ペイン・アンド・グローリーのレビュー・感想・評価
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人生は変えられる、どんな時でも。
有名な作品らしくかなりの人がレビューを書いているので、何を書こうかと考えた。そして、一番好きなシーンを書く。それは、サルバドールが少年の時、本が読めて字が書けるので、近所の若者から手紙を書いて欲しいと頼まれるシーン。これが、ベストシーンじゃないが、母親の力強い、生きていくための処世術が好きだ。家族が引っ越してきた洞窟の壁を塗ってもらう代わりに、スペイン語や算数を教えるシーンもサルバドールの完全主義ぽいところ
や、文字を絵に結びつけて描かせる手法など、すでに将来芸術家としての、才能を見せている。それに、最高のシーンは母親が買い物に出ているときペンキ職人がサルバドールの肖像画を描いて、その後、ペンキで汚れた体を洗うため全裸になってサルバドールにタオルを持ってこさせ、そこで、サルバドールが倒れてしまうシーン。すでに、性的芽生がここで出てくるシーン。これが舞台映画の『First Disire』になる。このシーンが美しい。
あとは、自分もスランプに陥ったとき、そこで立ち直る気かっけとなったのは『人』なんだなと。グローバルな世界の長所は人と繋がれるということで、何かのきっかけで、その人を思い出した時は、つなげる努力をしてみようと思った。特に、私は、立ち直ったサルバドールよりはるか高齢なので、その努力をしてみるのも独居老人の世界に篭らないでいいかなあと思った。
若い時に観てもきっと自分は意味がわからなかっただろうな。というのと...
ビジュアルは最高!ストーリーは、?
ほんとうは◯◯◯◯◯◯◯映画
タイトルのpain(痛み、原題スペイン語ではdolor)とは何か?
物語のほとんどで、観る者はそれを、主人公サルバドールの持病による身体的な「痛み」だと“思わされる”。
その痛みを紛らわせるため彼はドラッグに手を出す。それほど、彼の身体の痛みはキツい。
そして物語の終盤、彼はドラッグを断ち、病気に向き合うために嫌いだった病院に行くことを決断する。
検査の結果、病名も分かり、手術が始まろうとしている。物語の全編にわたって描かれていたサルバドールの身体の「痛み」が、ラストで解決に向かう。
なるほど、「痛み」とは、このことか。
しかし、これは「引っかけ」だ。
なぜなら、本作には、サルバドールの生い立ちに関わるエピソードが大量に挟まれるが、これらは彼の身体的痛みとは関係がないのだ。
では、「痛み」とは何を指すのか?
それは、主人公の同性愛に関する母親との確執だろう。
物語の中盤、サルバドールは、かつて男性の恋人と同棲していたことを描いた脚本について、自分の名前で上演されることを拒んだ。
しかしラストでは、同性愛に目覚めたきっかけを描く自伝的映画を撮っている。
なぜか?
そう、これは主人公が、自分が同性愛者であることをカミングアウトしていく映画なのだ。
かつて故郷に住む母親は、サルバドールとの同居を望んだが、彼はこれを拒んだ。そして母親は死の直前までも、そのことを根に持っていた。
同居をすれば、彼の私生活は母親の知るところとなる。
サルバドールは、自身が同性愛であることを母親に打ち明けることはなかった。
年老いた母親がサルバドールのために祈りを捧げていた聖アントニオは、結婚に関する聖人である。
かつてカトリックでは同性愛を禁じていたし、差別的な見方は残っているだろう。
母親は村の熱心なカトリック信者と親しく、そのつながりから母親はサルバドールを神学校に進学させている。
サルバドールは幼い頃から、母親の期待を受けて育った。だが、彼女の希望である同居も受け入れず、また結婚もしなかった。
そう、ずっと彼は、自分が同性愛者であることを母への負い目にしていたのだ。
これが「痛み」ではないか?
