劇場公開日 2020年6月19日

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ペイン・アンド・グローリーのレビュー・感想・評価

全67件中、21~40件目を表示

4.5人生は変えられる、どんな時でも。

2020年12月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

有名な作品らしくかなりの人がレビューを書いているので、何を書こうかと考えた。そして、一番好きなシーンを書く。それは、サルバドールが少年の時、本が読めて字が書けるので、近所の若者から手紙を書いて欲しいと頼まれるシーン。これが、ベストシーンじゃないが、母親の力強い、生きていくための処世術が好きだ。家族が引っ越してきた洞窟の壁を塗ってもらう代わりに、スペイン語や算数を教えるシーンもサルバドールの完全主義ぽいところ
や、文字を絵に結びつけて描かせる手法など、すでに将来芸術家としての、才能を見せている。それに、最高のシーンは母親が買い物に出ているときペンキ職人がサルバドールの肖像画を描いて、その後、ペンキで汚れた体を洗うため全裸になってサルバドールにタオルを持ってこさせ、そこで、サルバドールが倒れてしまうシーン。すでに、性的芽生がここで出てくるシーン。これが舞台映画の『First Disire』になる。このシーンが美しい。

あとは、自分もスランプに陥ったとき、そこで立ち直る気かっけとなったのは『人』なんだなと。グローバルな世界の長所は人と繋がれるということで、何かのきっかけで、その人を思い出した時は、つなげる努力をしてみようと思った。特に、私は、立ち直ったサルバドールよりはるか高齢なので、その努力をしてみるのも独居老人の世界に篭らないでいいかなあと思った。

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Socialjustice

4.0若い時に観てもきっと自分は意味がわからなかっただろうな。というのと...

2020年10月31日
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若い時に観てもきっと自分は意味がわからなかっただろうな。というのと、アルモドバルが言ってること少しはわかる年齢になった(なっちゃった)のかもしれない。としみじみ

歳をとるから大人になるわけでもない
体のリアルな痛みでやっと自分が歳とったんだねと実感したり。
昔はこーだった
あの時あんなこと言ったけどよかったのかな
とかもにょもにょ思ったり

生きていくのは前を向いていくことだぞよ。というポジティブ水前寺シンキングに疲れた時に是非また観たい

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victor

3.5ビジュアルは最高!ストーリーは、?

2020年9月21日
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アルモドバル作品が大好きで、ほぼ全部見てます。
でも今回は正直、ストーリーにピンと来ませんでした。
あまり共感する部分がなかったからかな?

しかし、相変わらずインテリアは素敵だし、出てくる俳優さんも美男美女が多いし、ビジュアル的にアーティスティックなのはいつもと同じですごく楽しめました。
あのセンスは見事だなと、ホント毎回感嘆します。
あと、スペイン語の響きが好きで心地良かったし、まあ見て良かったです。

あと、最後のエンドロールに「オールアバウトマイマザー」のセシリア・ロスの名前を見つけ、どの役だったのかな?と思ったら、最初に出て来る女優さんの役だったんですね。
全然わからなかった…

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サトミンコ

4.0ほんとうは◯◯◯◯◯◯◯映画

2020年9月20日
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しろくま

2.5難しすぎ

2020年8月23日
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鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

過去と現在を行ったり来たり、回想するのは良いとして、何をどう楽しめば良いのかわからなかった。
薬物の事はよくわからないけど、コカインとヘロインであんなにムキになるほど怒るの事か?とか、喉が痛いなら早く精密検査すればよいのに、とか、役者がゲイだったのか監督もゲイだったのか、何がなんだか???
サルバドール監督が若い時の回想で絵描きの青年が水浴びするシーンが有るが、チ○コ丸出しでモザイクも無かったが、映倫通過したんだなぁ、って不思議だった。

