パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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秘密の潜む家…ノンストップ悲喜劇!
第72回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作。
第92回米アカデミー賞作品賞受賞作。
レイトショー、TOHO EX LARGE SCREENで鑑賞。
会社の同僚と観ました。
ポン・ジュノ監督作品初劇場鑑賞!
お気に入りの監督ベスト5に入っていて、いつかやってくれるだろうとは思っていましたが、今さらながらパルム・ドール獲得おめでとうございます。やった!
パンフレットに監督からのネタバレ厳粛要請が書いてあったので多くを語ることは控えたいと思いますが、あらゆるジャンルを横断しているということは言っておきたい!
シニカル、ペーソス、ユーモア、コメディ、シリアス、スリル、パニック、ホラー、サスペンス―エンターテインメントの全てが詰め込まれた最高の映画だなと思いました。
社会問題を皮肉たっぷりに取り上げていたり、凄惨な悲劇を提示して数ミクロンの希望の灯を投げ掛ける手法に脱帽…
伏線も効果的でしたし、あっと驚く展開も含めて、いつの間にか前のめりになって、世界観に飲み込まれていました。
[余談1]
前回パルム・ドールを受賞した「万引き家族」と同様、貧困家族を主軸としたストーリー。家族がやらかして深みに嵌まってしまうと云う基本ラインが似通っているなと思いました。
[余談2]
ダへ役のチョン・ジソがかわいくて萌えました(笑)。
※追記(2020/02/10)
アカデミー賞作品賞・監督賞・国際長編映画賞・脚本賞の4冠を達成!―おめでとうございます!
評価の高さにもしかしたら…と思っていました。アカデミー賞の歴史上空前絶後の出来事ですねぇ…。
個人的には「フォードvsフェラーリ」推しでしたが…。
悔しいけれど、清々しい気分です(笑)。
※修正(2022/04/14)
癖のある一家のスパイ大作戦
この監督が訴えているものはとか!現代社会の闇がどうのこうのとか!そんなもの関係なく映画は娯楽派のわたしが観た感想です!
ブラックユーモアというジャンルになるのでしょうか、スーケールの小さいミッションインポッシブルが繰り広げられます!妹といいお母さといい、ここの一家は女性が高性能!!
この映画の裏に隠されたメッセージとかそんなものはどうでもいい!言えるのはただ、
この映画は面白い!!という事!
特に可愛いという訳では無いのですが主人公一家の妹に釘付け!
(・・?)ドタバタコメディ、ちょっとホラー。
パルムドール、、、パルムドール、、、、パルムドール
どうしてこの映画が?何が良かったのか?
“コミカルに、スリリングに、そして恐ろしく“格差”を視覚化した世界熱狂の快作”と論評していますが話が飛躍しすぎてありえない話にl。全てがありえないのでそれを実感できませんでした。苦笑してしまいます。リアルがないので現実の格差社会を思い浮かべません。カンヌがこの映画を選ぶとは?テンポが良すぎるのでアカデミー賞受けはするかも知れませんが。。。。
決して『万引き家族』と比べたりしないでください。できが違いすぎる。
万引き家族では最後に少女に会いにきた人は?で映画が終わります。私はリリーフランキーとお兄ちゃんに決まっていると今でも信じて疑いません。それだけインパクトのある終わり方でした。この映画の終わり方は将来親父が隠れ続けている家を購入して親父に再会できるか?という終わり方でした。会えるはずもないと思いました。かすかな可能性もありません。ひょっとしてこの監督は格差問題が好転する可能性が全くない事を言いたかったのか?
それだったら合点が行きますが、、、、、、。
後半の驚きの展開。一見の価値あり。
貧富の差、格差社会の描写が凄まじい。ある意味ドキュメンタリーよりインパクトがある。
またストーリーの構成が秀逸。
後半のまさかの展開。まさに階段を転げ落ちるように家族を更なる悪夢が襲う。
最後は何を言いたかったのか。
格差社会の根深さ、抜け出すことの難しさが、よりリアリティを感じた。
あなたの家はどっちですか?
