パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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結局、金持ちを目指せ! なのか?
どうも、そうとしか思えず。
家を買う以外に父親を助け出す方法はいくらでもあるだろう。
題材からは格差社会の批判や考察に向かうのかと思ったが、そうではなかった。
私がそのテーマの映画を求める訳ではないが。
計画的に生きるって、中学生の学級会みたいだ。
それともこれは中学生向けなのか。
家族ぐるみ詐欺はまあ面白いが、新しくはない。
これが現代のアメリカンドリームか。
アメリカ人はいつまでもこれが大好きなんだろう。
前向きになれるわけでもなく、励まされるわけでもなく。
土曜の昼で客席はガラガラ。
役者と編集はまあ上手い。音楽は印象なし。
セットは凝ってて、結構金はかけている。
しかし所々腑に落ちない箇所がある。
富豪家の少年が匂いに気がつき、モールス信号を解読したのは伏線ではなかったのか?
何だか脚本を制作中に変えた気もした。
なぜラストは妹だけを殺したのか?
私文書偽造が韓国では最大級の犯罪なのか?
玉ねぎ男事件の例から、そんな気もしないでもない。
韓国は完全な学歴社会と聞いたこともある。
今どき仕掛けがモールス信号というのも、失笑。
バラサイトってタイトルも一昔前。
この国はやっぱり発展途上国。
映画のレベルは国の民度を反映する。
これは日本映画もそうだが、特に前半は解説ゼリフがまあ多いこと。
何でもかんでもテロップいれまくるテレビ世代。
観客の頭に浮かんだことを演者が喋ると安心なのか。
想像力を働かせる隙間がないと逆に私はイライラする。
最後に、監督が太り過ぎ。
受賞の瞬間にガッツポーズする監督は、醜い。
本当の芸術家はそんな振る舞いはしない。
金持ちになれて良かったね。
深いかもしれないが面白くはない
韓国映画の底力
この作品が伝えたかったことは確かに韓国の格差社会なんだけど、こうもトリッキーでファニーに描かれると、コメディ映画を観ている気分になる。
人を疑うことをせず、信じやすい根っからの富裕層の家に入り込んだ、小賢しい家族。
人間、なにか取り柄はあるもんだ、それを有効活用するとこうなるという解りやすいサンプルのような展開だけれど、
事態は思いも寄らない方向へ進む。
一見、結末が想像できそうなものだけれど、そこは一癖も二癖もある。
とにかく演出がうまいので、ホラー要素もあるしサスペンス要素もあるし、コメディ要素もある。
そしてカメラワークの巧みさに目が離せなくなる。
そうそう、そこを観たかったんだよってところにカメラがある。
無計画なほうがいい。
貧乏人が生きていくために培った小さな知恵が、家族に波及する。
貧しくともお互いに支え合って決して否定しないところに、監督の描きたかった愛があり、
生き抜くために選択した結果、こうなったという結末へ向かう。
ネタバレはしないでと注意書きがあったけれど、それほど期待するものではないw
ただ、解りやすい社会問題と家族愛をコミカルかつトリッキーにいたずら心満載で描いた作品という感じ。
しかしあの長女のど淫乱ぶり、どうなったんだろうwww
面白いってこういうことかも。
旦那がお国嫌いのため一人で鑑賞。一番の感想は、印象が濃い‼︎そして多分、面白い!
私は面白いって結局印象に残るかどうかなのかなと思っていて。見終わっても言葉にしづらいし、けして気持ちよくはないんですけど。
パワーがあって濃くてなんか凄いんだけど、よくわからなくて、「あぁ、こういう感じね」って型にはめきらないから、シーンごと〝印象“として残っている。
もう一度は見なくてもいいけど、絶対忘れない作品wおすすめです!
ただ共感力強い人は一瞬たりとも息が抜けなくて、わりと辛めな物語展開にぐったりするかもw
コメディだったり、愛情物語だったり、恐怖や哀愁だったり、いろんなニュアンスが絡み合って複雑に混ざり合っている感じ。他の感想で「コメディかと思ったら怖くなってつまらなかった」ってコメントもあったけど、私はそれぞれの要素が混ざり合ってることが大事のような気がするなぁ。現実に寄せられてる。
だからすんごい怖かった!リアルさが怖くて、つらくてぞっとする。そうだ‼︎これ一言で言うならぞっとする映画だ!
演出もとてもバランスよかったように感じたな。あざとすぎず、きちんとどう伝わるか考えたって道筋が見える。個人的には家に初めて入るシーンは秀逸だなぁと。階段や雨水汚水、ゴミ溜めなどはあからさまであるだけに悲しさがしみるし、俳優の表情も演技もせめぎ合っててよかった。愛しくて厚かましくてにくたらしくて切ない…泣。あ!一番好きだったのは、汚水溢れるトイレで妹が一服するシーン。色々人生のダメさが押し寄せてきて、ただ立ち尽くす…。好演だったなぁ。
強行に及ぶきっかけが、臭いというのもおもしろ。
原始的な殺意、生活の差が意図せず意識の差になり、生死の差を生み出した。受け入れがたい断絶。
あとアボジの「計画しなければ間違わない発言」はこわかったな。
そういや、最後はアドゥルはアボジと約束(決別)するエンディング。ドメスティックな愛すべきクソ家族から脱出する物語。そう考えればハッピーエンドってこと?
