パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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韓国映画鑑賞が初めての方にも
私は↑初めてでした!
失礼極まりないのですが最初は半信半疑。。。
貧困社会の実態を半分コメディ交えた映画なのかなと。
ところが展開が2展3展4展するので濃密。
「映画を観たなー」といい意味で長く感じました。
中弛みや飽きる事なくこんなに集中出来たのは久々です。
まともに働こうともせず富豪宅にパラサイトする程、
一家の主らしからぬお父さんにも
許せないプライドがあったんですよね。
くだらん
世間的な評価も高いし
(ただし周りにそんなやつはいねぇ)
たまには坦々と終わる映画を見るのも
いいか…などと軽い気持ちで観賞した。
向こうの考え方、物事の捉え方
ある意味知る機会にもなりそうな気がしたし、、(..)
結果。理解不能。
つーのは非現実的すぎるってこと。
作り話をまとめることに遠慮しない
学生が作りそうなきちがい映画だった。
日本人には到底理解できんだろう。
今回も会場の空気が終わってた。
役者は合ってそうな人を選んだ感じだったし
そこだけ評価しとくか。
こんなもんが本当に理解されたら人としての世界は終わりだ。
評価されたのか、、怖いな。
モチーフを徹底した印象的な作品
正直なところ、私は世間で評されているほどの良さを感じることができませんでした。
というのも、貧富の格差がどこか絵空事のように思えてしまったからなのでしょう。
資本主義において、資本を持っていないといつまでも貧しい状態から抜け出せないーーということを分かってはいても、居住空間から目に見えて格差が分かるという状況に接してきませんでした。
それ故でしょう。リアリティーを感じつつも、どこかファンタジーのようで、そうはならないだろう、そう感じてしまう自分がいました。
その一方で、演出はシンプルで分かりやすく、そして印象的でした。
急斜面に建つ豪邸から逃げて地下の街へ大量の雨と共に駆け下りる様は、貧しい世界へと戻ることを如実に表現していましたし、
半地下の臭いは、どれだけ緊迫した状態であっても、嫌悪感を抱かずにはいられませんでした。
金運を呼ぶとされた石を家から持ち出すことで続くかとも思えたパラサイト生活は、最後に手放すことで全てが無に帰します。
複数回見ることで得られる発見や、想像を掻き立てられるシーン。そういったものが随所に見受けられる秀作なのは間違いありません。
そして何より、時代背景を知った上でもう一度見ると、新しい発見があるのかもしれません。
パラサイト 半地下の家族
今年11本目。
アカデミー賞作品賞受賞おめでとうございます。
アカデミー賞受賞作と言うことで観賞。
最初から最後まで目が離せない。タイトルと、キャッチコピーがとてもよく合う作品。
人間の欲望がそのまま描かれてる感じがします。
貧困問題について。
これはもう、半永久的に解決しない問題だと感じる。格差があればあるほど人は人を見下す。能力であっても財力であっても。
貧困というだけで能力が高くても発揮する場所がない。諦めるしかない。悲しいね。
ある意味富豪家族に「寄生」をする事で良い暮らしができる。人間らしい作品だったのかもしれない。「寄生」というか、「依存」というか。1度良い思いをしてしまうと、それが手放せなくなる。例えそれが他人を蹴落としてでも欲しくなる。人間って怖い。
自分史で「エスター」以来のすごい衝撃を受け多作品でした。
※個人の価値観で書かれています。
※気に触る表現あったらすいません。
面白い面白くないの次元じゃない
とにかく衝撃。後味が映画を見終わった感覚じゃなかった。謎の不安感と罪悪感と疲労感があって、一人で観に行っていたらそのあとごはんが食べられなかったかも。
ジョーカーやアスはコンテンツとして見ていたけどパラサイトは…
社長の無意識レベルの差別と夫人の配慮の無さや、半地下家族と地下夫婦の上下が瞬時に入れ替わったシーン、本当に怖かった。
「におい」に傷つく父親の姿を見て、当たり前なんだけど、この人も感情はあるよなって思った。
序盤がキャッチーなだけに一気に引き込まれてどん底に落とされる。半地下というところがまた絶妙。
今の時代にあっているからかフィクション感はすごくあるのに妙にリアルというか肉感的というか…