韓国では一千万人動員したそうで世界的に大ヒットしてる作品で、それにふさわしい素晴らしい作品でした。
前半はコメディチックで、クライムサスペンス感を漂わせて展開していきます。
この時点で十分面白いのですが
後半にかけてはまるでホラー映画のようにはらはらドキドキします
ネタバレになってしまうので控えますが
俳優さん、女優さんの演技力、シナリオ何も素晴らしい
そして、貧困や格差社会に対する痛烈なメッセージを是非とも受け取って欲しい
個人的にはパク・ソダム(貧しい娘)好きでした
死ぬ人たちへ
安易に人を死なせていく必要があるのだろうか。人が死ななくても、いい作品を作ることができたのではないか。悪者はだれでもないのだから。 例えば"Sting"のようにできたら最高。
緩急への寄生
Wi-Fiへの寄生から始まる本作は、さまざまな寄生(パラサイト)を実感させる
貧困層家族が富裕層家族へ寄生していく軸がメインと捉えられがちだが、その富裕層家族もまた家政婦やドライバーなどの貧困層家族へ寄生している
彼らがいないと何もできないのだ
もう一つ印象的なのが、緩急の付け方
コメディ・ラブストーリータッチをふんだんに入れつつも、その映像の中であらゆる情報を伝える
キャンプで不在となった家で騒ぐシーンでは、楽しい場面のはずなのにどこか観客を不安な気持ちにさせる
前家政婦がインターホンに映ったとき、"悲しい殺人鬼が現れた"と思ったのは私だけだろうか
だが、その予想も裏切られた
急
半地下生活で底辺にいたと思っていた家族に、そのさらに下である最底辺の地下空間が徐々に広がっていく様は、さらに観客をスクリーンの中へと吸い込んでいった
急
緩 急 緩 急 急 急
私たちも緩急に寄生していた
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アカデミー賞作品賞・監督賞・脚本賞・外国語映画賞
本当に感動した
おめでとうございます
「ジョーカー」、「天気の子」との同時代性
定職につけず、日光があまり届かない半地下の家で暮らす家族。
長男が金持ちの家の家庭教師として雇われたことをきっかけに、父親も母親も妹も、家族全員が金持ちの家に入り込んで生活を始めた。すなわちパラサイト、寄生。
雨の夜、金持ち一家が不在のすきに広いリビングで好きなだけ飲み食いすれば、かりそめながらリッチな気分になる。半地下の家から脱出できたように感じる。
しかし、当然と言うべきか、物語は暗転する。
金持ちの家には地下室があり、闇金に追われる男が隠れ住んでいた。
半地下の住人と地下の住人との戦い。そして、地上の住人と半地下の住人とを隔てる格差。格差の見えない壁は「におい」として何度も示される。
そして地上の住人がにおいに露骨な嫌悪感を示した時、半地下の住人は地上の住人を殺し、自らは地下に下りていく。
格差があからさまになり、壁を乗り越えて向こう側に行く希望も抱きにくい時代。「ジョーカー」や「天気の子」との同時代性も感じる。
予備知識なしで見たので展開が予想できず、退屈する暇がなかった。
韓国の社会・格差問題を分かりやすく描いた作品だが、好みの問題。
話題のパラサイトを観てきた。可もなく不可もなく普通の作品。合格点は文句
なし演技。ソン・ガンホ、パク・ソダム、チェ・ウシクの演技は満点。この三人の演技
が文句なし素晴らしかった。マイナス点はイ・ソンギュンの演技は今イチで物足りなかった
点とストーリー展開。コメディからいきなりサスペンスに変わる内容はついていけなかった。
ハラハラドキドキ感はあったのでポン・ジュノ監督の狙い通りかもしれないが。アカデミー賞
候補にノミネートされるのも納得の作品。パルムドールは好まれてもハリウッドではどうか。
パラサイトは評価も好みが別れる作品。ソン・ガンホ、パク・ソダム、チェ・ウシクの演技が印象
に残ったパラサイトだった。しかし、ソン・ガンホ作品はやはりタクシー運転手〜約束は海を超えて
が一番の作品だと私は思う。
半地下の下に、全地下がある。全地下に寄生した者は、モールス信号でし...