とりあえず、私は、とても面白かったです!中盤のホラー的な怖さとかいろいろ秀逸!お国関係なく、この気持ち悪さ、怖さ、いろんな人に感じてみてほしい。
富裕層一家は良い人たちでした。
これだけ話題になった上にアカデミー賞を獲得したそうなので、早速観に行きました。
ストーリーはとても良く出来ていて、映画として、単純にとても面白かったです。
しかしこの映画が社会の貧困などの問題を描き出した??とは毛頭思いません。
貧乏一家が悪知恵を働かせて、あの手この手で金持ち一家に潜り込み、地下にはもっとヤバいやつがいて、ハッチャメチャー!というコメディとしては最高の作りです。
富裕層は、貧困層の事など、おかまいもしない、それは大いなる責任だ!などと騒ぐ人もいますが、そんなの単なる妬みと嫉妬で、この映画に出てくるお金持ち一家、死ななきゃいけないほど悪い人達でしたか??
ちゃんと真面目に、一生懸命に働いてる父、ちょっと信じ易いけど、素直で思いやりのある母、そして子供たち。ちょっとだけ臭い、というのが死ななきゃ行けない程の侮辱でしょうか??どこかに貧困層がいたら、子供の誕生日パーティはやるべきでは無いのですか??
ただただ信用して、貧乏家族全員に良い仕事まで与えてるのに、本当に被害者のお金持ち家族が可愛そうだな、と思いました。
本当に問題なのは、貧困層を作った国や世界では無くて、妬みや嫉妬を生んでしまうような、貧しい心なのでは無いでしょうか?それを他人のせいにするのは、貧困でも一生懸命に生きてる人達に対して、失礼だとも思いました。
でもでも、難しい事抜きにすれば、映画としては面白かったです😆!
唖然
文字通り深く、ドラマティックなエンタメ
予想よりずっと深くて重い
過大評価
確かに面白かったけど…
半地下シーンとか夜中のシーンとか、割と薄暗い映像が多いので、ちょっと寝たw。しかも朝から観て三本目だったから…
いつも英語の作品を観てるので、韓国語のビミョーな日本語感にちょっと感動。ちょいちょいカタカナ英語を挟むのも日本語っぽかった。
作品としては、なかなかスリリングな展開で、色々笑いを散りばめてたけど、最後はそうなるかぁ的なショックが大きかった。金持ち喧嘩せず的な品の良さも感じる一方、鼻持ちならなさも持ち合わせるところや金持ちと貧乏人のデフォルトなんかも感じて、あんまり気持ちがいい映画ではなかった。
万国共通なのかな。貧しい家の子はなかなか金持ちにはならないけど、お兄ちゃんがとっととソウル大学に受かれば、逆転はあったはず。金持ちにはやっぱり勤勉さが必要だよ、お兄ちゃん!
タイトルなし(ネタバレ)
韓国の格差社会をリアルっぽく(本当の韓国社会を知らないので)描きつつ、
そこにコメディタッチとシリアス両方のエンターテインメント性が上手く組み込まれており楽しめた。
前半はワクワク、後半は現実との向き合いとバランスも良かった。
ラストでいきなりハッピーエンドで滅茶苦茶だなと思ったら、そんなことは無かったですね。
没頭し過ぎた
貧困層と言っても
韓国の映画を毛嫌いする人たちへ。日本人として茫然自失からの敗北感。
いや、勝ち負けじゃないんだけど日本映画はもっとがんばれー!と思わざるを得ませんでした。
タクシー運転手~友情は国境を超えても喜怒哀楽全て持っていかれる素晴らしい作品でしたが、名優ソン・ガンホがまたしても運転手を演じているだけで期待値は高まります。
韓国に対する好き嫌いは置いといて観るべき映画というものがあるのです。
これを観ずして映画を語るなというレベルの日本人として茫然自失してしまう作品。
万引き家族で貧困というものを見せつけられ、安藤サクラや樹木希林、松岡茉優の好演でなかなか良かったと思っていたけど、パラサイトを観てしまうと敗北感しか感じない。
日本の俳優は個々には素晴らしいけれど日本映画は娯楽は提供出来てもだから何なんだ、何をやっているのだと負けを認めるより他はない。
ただ、天気の子の貧困による絶望の世界に差し込む希望の光や、「僕にできることはまだあるよ。」という美しきメッセージには泣かされたし、日本のアニメは日本人として誇らしい気もする。
これらの日本の二作品と同じように貧困を描いた作品で、更にここまで描ききったことに衝撃を受けずにいられませんでした。
各賞の受賞理由の評価に1ミリも狂いはない。
監督の力量、脚本も音楽も絶妙で。エンドロールで帰った人!あんたは大馬鹿者だ。
物憂げな美しいメロディで曲で余韻を楽しんだ後、ポップな曲が始まりその歌詞ときたら!
最後の最後までこれでもかと揺さぶり続けてくれる、観た後にしばらく席から立てない作品でした。
抜群に面白い。前半だけは。
最後の展開が雑
カメラワークや、ストーリーの展開は日本映画よりかなりハイクオリティでした。ただ最近のハリウッド映画に共通して感じるのにも似た最後の雑な展開がそれまでの緊張感を台無しにして、もやもやした終わり方でした。
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