地下家族の存在に、父と息子はどんどん追い詰められていたのに対して、母と娘は食事の心配をするくらいの余裕があったのが不思議。あれは格差や差別を認識したかどうかの違いなのかな。
あと地下夫が社長に心酔するようになった経緯も気になる。
あと社長娘が負傷した地下息子をおぶってたところ、ちょっとほっこりした。
無駄のない
ひさびさに映画を見た!という充実感を味わうことができました。
ありがとうポンジュノ
演出が細部まで行き届いていてただただ圧倒されました。
コメディのような感じではじめは見ていたから終盤の展開は衝撃的。
韓国映画の汚い部屋の感じ好きです。映画で見る分には。
また見に行きたいです。
何がいいのか分からない
退屈なセリフ、無駄なカットばかりでつまらない。品のない性描写や、街が洪水になったり、何がしたいのか分からない。家庭教師やらドライバーという設定も特に活かされてない。無駄にいろいろ詰め込んだという印象。
半地下の貧困な家と、金持ちの家という構図で格差を表現しているようだが、同じ場所しか映さないので映像に広がりがない。閉塞感を感じた。だから無駄なセリフで尺を伸ばしたのか。
登場人物の家族が胸糞悪く、全く感情移入できなかった。そもそもなぜ、彼らは金持ちの家に寄生しようと思ったのか。動機が分からない。貧乏だから?家庭教師の仕事だけしてればいいだろ。
別に金持ちの家には罪はないし、家政婦の人も何も悪いことしてない。これでは貧困な家族が悪いやつと思えてしまう。便所コオロギとは彼らのことだ。ああ、そうやって貧困は卑しい人間を生むということを、この映画で伝えたかったのか?貧しい人をバカにしてるな。
これでアカデミー賞とったのか。万引き家族やジョーカーが絶賛されてる昨今、同じように格差社会をテーマにして便乗して作った映画である。前者2作品はとても惹きつけられたが、本作品は最低である。ポップコーン食べ終わったので、最後まで観ずに帰った。
最高傑作に出会ってしまった。
オスカー受賞前から観たかった為かなりウキウキ状態で鑑賞しました。
開始早々かなり引き込まれ、自分の許容範囲を
簡単に超えていった作品だった。
今作品では匂いがある意味キーワードになってくる。
映像では感じることのできない唯一の五感である
“嗅覚“を
感じることのできる作品はいままで出会ったことがない。
韓国映画の本気を見せられた。
アジアとして日本がこれを超える作品および匹敵する作品を
今後作れるのか。
とても考えさせられる作品でした。
上映終了後も頭から映像が離れず何度もYouTubeで
アカデミー受賞時のポンジュノ監督の受賞スピーチを
見ました。
あと2〜3回はみたいと思わせる作品でした。
今からポンジュノ作品
”グエムル“を見たいと思います。
この作品は後世に残るクラシックな作品の
仲間入りを果たしたと感じました。
最後に一言
絶対に見たほうが良い 後悔はしない。
引きずり回される
「貧困格差社会に目を向けましょう。」という目的地行きのバスに乗ったつもりだった。景色を楽しみながら、順調に道を進む。しかし途中で大雨が降った途端にバスは急に暴走した。道のない暗い森に突っ込んで行き、何だかよくわからないものにぶつかりながら、猛スピードで駆け抜ける。そしていきなり急ブレーキをかけたと思ったら、どこかわからない暗い場所に放り出される。
あらかじめ「感動のラスト」が用意されている映画では味わえない体験でした。緩急の付け方がめちゃくちゃ上手くて、終始画面に引き付けられっぱなし。派手なシーンがあるわけでもないし、感動的な音楽があるわけでもない。登場場面も、ほとんど半地下の家と豪邸の家だけ。それなのにどうしてここまで目が離せないんだろうか。上映時間の2時間があっという間でした。
カップルやファミリーには向かないとよく言われていますが、むしろ向いているのはと個人的には思います。伏線やメタファーがあちこちに散りばめられているので、後からあれ気づいた?とかあれってこういう意味かな?とか、語りたくなる要素が満載です。ぜひ誰かと一緒に観ることをおすすめします。
貧富の格差だけではない
貧富の格差社会が、すごく垣間見れる作品。
韓国語が多少読めるので、タイトルに「기생충(キセンチュン)」とあり、韓国語では寄生虫というタイトルだったのかと改めて知る。
そして、長男ギウと友達が外にあるテーブルと椅子で飲むシーンの横にはスーパーの看板。
といっても商店街の八百屋さんのような小さい店。その横で飲むとか不思議!
