想像もつかないような「無計画」の事件が何度も起きる。
想像しては裏切られ、の繰り返しを楽しめるとても見応えのあるストーリーでした。
どんな社会でも、状況でも、最後は人間のプライドが運命を左右するのかな。
ほぼ家で起きるあれこれが、あれやこれやでこりゃアカデミー賞ノミネートだわ。
なにごともやりすぎはよくない。
とてもよくできたコメディサスペンスだ。まったく予期せぬ展開を面白おかしく描いてる。まさに傑作。
ほんとの韓国はわからないけど、どの世界にもある貧富の差を韓国風の寄生という手法で描いた。
よくできてる、、、ホントに。
韓国映画ってよくできてる。日本映画も負けてられないよホントに。
脚本の勝利のようでいて、役者の力でもある。映画に感情移入は必要ない...
脚本の勝利のようでいて、役者の力でもある。映画に感情移入は必要ない、観客はいつも外側。外側だからこそ感じられることもある。それにしても、万引き家族、家族を想うとき、そしてこれ。カンヌは家族と貧困であふれているのか。
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