「1番大切なこと」パラサイト 半地下の家族 りんこさんの映画レビュー(感想・評価)
1番大切なこと
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この映画は何を伝えたかったのだろうか。
映画を見たあとすぐには分からなかったが、しばらくして落ち着いてくると徐々にわかってくる。
雇う側と雇われる側、そこには超えられない壁があり、雇われる側はその一線を超えてはいけない。
ホームレスがダソンの誕生日パーティーに突如現れ、全てが壊れる。
失神した息子を病院に連れて行くために、車の鍵を早く渡すように叫ぶパク社長。
この時刺された自分の娘の傷口を押さえながら、ギテクは何を思っただろうか。
雇われる側は雇う側にどんな時も従うことが要求される。
それが自分の娘が死にかけている時でも。
そんなことがあっていいのか。
そこでギテクは温厚な運転手の仮面を捨て、パク社長を刺してしまうのである。
誰を責めることもできないが、
やっぱり人を騙してはダメだと思う。どんなひどい暮らしでも、貧しくても、人を騙したり、裏切ったりしてはダメだ。嘘をつくと必ずつけが回ってくる。
この家族は人を騙して、裏切ってしまった。
この映画が伝えたかったのは結局はそういうことなのではないのだろうか。
大切なことは単純(sinple)だ。
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