しかし、サルバドールは自分のセクシャリティをあらためて受け入れ、生きる自信を取り戻していく。
そのきっかけとなったのが、昔の恋人との再会だ。サルバドールは、尋ねてきた昔の恋人に、「君を疎ましいと思ったことはない」と明言する。それが母親との確執を生んだとしても、かつての愛は揺るぎないものだったと捉え直すシーン。
こうして彼は、徐々に「痛み」を氷解させていく。だからラスト、サルバドール自身の同性愛の目覚めを描く映画の撮影シーンには、母親も登場するのである。
さて、タイトルのもう一つの単語「グローリー(栄光)」は何を指すのか?
それはラストでサルバドールが再びメガホンを取り、映画を作っていることではないか。
繰り返すが、この劇中劇の映画は、サルバドールにとって、ついに母親に言えなかった自身のセクシャリティについてカミングアウトする作品になるはずである。
このように、映画監督は自身の「痛み」すらも作品(栄光)に昇華させる。アルモドバル監督は、これが映画作りであることを、訴えたかったのではないか。
過去の回想シーンが、実はサルバドールが現在、撮影している映画だった、という“仕掛け”も楽しく、映画的な技巧が生かされている作品。
身体的な痛みと精神的な痛みを二重写しのように描く構造や、ドラッグという小道具が何重にも効いているなど、脚本も凝っている(ドラッグはサルバドールの代表作の主演俳優アルベルドとの対立の原因でもあり、かつての恋人との別れのきっかけにもなっている)。
老いを演じるアントニオ・バンデラスも渋く、ペネロベ・クルスは相変わらず魅力的と、見どころが多い。
最後に。
本作を「ニュー・シネマ・パラダイス」になぞらえる、この映画の宣伝文句は、この作品のメッセージをひどく歪めてしまっていると思う。
難しすぎ
観終わったときに、やっと面白いと思えました
予告編を観たわけでもなく、興味があったわけでもなく…。ちょっと時間があったので、もう1本と思ったんだけど…。この作品を選んだのは、久しぶりに ペネロペ が観たいと思ったからでした。ペネロペ さん、相変わらず、ボン・キュッ・ボンのナイスボディでした。そして、笑顔の素敵な役。それに対して、アントニオ・バンデラス …。こんな顔してたっけ?って感じ。お髭のせいですかね。
前半は、サルバドールが、薬に溺れていく過程が描かれている。やれ腰が痛いだの、頭が痛いだの、そういうものに逃げたくなるの分かりますわ…って言わせたがってる映し方。でも、理解できませんから…と思いながら、この映画を選んだ事を後悔しました。でも、後半になって、自分の過去を作品として作り始めたあたりから、徐々に、面白くなってきた。ペネロペさんは、回想シーンの母なんだけども、それが、最後には…。観終わったときには、面白かった〜と思えました。結局、私って、こういうドンデン返しが好きなんですよね。単純…。
それにしても、あのシーン…。モザイクなくてビックリしたんですけど、あれって大丈夫なの?
サツゲキ復活!
