劇場公開日 2020年1月10日

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「前半ぐらいまでは少し良かった。」パラサイト 半地下の家族 ブロディー署長さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5前半ぐらいまでは少し良かった。

2021年1月12日
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単純

貧乏な一家が、知恵でハイソな一家に取り入っていくあたりは面白かったけど、秘密の地下にもうひと家族いたとか、取ってつけたような展開をし始めてから、徐々に興醒めしてきて、おばさんを階段から叩き落としたり、包丁で人をぶっ刺したり、石で頭を叩き割ったり、グロくて、汚くて、見るに耐えかねるメチャクチャな世界のオンパレード。前半のリアリティも、格差社会への提言も何も無い。後半からは、撮影の勢いだけの悪趣味映画と化した。この映画が世界に認められたアジア映画と言うなら、黒澤や小津は泣くな。

ブロディー署長