パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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格差を高低差で表現するのは見事だが
賞を取ったと人気が出て、映画好きなら観なきゃ取り残される。
日本中みんなそんな風に思わされて、観てしまった私が悪い。
韓国映画が大っっっ嫌いなカレシは絶対観ることを拒否!
だから、カレシが実家に帰った時まで待ってようやく鑑賞。
映像の高低差の使い方の見事さ、あるいはコメディーとも取れるキャラクター性、演技力、社会格差の描き方。そこは素晴らしいが。
結局、描いているのは私が大っっっ嫌いな韓国そのままなのよ。
たとえば、韓国映画でも「新感染」みたいに面白い映画もあるけど、
韓国の生きざま、胸くそ悪さ、それで表現するんだ~って残念感。
正直言ってカレシが言う通り観なきゃ良かったって思いました。
こういうものにこういう表現は使いたくないけど「スバらしい映画」
だけど吐きそうなくらい汚なくて臭そうな映画で、二度と観たくない。
日本人の感性には合わないと思うんですけど。
dvdさえ触りたくない、返しに行きたくないゴミとして処分したいくらい嫌いな映画です。
オトーサンのブチ切れスイッチ
韓国社会の階級格差を「半地下」さらに「地下」という形でわかりやすく表現した点がナイス👍
観てスッキリ!という感じではないが確かに面白かった。見終わった後に「あれ?この感覚は⁇」と思い返すと「万引き家族」を観た時の感覚と似ている事に気がついた。
それにしてもオトーサンのキレるポイントは同じ中高年として非常に頷ける。ちょっと前に出張先で同期の営業車に一緒に乗った際に加齢臭で目眩がするほどで、同時に「まさか自分もこんな加齢臭を振り撒いているのでは⁇」と慄いた経験が蘇った。
自分じゃ自分の臭いはわからない、また家族はその家独特の匂いというのがあるけど自分達ではなかなか気付かないものでそれに対し他人から鼻を摘まれる切なさといったら…そりゃキレたくなるのもわかるわ😤
流石、ソン・ガンホ
評判通り
よくできてるとは、思うけれど。
何故か「万引き家族」を連想してしまう映画・・・
米アカデミー賞を受賞したので普段あまり観ない韓国映画を観賞。
半地下に暮らす貧しい家族があるきっかけにより金持ちの家で家族である事を隠し次々と職に就く。一家が依頼主である金持ち家族に養われる正に「パラサイト」な状況となるが・・・・
とにかく隅々まで描写が生々しい。立ちションする酔っぱらい(?)、豪雨の中の人々、Wi-Fiを盗む様子等、なんとなく観ていて滑稽であるが笑えない箇所もある。コメディではないが、笑いを誘う部分が笑えない・・・何故だろう。
答えは登場人物が悲劇的な立場にあるからだろうか?
また、韓国映画って事で食文化に興味を引く部分もある。「なんとかラーメン」に鶏肉?豚肉?みたいなトッピングをのせて食べるシーンや依頼主の外出中に家族が依頼主の家を占拠し全員でテーブルを囲み食べるシーンなど・・・・
この映画を観て連想するのは日本映画の「万引き家族」。樹木希林扮する老人の年金目当てに偽装家族がひとつ屋根の下で暮らす話。
この双方の映画で共通するのが、家族が国や依頼主を「騙す」行為。家族、もしくは偽装家族が詐欺チームとなり行動する。
なので観ている側はその絶妙な騙しのテクニックを充分楽しめるが、依頼主の奥さんが鈍感なので、そこにハラハラ感は無く割とストレートに家族は職に就く。
後半にハラハラするシーンは出てくるが、ここでも少しはそんな場面が欲しい所。
韓国映画が米アカデミー賞を受賞するとは・・・
時代は確実に変化している。
韓国映画史上最大の傑作
【ストーリー】
最初から最後まで楽しめるエンターテインメントとして完成されている。
サスペンス、コメディ、ホラーの全ての要素が絶妙なバランスで構成されており、申し分の無いストーリーである。
しかも、そこには韓国の学歴社会、格差社会への痛烈なメッセージと皮肉が込められており、鑑賞後に何とも言えない余韻を観客に与える。