街が魅力的
サツゲキを応援したいが、申し訳ないが、アントニオバンデラス主演というだけの、監督の自己満足的な映画
同監督の「オールアバウトマイマザー」は当時赴任していたU河のD黒座で観ました。本当に面白かった。諸事情で2回観ましたが、2回ともお客は僕一人でした。おすぎさんが絶賛した映画でしたが、そういうことを除いても、ノンケの僕でも楽しめる本当に良い映画でした。当時色々と仕事に思い悩み、U河の海の上を飛ぶカモメを眺めていた僕にとって、人生を応援してくれる良い映画で、不覚にも落涙してしまう映画でした。
ひるがえって、本作はどうかというと、これはちょっと・・・・復活したサツゲキを応援する意味も含めて観にいきましたが・・・・自伝的といえばそうですが、同監督の自分の人生に言い訳ばかりしている映画に感じました。身体の痛みを理由にヘロイン中毒になるものどうかと思うし、生理的にひげずらのおじさんのディープキスは受け入れがたく、回想シーンでは、幼少期の主人公が読み書きを無学な青年に教えるという良い話なのに、最後に無学の青年の裸の洗体シーンを延々を流して、これを幼少期の主人公が見て発熱するし。うーん。フォレスター病の骨棘切除もそんなに容易な手術ではないし。
最近観た映画ではドクタードリトルのアントニオバンデラスの方がずっと良かった。ごめんね。
アルモドバルの集大成
『神経衰弱ぎりぎりの女たち』『欲望の法則』など多数のペドロ・アルモドバル監督作品に出演してきたアントニオ・バンテラスが今回は、監督の分身としての役割を果たしている。
『欲望の法則』と『バッド・エデュケーション』では、主人公が映画監督という設定であったが、今回も映画館ということもあり、今作を3部作の3章目とアルモドバルは語る。
同一のキャラクターではないが、描いた欲望と映画の関係性や同性愛を描いていることに関しては、共通しているのだが、今作はバンデラスの演じるサルバドールのビジュアルから、明らかにアルモドバル自身の投影であることが色濃く出ている。
家の家具や絵画、靴や洋服もアルモドバルの私物を使用しており、髪型も似せていて、感覚的ではなく視覚的に仕上げてきていることから、半自伝的意識が強いものと思われる。
これまでの作品でも、同性愛、映画愛、そして母への想いといったアルモドバル自身の体験や感情を投影してきており、それがアルモドバルの作家性でもあるが、今作では、よりそれらを感じられる構成となっており、てんこ盛りの集大成とも言える作品だ。
ここまでやってしまって、次回どうするのだろうかという不安もあるが、『ジュリエッタ』や『アイム・ソー・エキサイテッド!』などといった、少し路線の違う映画も制作しているだけに、アルモドバルは70歳ではあるが可能性と将来性がいつまで経っても感じさせてくれるフレッシュな監督であるから、心配はないだろう。
アルモドバル作品の特徴は何といっても、芸術的なセンスと色彩感であり、今回もアルモドバルが好きな赤が全面に使われている。所々にベアブリックが置いてあることにも注目!
色を乱発して画面を散らかすのではなく、印象的なシーンに赤を使うことで記憶に残るという匠な色使いは見事であり、芸術色が強いといわれる要因のひとつである。小道具として制作された紙袋に描かれた少年時代のサルバドールの絵がいちいち素晴らしい。
何故、ここまで全編を様々なスタイルのアートで包むことができるのだろうか…
ずっと観ていたい
少し笑い、少し感動、少し納得
自分の人生に重ねあわせて観てしまった!
主人公サルバドールが監督を投影していることは明らかなのだが、母に対しての思い・喪失感というところが、深く心に宿っているところ。思わず滂沱の涙があふれたのは、母の望む田舎の村に帰りたいという願いを叶えてあげられなかった・・・と主人公が述懐するところ
人は愛することはできるが、愛を本当の意味で得ることは難しい。母に対して無条件の愛を求めたサルバドールにとって、その愛する対象の最後の約束が守れなかったということが、どんなに心の傷となったか・・計り知れない
愛する対象は移り変遷していこうとも、「オール・アバウト・マイマザー」なのだ。
すべての原点にあるもの!はかないが、よき祝福があるよう祈るきら星のような映画だ。
