「“○地下”の家族、人々」パラサイト 半地下の家族 さんばさんの映画レビュー(感想・評価)
“○地下”の家族、人々
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予告は見ずに評価が高いという記事を読んで観に行った。
ストーリーは、半地下住みの家族が身分を偽ってお金持ちの家に雇われる(侵入)。
侵入する前の生活で内職を雑にしていて、勤勉な家族ではないのかなと感じた。(安い給料だからかも?)
侵入する際やした後の計画はとても緻密で完璧なのだが、父親は徐々に感情を押さえきられなくなっていて見苦しかった。この時のお芝居が凄く上手だと思った。金持ちのほうの父親もこの異変に気づきつつある描写も良かった。
「なにか起きそうだな」「この家には秘密がありそうだな」という付箋を感じ取ってしまったのでどんでん返しのような衝撃は受けなかったけれど、“完地下”の住人のなんとも言えない不気味さと気持ち悪さの後味が残った。
訴えかけてくるものを途中までは邦画の万引き家族をイメージしながら観ていたけれど、終盤からサイコスリラーみが増してくるので2つのテイストを感じられて面白かった。
韓国社会の貧困層(半地下、半地下にさえ住むことの出来ない人々)と富裕層の対比で訴えかけてきたと思えばサイコスリラー的はらはらどきどきもある、この2つを1つの映画にしていて凄いなと思った。
結果的に予告見ないでよかったなと思った。
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