パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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衝撃、なにこれ、壮絶なかくれんぼ
寝不足状態で21時スタートでみましたが、眠気が一切こず、衝撃的。
序盤のパラサイトの過程には感心し、途中の元家政婦の真実からは、なにこれ状態に。
壮絶なかくれんぼにはハラハラドキドキでした。
半地下に残された希望とは
恥ずかしながら、ポン・ジュノ作品は初観賞。
序盤のコメディから後半のホラーまで、観ている間私の心の中にポン・ジュノ監督が寄生し、予想はことごとく打ち破られ、えもいわれぬ感情と興奮、すぐそこに同じような現実があると言う嫌な余韻が残された。
ただ意外性を出すためだけの捻りではなく、自然に必然的に物語のツイストを生んでいく見事な構成。
そして、序盤に下から見上げる階段のカットを何度も見せてある種のケイパーものとして観客を惹きつけておきながら、クライマックスの俯瞰のカットで一気に観客を引き離す。
キム一家に感情移入して見ていた私は、最後の父親の行動に戦慄を禁じえなかった。
何も理解していなかった。
完全なる地下で富裕層を崇拝する人々に同情を禁じ得ない心と、地上の人々と同じような生々しいプライドを併せ持つ彼らは、足掻いても足掻いても半地下という地獄から抜け出せない…。
その象徴であり、最後のトリガーとなるのがまさかの匂いだとは…!
これがエンターテインメントの真髄だ。
『ブラッククランズマン』『ブラックパンサー』は黒人が受け続けてきた差別を、『万引き家族』『アス』は貧困層を描いてきたように、観客を魅了し、混乱させ、痛烈な問いを投げかける。
半地下の家にさす窓の光は希望、それすらも失った彼は…。
もう今作を見る前には戻れない。この映画は生涯我々の脳裏に寄生〈パラサイト〉し、映画以上に悲惨な現実から目を背けさせてはくれないのだ。
半地下から地上を見る
吉祥寺のレイトで席がかなり埋まっていたので何故こんな人気あるんだと思ったらパルムドール受賞作だったとは。知らずに鑑賞。
韓国の上流階級と底辺の描き分けがエグい。
些細な異物でも上流から下に、そこからさらに下に、底辺に届く頃には抗えない大きな力になって命すら脅かす様はただただ無情としか言えない。
ただ、上には上がいるとも監督は言っている。
結局上に行くにも下に行くにも自分で決めないといけないんだ。
飽きない構成
匂いがするような気がした
韓国の映画はグロテスクな描写が多いので、苦手意識があります。
今回は覚悟を決めての鑑賞。
序盤からテンポの良いストーリー展開と散りばめられた設定の対比にぐんぐんと物語の世界観に入っていけました。
気持ち的には上流階級とシンクロしたいな〜と思っているけど、主人公達までとは行かないにしろ困窮している生活環境に激しく共感してしまう。
中盤を過ぎたあたりから、物語の落としどころに考えを巡らせますが、やはりそこは十八番のグロ描写が。
私は一人で鑑賞していましたが、周りは年配のご夫婦が多く、平日の昼下がりということもあってか夫婦のイチャイチャシーンとラストのグロ描写で周りは凍りついていました。
まぁ、R指定映画だし。
最近の映画では反社会的な思想や行動を主軸とした作品が高く評価されています。
「ジョーカー」も正義やモラルを問う作品でした。
今作では格差社会、生活環境、価値観を問われます。
これを観たあなたの価値観は、作中の誰に共感しましたか?
私は「俺はこの場所に似合ってるか?」と聞いた主人公の台詞に共感しました。
自分が努力や偽らなければならない日常を平気な顔で過ごしている人がいる。
どんなに繕っても埋められない人間としての開きがあるように感じる。
上を見上げればさらなる高みが
下を見ればどこまでも深淵が広がっている
私は今の自分の位置を維持することで精一杯です。
精一杯と思ったら、あとは落ちるだけなのかも知れません。
そんな、なんとも言えない不安を身近に感じる映画でした。
貧富の差、顕著の韓国社会を象徴する作品
想像を裏切られる展開がクセになる
ほぼ家で起きるあれこれが、あれやこれやでこりゃアカデミー賞ノミネートだわ。
脚本の勝利のようでいて、役者の力でもある。映画に感情移入は必要ない...
脚本のクオリティが低い。。
なんでこんなに高評価なんだろう。。
脚本でいったら、ジョーカーやアスの方が圧倒的にクオリティが高いよ。
伏線なのかなと思ったら、全然、回収出来てないし、
これおかしくない?と思ったことは、そのまま放置で、ご都合主義で話が進んでいく。
そのため、全体的に嘘くさい話になってしまっている。
社会問題を描くのは良いんだけど、エンタメ作品としての、最低限のシナリオのクオリティは担保してほしい。
以下ネタバレです。
裕福な家族が、なぜこんなに簡単に騙されるのか?
