「人間の尊厳」パラサイト 半地下の家族 ぴくにっくさんの映画レビュー(感想・評価)
人間の尊厳
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ハラハラドキドキの展開に目を背けたくなるシーンも有りの考えさせられる映画です。
半地下生活に陥り、人格までもが堕ちてしまうという哀しい展開…
最後の雇い主を刺してしまう様は、人としての尊厳を貫く哀しいシーンでした。
前家政婦夫婦と対面した時に、お互いに同調し合えばまた違う未来があっただろうに…荒んだ生活がそこまで踏み込めず、自己防衛に奔る辺りに人間の愚かさを見たり…
なんだか後味の悪いモヤモヤしたものが胸につかえています。
それはドロドロした人間らしい感情を真正面から見せられた焦りでもあります。
つまりそういう事、あの映画は自我の塊…
愛が隠れて自我を真正面から見せつけられて焦ったんだ
哀しいかな…当たり前に人は追い詰められると自己防衛に奔る
なんて醜いそして潔い映画なんだろう
フィクションの様でノンフィクションなんじゃ?と思わせるストーリーに、世界中で起こり得る事なのだと考えずにはいられない。
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しろくろぱんださんのコメント
2021年10月1日
ひくにっくさん。感じ方が違いますが共感ありがとうございます。私はこの映画観た後、気持ちが重く疲れて帰ってきたことを覚えています。月日が経ってから思ったことをレビューしました。
エンタメ的に観ることが出来たら楽しめたのかもしれません。でもあの家族4人誰一人共感することが出来なく都合のいいstoryに違和感を感じてしました。