ペインって物理なのね
ペドロ・アルモドバル監督ならではの人生賛歌
新型コロナウィルスが収まり切らない中で観たこのペドロ・アルモドバル監督の新作は、おそらく忘れられないものになるだろう。
監督自身を投影したと言われる初老の映画監督が主人公。過去の栄光を抱え今は病から精神的にもドン底状態で苦しんでいる。いわば隠居状況だ。過去の栄光によって舞い込んだ仕事から、ストーリーは回り始める。底辺だった彼に思いがけないことが起こり、彼は前に進み出す。すると状況もいい方向へと彼の背中を押す。・・・・これは人生を最後まで前向きに生きようという初老の主人公の再生の物語だ。
ノンフィクションならではのちょっとできすぎた感はゆがめないけれど、やはりこういう結末の方が気分がいいのは、この映画を見ている現在の状況のせいもあるのだろうか。あきらめてはいけない、人生は捨てたものじゃない、乗り越えて行こう、といった監督自身にも向けた人生賛歌なのだ。
メインの俳優たちがペドロ・アルモドバル作品の常連なのは、安定感というよりちょっとマンネリ感も感じてしまったけれど、ストーリーを彩る独特の色彩、インテリアデザインのセンスの良さは、主人公のファッションと相まって、変わらず健在。裏切ることなく、溜息ものだった。貧しい境遇として描かれる故郷の村の住居でさえ、牧歌的なテイストにこじゃれたアクセントが利いていて、思わずうっとりだ。飛び切り素敵なインテリア雑誌をみているかのようだった。
主人公の最初の状況に大いに共感する私にとっては、映画館での鑑賞再開を記念するにふさわしい作品だった。
眠気に勝てず
よかった。
pain&glory まずタイトルがよい。
痛みと恵み、苦痛と栄誉。
描かれた内容はとても個人的なことだけど、普遍的。
あと、字幕翻訳が松浦美奈さん。うれしい。
アルモドバルは全部見たわけではないけれども好きな監督です。
アントニオバンデラスがケガと病気に苦しむ初老の巨匠監督に扮しております。
このバンデラスがめちゃくちゃかわいい。いたいけという言葉がぴったりです。
老母に相対する時の瞳が、もう、ちっさいころのサルバドールと重なって、私は泣きました。
前半は正直ハマれなかったのですが、ヘロイン友になった役者がサルバドールの原作で一人芝居をやる当たりから急によくなりました。
活力を失ってうじうじしているサルバドールを見ているのがつらかったのかなって後で思いました。
また、この映画に限らず、コカインはまだましだけどヘロインはやばいみたいな、ドラッグがらみの話がぜんぜんぴんとこなくて。どっちもだいぶあかんのと違うか?って思いました。
過去も現在も、アルモドバルらしく色鮮やかな映像で、その点は例のごとく見ほれます。
特に、過去の洞窟の家の光がとても美しく、ペネロペママは洞窟なんて!ってゆってましたが、めちゃくちゃいいやんって思いました。
洞窟の家に行く前の晩、どこか(駅?)のベンチで眠るときの毛布の模様・色、サルバドールが文字を教える彼が貼ったタイル、現在のサルバドールの自宅のインテリア、サルバドールの通う病院のド派手な壁!どれも素敵で、印象的で、うっとりしました。
川で洗濯して、シーツを背の高い草に広げてってゆう牧歌的風景と、女たちの張りのある歌声の冒頭もよかったです。
後半の話を思いつくままに書き記しますと以下のようになります。
前述のヘロイン役者の一人芝居を、サルバドールの元カレが見に来ていて、その元カレとの思い出が描かれた話だったので、元カレがサルバドールに会いに来て、いい感じの再会をします。彼は今は女性と付き合っているので、サルバドールとどうのこうのはなさそうですが、別れ際にあつい接吻をして別れます。今でも反応してくれてうれしいって、ゆわれてました。密着した腰のあたりの話ですよね。再会によって活力がよみがえったサルバドールは、病院通いを復活させます。そうこうしていると、個展のお知らせが届き、その案内には幼いサルバドールを描いた絵が載っています。