あの手この手と、豪邸に潜り込んでいく姿はすごい。この頭脳を他で使えたらよいのに。
妹のギジョンがまた可愛い。あの変化が素敵💕
そして、社長家族が不在の時の様子にはほんとハラハラしました。
そして、そんな展開になるの?という衝撃。
ラストはかなり怖かった。
ちょっと、「モンテクリスト伯」みたいなところも。
それしても…오빠의 머리는 튼튼한 네요ヽ(;▽;)
タイトルなし
アカデミー賞なので期待して観賞。友人から家庭教師のバイトを紹介され、富豪一家に入り込んだ半地下生活を送る貧困青年が、あの手この手で富豪一家の運転手、家政婦等使用人を追いやり、自分の家族を富豪一家に送り込んでいく。前半は痛快で、発想が面白く、どこか万引き家族を思わせた。元の家政婦が戻ってきたところから、話が急展開し、自分たちの生活を守るがゆえに、元家政婦を殺してしまう。ラストは元家政婦の夫の逆襲に合い、娘も殺され、父親は富豪一家の父親を殺してしまう。富豪一家の父親から間接的に臭いと指摘されたこと(生乾きの臭い=地下の臭い)に金持ちへの嫉妬からか、我慢できなくなり、殺してしまう。終わり方としては、期待していただけに残念で、登場人物誰にも共感できなかった。
【ネタバレあり】最高でしたが、あえて言いたいこと
最高の作品でした。個人的に楽しめました。
自信持っておすすめできます。
高評価が多い中、あえて自分を登場人物に置き換えて考えたことをメモしときます。
まず、なんで家庭教師だけでやめとかなかったのか、は誰もが思うでしょう。
あと自分だったら、せっかくあそこまで完璧に取り入ったのに、あんなリスク負ってまで絶対留守中に宴会なんかしません。
それよりも、すぐにでも引っ越して清潔な生活すると思います。そうすれば臭いとかも言われなかったんではないでしょうか。
次に、あんだけ用意周到、完璧主義の家族が、前の家政婦さんを容易に家に入れたこと、計画になかったことをあっさり決めたのは少々疑問でした。
少なくともあれで家に入れるなら、同じ手を使ってお父さん助けられないのかい、と思いました。脳の手術したからでしょうか。
それにしてもなぜあんなに有能な家族であれほど格差がついてしまってるんでしょうか。家族全員が職業につけただけでもと、とても喜んでました。
作品的に裕福家族にもっとヒール感出してもよかったのではないでしょうか。
社長も悪いことして稼いでるわけではなく、愛人がいるわけでもなく、しごくまっとうな社長のようでした。特に奥さんの方はすごくいい人で、あれでは最後家庭をめちゃくちゃにされてしのびない気がしました。高校生の女の子もトラウマ息子も普通に可哀想でした。相対的に貧乏家族にイマイチ感情移入できませんでした。
僕だけでしょうか。
あの有能家族になら他にいくらでもいけすかない裕福層ターゲットにできたのにと思ってしまいました。ジェシカも死んでしまったし続編もないんでしょう。
あとスリル的に音楽というか効果音的もイマイチだったかなと思いました。上の理由から感情移入できない上に、お父さんも助けられず、モヤモヤしたままエンディングにかけて間のび感があったかなと思いました。
でもやっぱり嘘つきものは、最後には良い終わり方はしない、モヤモヤするのが定番なのかな、とも思いました。
面白いけど、何だか気分がすぐれない
テンポ良くスリリングで、ぐいぐい引き込まれた。
その割に見終わった後の気持ちが何だかすぐれなかった。
なぜそう感じだのだろう?
格差社会をテーマにしているのは確かだが、豪邸のファミリーと半地下のファミリーという真逆の人達が、同じ人間という生き物としてうごめく瞬間がある。
家庭教師として乗り込んだ半地下ファミリーの兄は、豪邸の娘と恋仲になる。
豪邸のお父さんは運転手の行為に下世話な欲望を抱く。お母さんはドラッグを欲しがる。夫婦仲は一見上手くいっているようで、そうでもない。
貧困問題が描かれている一方で、人間の生身の存在は皆変わらないことが印象に残った。
だからあのような結末は衝撃度を重視し過ぎている印象で、もっと人間の内面を見たかった。
仮に半地下ファミリーとさらに地下ファミリーの存在が明るみに出たら、あの夫婦はどう反応していただろうか?
万引き家族も犯罪をしながら生計を立てるファミリーだったが、人間に対する暖かさ、家族の温もりや別れの切なさに味わい深さがあった。
パラサイトの半地下ファミリーは豪邸ファミリーをうまく騙し、徹底的に収奪する。そこに躊躇いは全くない。
(特段の悪人ではなく普通の貧しい家庭の人達だったのに)
結果として豪邸ファミリーは完全に崩壊してしまう。
どんなに貧しくてもそこまでしてしまうのか・・
という、驚きとやるせなさが心にずしりと残った。
そのくらい、韓国の貧困問題は深刻というメッセージだったのかもしれない。
面白いけどこんなんでアカデミー?
