「笠原さん出番です!」シチリアーノ 裏切りの美学 t2law0131さんの映画レビュー(感想・評価)
笠原さん出番です!
マフィアのドンがファミリーを警察に売るという実話であるが、およそ40年にわたる物語。さらに回想を加えると60年以上のお話。ほぼ2/3は裁判状況を描くことで進む。イタリアのこの当時の裁判が「こんなんだったの!?」というほどファンキーでデンジャラス。原題の「裏切者」(直訳)がまあ、一番わかりやすい。美学でもなんでもない。主人公は、そう言ってるが、自己正当化のためには、そう言うだろう。彼の息子たちを含め150人以上が殺戮されていくパッケージシーン。最初この数字なんだろう?というほど機械的に抹殺されていく。「ゴッドファーザー」のクライマックスの丁寧な描き方とは違ってる。イタリアテイスト?
日本の物語なら、東映が続編を重ねて10本以上のシリーズに仕立て上げたに違いない。
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