回想にてタイル貼りの彼がタイルを貼っているシーンに切り替わります。サルバドールは天窓からの光の下、本を読んでいます。タイル貼りの彼が、そんなサルバドールを段ボールか何かの袋に描きます。線画を見て何か言葉を交わして、サルバドールはベッドにダイブします。なんかほっべが赤い?タイル貼りの彼にタオルをと言われ、持っていくと、まあみごとな肢体が!全裸の美しい男性がスローモーションの中、身体を清めています。少年サルバドールの性の目覚めでしょうか。熱射病と興奮とでサルバドールは倒れてしまいます。
現在のサルバドールはそのことを思い出し、彼の描いた絵を目の当たりにし、さらに活力がよみがえった模様。また、老母の最期の願いを叶えられなかったとかもゆってました。死期せまる母との暮らしも描写されます。
老母は、私の眼にはけして良い母には移りませんでした。カトリックの教義からは外れた息子を、どこかで認めていない風で、そんな母に愛を乞うサルバドールが哀れに思えました。
ともかく後悔を口にすることができ、性=生への喜びを思い出し、生気を取り戻したサルバドールは、自伝的映画を撮ったのです。それがこのpain&glory。やだもー、ラストシーン鳥肌立った。
ペネロペママとちびサルバの隣になんか立ってる女の人いるけど、泥棒?って思ったよ!マイクでほっとしたー。
ということで、私の好みにずどんと来た映画でした。前半はちょっとあれだったけどね。
それでも人生を積み重ねると言う事
会社の創立記念日で午後半休になったので、
1日映画の日はやはりお得に映画鑑賞!と言う
訳で会社近くの映画館で上映時刻がちょうど
良かった本作品を鑑賞しました。
私も以前、頸椎のトラブルで神経痛の症状に
悩まされましたが、この物語の主人公
サルバドールはかなりしんどい既往症があります。
確かに何もやる気が無くなるし、生きる事自体
苦悩する毎日かと思いますが、昔を回想しながら
少しずつ前向きになっていく様子に応援したく
なりました。
薬物に溺れる様子は感心しませんが、
苦悩に耐えながら人生を積み重ねる姿は素敵でした。
スペインと言う舞台だからでしょうか、
ビビットな色使いの衣装や家財類も、見ていて
とても素敵でした。あのような色使いは、
なかなか日本人には出来ませんねぇ。
今この瞬間は過去の全ての時間の積み重ねで
成り立っている事を再認識させられる映画でした。
機会が有れば、もう一度観たいと思います。
プライベートな奇蹟が重なってめでたく Forestier disease(DISH)を克服して復活できた幸せな映画監督のお話し
ペインアンドグローリーのペインのほうの身体的痛みや飲み込み難さ、喘息様発作については最初は原因不明のようで、精神的なものと思われましたが、最後、CTスキャンを撮り、原因がはっきりします。頸椎の前方の靭帯にトゲのような骨の出っ張りが出来て、食道を後ろから圧迫することで症状が出ていたのでした。頸椎後縦靭帯骨化症もみとめられました。フォレスティエール病と字幕には書いてありました。Forestier disease だと思います。フランスの医学者の名前が由来で、現在ではDISH(Diffuse Ideopathic Systemic Hyperostosis)びまん性特発性骨増殖症という症候群名で呼ばれることが一般的になってきたようです。CT装置は東芝製のAquillionという機種でした。東芝は医療部門をCanonに売却してしまったので、こうゆうかたちで、映画に残るのは技術者の人にとっては誇らしいことではないかと思われます。
原因がわかって、手術で良くなる希望が出てきて、同時に若い頃の恋人に再会でき、マドリッドの古美術商で初恋の左官職人がセメント袋に描いてくれたの自分の幼かった頃のスケッチを手にすることが出来て、ぐっと前向きになれたせいか、実際、手術のあとに復活して、自伝的な新作映画を撮るシーンで終わります。我々もまた、あの可愛い子役君とペネロペ・クルスに会えて、見終わることが出来ました。もう少し伸ばして、左官職人役の若い役者と監督が付き合い始めるみたいなエンディングにしちゃったら、ただのゲス映画になるところでした。くわばらくわばら。
実に羨ましい結末でした。実際はいがみ合ったり、嫌いなやつとは、一生実を結ぶことはないんですけどね。夢物語だったとしても、いい映画でした。
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