半地下で暮らす無職ビンボー家族。豪邸JKに長男の家庭教師バイト、妹を弟の絵画カウンセラーに、ドライバー追い出して父親に、家政婦追い出して母親を。留守番の夜、家族団欒。追い出した家政婦と豪邸地下ダンナの逆襲。大雨のなか何とか逃出すが翌日パーティーに来いと。復讐の地下ダンナが長男を殴打、妹を刺し母親を斬りつける、半地下父は地下ダンナを殺し豪邸主人を殺し地下室に逃げこむ。地下室からのモールスで誓う長男。
静かに進む
予告を何度も観たので、もっと奇抜な話の展開を妄想していましたが、丁度いい感じの話でした。それでアカデミー賞が取れたのかもしれないですね。韓国映画は詰め込み過ぎのイメージですけど、これは静かに終わっていくラストが好きでした。他のダーク系の韓国映画も観たくなりました。原作が日本の漫画だけどオールド・ボーイは面白かった。アカデミー賞発表の前日に観たので映画館は割と空いてました。
驚愕…韓国の方に聞いてみたい
旅行に行くと、大概どこにでも
商根魂?かたまり笑のよな韓国の方が
必ずみえて、異国の地でしっかり
根付くハングリーさに感服し、圧倒され、
唐辛子パワー恐るべしと後退りする
ことがしばしばですが(^^;;それは
こういう社会背景が⁈と思ってしまいました。
韓国コスメも、韓国料理も大好き、
何カ国語も話せるKPOPの若い
皆さんに感服し、冬ソナにも
どっぷりはまり…と、マイナスの
イメージが全く無かった私にとって
本当に驚愕作品でした。
匂い…がキーワード。
いくら取り繕っても、誤魔化せない
生活や環境。でもその匂いが
お金がなくても、皆が笑って、
家族が集い、思いやる1番の幸せ
だったのではないでしょうか。
匂いこそが、ある意味で
家族の絆であり、
お父さんにとって、
そこを軽蔑されることは
決して許すことができない屈辱だったと思います。
役者さんの抜群の演技力、
引き込まれるストーリー展開も、
細部まで手抜き感のない素晴らしい
作品だと思います。
フィクションですが、
本当のところどう?と、
韓国の方の感想や思いを
聞いてみたいと思いました。
ただしかし!個人的にはジョーカーに
作品賞をさしあげたかったです^^;
貧富の二極化がテーマ。社会派コメディです。
最初はコメディ。下町の人情喜劇みたいにのほほんとしてる。でもだんだん、ほんの少しずつ現実の闇を見せてくる。一旦どん底に沈んでからの、あのクライマックス!グサグサっと!溜まったフラストレーションを一気に爆発させる!「桐島部活辞めるってよ」みたいでした。そういう映画だったのね。正直よくやった!と思いましたよ。だからこの映画は凄い。
ちょいちょいサスペンス入れてきたり、会話シーンは割と長回しで撮ってるから観ていて飽きない。ポン・ジュノ監督は映画撮るの上手いと思った。
あと、金持ちと貧乏の二極化の構図の描き方が上手かった。さすが。IT社長の家族と半地下の家族は、まさに水と油。全然合わないんだよね笑。まるで、貧富の二極化を象徴しているかのよう。
IT社長が、いかにも成金社長って感じで撮られていて品格も学も思想も何もなく、あるのは金だけ。生きてて楽しいのかな?と思ってしまうぐらい空虚。多分ITに関しては秀才なんだろうけど・・・人間的にはすげー薄っぺらい。半地下の家族の息子が庭でパーティしてる金持ち連中を見て「僕にとってこの家は似合ってるのだろうか?」と問いかけるシーンが印象的。僕ならこう答える・・・全然似合ってない笑。金持ちと半地下とは、相入れない別世界。もちろん、そのように描かれてるだけなんだけど(IT社長も会社では良い奴かもしれないし、結構子供から好かれていて良い父親してた)、この辺りの描き方が上手い。本作が社会派映画としての優秀と言われる所以なんでしょう。
あと、IT社長の豪邸が良い。よく見つけてきたなこの家!って感じ。何もかも豪勢なんだけど、息苦しいコンクリの監獄にしか見えなかった笑。最後、半地下の家族が半地下の家に戻ったとき、ほっとしましたよ。狭い家でも良い。家族一同一緒に飯を食う。こっちの方が良いよね。多分、俺は半地下側の人間なんだろう。大豪邸も高層マンションも、全然良いと思えないんだよな・・・。よくあんな監獄みてーなところに住みたいと思うよ。もし俺が金持ちになっても、家が欲しいとは微塵も思わない。昔から家や車を欲しがる奴の精神構造が全然わからなかった。否、この映画がそう思わせてるだけなんだろうか。。。頭に来て人を刺すことがないように気をつけなくては笑(ネタバレ)。
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