富裕層の鈍感、悪意の無い侮辱。貧困層の無計画、無気力。などあらゆる層にメッセージを送っており、社会性も高い。
韓国映画の金字塔といっても過言ではない作品である。
【映像】
本映画を鑑賞し、カットの美しさに驚愕した。
エドワードホッパーの様な単純化された構図と色彩、大胆な明度対比に計算し尽くした役者の配置など、大判で印刷して額に入れるとそのまま写真作品として美術館に展示出来そうな程、美しい。
ポン・ジュノは若かりし頃、漫画を制作しており、今でも絵コンテはかなり緻密に書かれているらしい。
まさに各映像が「コマ」なのである。
半地下の部屋や富豪の家は全てセットで監督の指示の元で製作された。
まさに全てが計算された、完ぺきな映像。つまりはアートなのである。
【音楽】
本映画はストーリや映像美はよく評価されているが、音楽にスポットライトが当たっていない。
音楽監督を務めたチョンジョイルに注目しないのはあまりにももったいない。
坂本龍一も絶賛する天才である。
バッハなどのバロック調の音楽が、ある種滑稽な主人公たちの裏で流れる事によって、
どこか安っぽく、何故か緊張感が漂う雰囲気を形成されている。
オープニングの半地下の映像と共にながれるピアノのリフレインも秀逸だ。
便所コオロギが這う、臭気漂う半地下の部屋で流れる美しい旋律。
まさに本映画音楽の素晴らしさを表す1シーンであると言える。
【総評】
アカデミー賞とカンヌをダブル受賞した本作品。
見事としか言いようが無い。傑作である。
高評価の理由が
見えない壁の可視化
大学受験に失敗し続けているキム・ギウは、
家族と一緒に暮らしており、両親にパラサイトしていた。
両親も定職には就けず、一家は半地下で暮らし、
貧困生活を送っていた。
ある日、ギウの友人が海外留学するため、
留学している間、IT企業の社長令嬢パク・ダヘの家庭教師を
代わって欲しい、と依頼してきた。
ギウは家庭教師となり、
やがてダヘ一家にうまく入り込み、
ダヘの弟の家庭教師をギウの妹に
ダヘの父の運転手をギウの父に
家政婦をギウの母に就かせることに成功した。
ギウ一家が丸ごとダヘ一家にパラサイトし始めた。
パラサイトするまでは成功続きだったが、
パラサイトし始めると、徐々にボロが出てきて・・・。
なぜ、本作品がとても評価されたのか。
貧富の差が現代風に効果的にアレンジされて表現されているからか。
ダヘ一家は建築家が作った高台の家で暮らし、
豪華な家具に囲まれ、
日当たりも素晴らしい。
一方で、ギウ一家は半地下で暮らし、
汚れた家具を使い、
日当たりは悪くて家の中は常に暗い。
見事なコントラストが描かれている。
しかし、それだけではないだろう。
ギウはダヘの一家と関わるうち、ダヘ一家とその友人達が振りまく
優雅さ、世間知らずでいられる特権的な立場、人生に対する余裕さ
などに気付く。
ギウが自分とダヘ一家との間の見えない壁に直面することを通じて、
見えない壁を観客に見せている。
服のにおいが象徴的だが、
単に物質的な貧富の差を見せるにとどまらず、
この見えない壁の可視化の成功こそが、
本作品の魅力だろう。
素晴らしい作品だ。
韓国の格差社会
面白かった
初めての中国映画
ジワジワからのラストがすごい。
最初、パラサイトって何て意味だったっけ。って軽い気持ちで見始めた。
物語中盤、突然意味を理解する。
答えの単語が映画に出るわけではない。
突然頭に浮かんだ。
あっ、日本語の意味は…!
雰囲気が常に不穏。常に何か起こりそう。
色んな人が言っているが、私も万引き家族を想像した。生活感溢れる部屋、家族が生きていくための映画。
臭い、汚い、そんなのクソ食らえ映画。
ジワジワ、地味に。心にブァァ…と広がる。
悪いのは、こっちなのに。
こっちの家族を応援しちゃう。
ハラハラヒヤヒヤがすごい。
ラストはそうくる?っていう。
あのおっさんの役の人、狂気感すごすぎ。
サスペンス好きは見てほしい。
おもしろいです。
ジワ…ジワ…ドン!ってくる映画です。
手が滑って・・・
なぜだか不完全燃焼感が大きいんですよね。
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