劇場公開日 2020年1月10日

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「''計画"この一言がどれほど大切になることか」パラサイト 半地下の家族 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5''計画"この一言がどれほど大切になることか

2020年3月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

はい!?それでも映画好きか?
公開からドンダゲダッドンネゆーとんねん。
これじゃあタダの流行に乗り遅れた年に1.2回みるにわか映画ファンやないか。
いやですね、アカデミー賞取ったら後回しにしてまうでしょ。ずっとランキング乗ってるしずっと1日5回とか合ってるから、公開終了ギリギリの奴から見て最新映画見ちゃうでしょ。
すいません。言い訳でしかないです。
でも、今まともなレビュー書いたって1000近くのレビューがあるんだからね。素晴らしいレビューラーさんも沢山いる事だし。

この前ですね、Netflix限定?のソン・ガンホ主演の薬物王ってのを見たんですよ。レビュー書いてないけど。
そんときのソン・ガンホの演技が凄すぎて。ここまで気が狂った役を薬もやってないのに再現できるのってエグ。薬物中毒の役ってホントに難しいと思う。だって、そんなの分かんないじゃん。どうやってしてるんだろ。
そんな、ソン・ガンホが私は大好きになりまして期待を胸に鑑賞。

感無量。アカデミー賞取るべき映画。
息を飲むのすら苦しい。
言葉にするのは難しいですが言葉にします。

ストーリーは言うまでもないが、
貧富差を描いたサスペンス映画。
ネタバレ厳禁。なんにも読めない。

貧乏は暗い。金持ちは明るい。
そんな感じで照明を分けているから映像としても美しさを感じる。
また、貧乏と金持ちの場面が切り替わった時に差を感じて悲しくなる。それこそがこの映画で伝えたかったことなのだろう。

言葉が多くない。
心で訴えかけるようなそんな感じ。
それがまた、ジョーカーと通じるものがあって国を問わずに高評価を得た理由だろう。

家族の一体感というか、1つの目標に向かってヒソヒソと物事を進めていく様子が高いビルの上から綱渡りをするようなそんな気持ちになる。ハラハラドキドキ。

テンポもよく観客を惹き付ける映像美が素晴らしいと思ったが、最後はそれが裏目にきた。
あまりにも上手く行きすぎて、そうならんでしょと。モールス信号です。

あと、PG12ってのはみなさん暴力的ってのを想像するでしょう。もちろんそんな描写もありますが、お色気シーンもあります。これに至っては必要でしたかね。
韓国映画らしいのかもしれないが、特になんの意味もないように思えた。個人的にはね。

これが-☆0.5した理由です。完璧とは言えない。

だが、この映画は今までに見たことの無い新しい作品。サスペンス、ヒューマン、ミステリー。
庭に輝く太陽の光は、どんな人にとっても大きな傷として深く刻まれるだろう。

私がこの映画に魅了された理由をお話いたします。

仕事や友人との遊びで先頭に立ち計画を立てるのがいつも私。計画を立てるってそう簡単じゃなくて、日時の把握・場所決め・予約取り全てしないといけない。周りに計画性の無い人がいるととても困る。周りは1人そういう人がいたら縋る。

とある友人と旅行の計画をしてまして、いつも通り私に計画を押し付けました。私もいつも通り仕方なく計画を立ててました。
当日、集合場所に来ない。何故だ?連絡する。今日、携帯変えるんやった。
は?は?んなの何時でもいいやん。なんで今日?そしてその人以外は連絡なし。頭の水が沸騰しました。
計画した事が全て踏みにじられるこの思い。何もしたくなくなります。しかもこの話を持ち込んできたのは携帯ショップに行った人。久々にイライラしました。その日は寝ました。ずぅーっと
あ、あつまれどうぶつの森しました。

この映画では"計画"という言葉が何度か出てきます。
私はこんな風に計画を踏みにじられた翌日にこの映画を見て大きな矢が胸に刺さった(恋しとるやんけ)

今、長として先頭に立って物事を決断したりしている方は是非この映画を見てください。非常に深い。
計画という言葉を色んな視点から見れる

ジャージャー麺食べたいな
シネマトゥデイさんが作り方を投稿していたので見て作りまーす。

サプライズ