自分の実力で成功した会社経営者だったら、相当頭が切れる人のはず。
名刺渡されたり、紹介されても簡単に信じないで、すぐにスマホで検索したり、知人に聞くなりするはず。
奥さんから報告を受けたら任せっきりではなく、もっと的確なアドバイスをするだろう。
それに、彼らは、貧乏家族が付け焼き刃で覚えた教育知識よりも知識がないってどういうことだろう。
教育熱心な家庭は、普通は親自身もちゃんと勉強していると思うけど。。
実はこの裕福家族は騙されたフリをしている、というどんでん返しがあるのかと思ったら、そういうことも無いし。。
最初に紹介してくれた友人はお前なら信じられると言いながら、簡単に裏切られてるし、彼は何を根拠に信じたんだろう。。
友人にも裏があって、実はそんなお美味しい話ではないという伏線なのかと思ったら、そういうことでも無かったし。
他にもたくさんあるけど、リアリティの無さが気になってしまい、僕はそんなに良いと思えない映画でした。
題材は良かっただけに残念です。
計画と夢は似ている。
計画を立てるから失敗する、失敗しないためには無計画が一番というシーンで、私は計画という言葉に夢という意味を重ねて見てしまいました。
夢を見るから叶わない。
這い上がりたくても這い上がれない。
そんな貧困家族の姿と、自分自身の夢の叶わなさを重ね合わせて、とても切ない気持ちになりました。
でもラストでは計画を語り、叶うか分からない夢をまた見る。
恨んでいた訳ではないはずなのに家主を殺してしまうシーンも、とても切なく感じました。
生活の匂いは簡単には消せない。
どんなに見た目を取り繕っても、演技をして違う人のように振る舞っても、気付かれてしまう。
こんな生活になったのは誰のせいなのか、世の中のせいなのか…
やり場のない思いがたくさん詰まった作品だと思います。
私から見たら、シェルター地下室での出来事も含めてみんないい人に見えてしまいました。
いい人という言い方は語弊を生むかもしれませんが、みんな自分の事を自覚してると思ったからです。
いいシーンは半地下の家が水没していくところ。
どうにもできない現実をよく表していたように思います。その中で煙草を吸うシーンなんてまさに。
ちょっとなぁと思ったところは、
石というか岩というか、あれをフューチャーして出す必要性がよく分からなかったところ。
モールス信号を家主の子供が解読していたのに特に何もなかったこと。(ただの舞台装置だったのかな)
減点と加点を繰り返し、最終的には☆4.5くらいかなという感じでつけました。
とても重い内容の映画ではありますが、笑えるシーンもあり、
北朝鮮の朝鮮テレビものまね上手すぎて笑いました!
砲丸投げのシーンはどこのガラスが割れたのかとても心配です(笑)
圧倒的構成力とバランス感覚! 爆笑のトマトケッチャップがリアルトマトケチャップに!?
これはやられた・・・。
エンタメ作品としても充分に楽しめるのに、カンヌ(イニャリトゥ)をも納得させるだけの構成力 !!
映像美、ストーリー展開、笑い、狂気性、社会に対する問題意識・・・。 全てが絶妙かつ天才的バランスで調和・共存している。また、どの国でも、あるいはどの世代でも共感できる手法でそれらが表現されている。
やもすれば、よくあるブラックコメディーの枠に止まりかねないストーリーを、ここまでの絶品料理に仕上げるあたり、ポン・ジュノという監督の手腕には恐れ入った・・・。 ( トッド・フィリップス監督は、「ハングオーバー」で極上の笑いを、「ジョーカー」で狂気性と社会風刺を表現したが、たった1作でそれらを両立しようだなんて!)
個人的には、この「半地下」という感覚(センス)が、この映画を成功させている大きな要因だと思う。「地下家族」ではだめだ。「半地下家族」である必然性があるように感じる。( かろうじて地上がうかがえる半地下のうす汚れた小さな窓と、広々とした庭を一望できる豪邸の巨大なガラス窓、この二つが無意識にも、時に象徴的に対比されて描かれている。)
それから、臭いの表現。映画というコンテンツにおいて、あえて臭いによって格差社会をリアルすぎるぐらいにリアルに表現する・・・。 IT・情報化社会の現代において、表向きをつくろうことなどたやすいことだが、まさに「 半地下 」の「 臭い 」 は消せないということか。
最後に、改めてソン・ガンホという役者の魅力を再認識させられた。
名作、「タクシー運転手」を観てない方は、是非そちらも観るのをお勧めします。
( ソン・ガンホの魅力と、近くて遠い国、韓国に対する理解がより深まります。 )
コミカルな前半。怒濤の後半。
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