半地下の下に、全地下がある。全地下に寄生した者は、モールス信号でしか発信できない。日本の、どこかにも、モースル信号発信の、形跡はないか??
一点、娘が刺されて瀕死状態なのに、キム父は社長を刺しに行くのか・・・無理を感じたので-0.5。
実はまだいるのです
あのつげ義春の超名作!李さん一家の現代版!
あの独特のユーモア感、脱力感、笑っちゃう感を絶妙なさじ加減で加えてミステリーとコメディの最強ハイブリッド映画。
観ている観客の笑うところがそれぞれ微妙に違うところも良かったなー。
カメラの横の動きと奥行きでストーリーの進行とアクションを、ときどき挟む上下の動きでミステリーのドキドキを。
このテーマ、メタファー的にどうしても上下の動きをたくさん使いたくなりそうなものだけど、そこは控え目にここぞというときに使うのが、また凄いなー!あー面白いっ!と釘付け。
地下、半地下には思った以上に人が住んでいる。
パラサイトと観たあとだとあのJOKERもちょっと真面目過ぎだったかなって思わせるくらい、更新されちゃった。
傑作っ!
格差社会の人間描写
貧困生活は古き日本の情景にも重なりますか、序盤ユーモアとバイタリティー溢る映像、
上流階級との接点から徐々に外る歯車、終盤ライトシリアスサスペンス、
映像では洪水の描写が凄かったですね、
内臓を深くえぐられる様からの虚無感、
韓国映画らしさたっぷり含んだ映画でした。
4
人間臭いリアルを描いた傑作。
一つ一つの行動に至るまでの気持ちの変化など
地下家族がよく表現していました、面白かった!
前半後半の展開のギャップも秀悦。
まさに社会が人を変えてしまう。
同じ人間でこんなにも違うのかと辛くなる、
でも目を背けてはいけない問題。
あまり趣味ではないがすごい作品
職に就けずバイトで何とか身銭を稼ぐキム一家は長男の友人の紹介で富豪の家で身分を偽り働くことになり…。
先がどうなるのか分からない緊張感が常にあり、社会が悪いのか個人が悪いのかを悩むラストは見どころだが、個人的にあまり趣味ではありませんでした。
衝撃的な映画でした。
「パラサイト 半地下の家族」を見てきました。
事前情報のない状態で見ましたので、ホラー映画じゃないといいなぁという軽い気分で見ました。
始まったときはじめて、韓国映画だということが分かりました。さて、どんな映画なのかなとワクワクしながら見ました。
最初はコメディータッチで、爽快です。中盤から、どういうオチになるのかなとちょっとハラハラしつつ、衝撃な展開。そこからはあっという間にラストまで駆け抜けます。
ものすごい迫力と演技です。
凄い映画です。
ただ、気軽な気分で見る娯楽映画ではなく、かなり重いテーマが描かれているので、見終わった感想としては、見なければ良かった、もう見たくないという思いとともに、何か心がざわつくというか、感情を強く揺さぶられます。
印象に残る作品なので、見る価値はあると思います。
素晴らしい映画です。
純粋にすごいなと思いました。
大好き、ソン・ガンホ!
面白かったですね。
大好きなソン・ガンホなんで行きましたが、タクシー運転手とはまた違い、コミカルでシリアスな微妙な人物像で本領発揮ではないでしょうか。
2時間半はあっという間です。『万引き家族』が下敷きにあったのかなあ、と感じました。地下と地上の対比は貧富の差の中で象徴的ですが、それを単純に善悪に分けず、どちらが「勝利」するわけでもないような緻密さと、先を予測させずドキドキさせ続けるプロットに感心しました。
欲を言えば、金持ちの方の描き方がちょっと平板だったか?というくらいですかね。オススメです。
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