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りあの

3.5観終わったときに、やっと面白いと思えました

2020年8月4日
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予告編を観たわけでもなく、興味があったわけでもなく…。ちょっと時間があったので、もう1本と思ったんだけど…。この作品を選んだのは、久しぶりに ペネロペ が観たいと思ったからでした。ペネロペ さん、相変わらず、ボン・キュッ・ボンのナイスボディでした。そして、笑顔の素敵な役。それに対して、アントニオ・バンデラス …。こんな顔してたっけ?って感じ。お髭のせいですかね。
前半は、サルバドールが、薬に溺れていく過程が描かれている。やれ腰が痛いだの、頭が痛いだの、そういうものに逃げたくなるの分かりますわ…って言わせたがってる映し方。でも、理解できませんから…と思いながら、この映画を選んだ事を後悔しました。でも、後半になって、自分の過去を作品として作り始めたあたりから、徐々に、面白くなってきた。ペネロペさんは、回想シーンの母なんだけども、それが、最後には…。観終わったときには、面白かった〜と思えました。結局、私って、こういうドンデン返しが好きなんですよね。単純…。
それにしても、あのシーン…。モザイクなくてビックリしたんですけど、あれって大丈夫なの?

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らぶにゃん

3.5サツゲキ復活!

2020年7月31日
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鑑賞方法:映画館

スガイビル札幌劇場(サツゲキ)の復活した後に観た最初の作品。グラファンで寄付したため、入り口と予告で自分の名前がありることに狂喜。高校生の頃、「レッドツェッペリン狂熱のライブ」や「ウッドストック」などの音楽映画から始まり、大学時代は彼女(現在の家内)とデートで通いつめた思い入れのある映画館。
映画は自分はうーんっていう感じ。
勝手に「ニューシネマパラダイス」的な内容と思っていたし。
でも、スペインの風景とペネロペ・クルスはキレイだった。
最後の方に出てくる、ある人のある部分が大きくてビックリした。
医者目線で言うと、主人公が患っている病気をよくぞ診断したものと思う。

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hanataro2

5.0街が魅力的

2020年7月26日
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鑑賞方法:映画館

まず、色彩に魅了されました。
サルバドールの部屋の装飾やインテリアも素晴らしい!
川での洗濯シーンから、幼少期に住んでいたバレンシアの村の洞窟も、すべて魅力的で、
過去〜現在を含め、撮影された場所たちを非常に訪れてみたい!

ヘロインで夢現の中で見る白昼夢のような過去の母親との思い出も
とても優しく強く温かく、自分自身の母との昔を思い出したり…

全体を通して愛に溢れ、観賞後、マドリッドの心地好い風が心に吹きました!!

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hkr21

1.0サツゲキを応援したいが、申し訳ないが、アントニオバンデラス主演というだけの、監督の自己満足的な映画

2020年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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けいちゃん

4.0アルモドバルの集大成

2020年7月25日
PCから投稿

『神経衰弱ぎりぎりの女たち』『欲望の法則』など多数のペドロ・アルモドバル監督作品に出演してきたアントニオ・バンテラスが今回は、監督の分身としての役割を果たしている。

『欲望の法則』と『バッド・エデュケーション』では、主人公が映画監督という設定であったが、今回も映画館ということもあり、今作を3部作の3章目とアルモドバルは語る。

同一のキャラクターではないが、描いた欲望と映画の関係性や同性愛を描いていることに関しては、共通しているのだが、今作はバンデラスの演じるサルバドールのビジュアルから、明らかにアルモドバル自身の投影であることが色濃く出ている。

家の家具や絵画、靴や洋服もアルモドバルの私物を使用しており、髪型も似せていて、感覚的ではなく視覚的に仕上げてきていることから、半自伝的意識が強いものと思われる。

これまでの作品でも、同性愛、映画愛、そして母への想いといったアルモドバル自身の体験や感情を投影してきており、それがアルモドバルの作家性でもあるが、今作では、よりそれらを感じられる構成となっており、てんこ盛りの集大成とも言える作品だ。

ここまでやってしまって、次回どうするのだろうかという不安もあるが、『ジュリエッタ』や『アイム・ソー・エキサイテッド!』などといった、少し路線の違う映画も制作しているだけに、アルモドバルは70歳ではあるが可能性と将来性がいつまで経っても感じさせてくれるフレッシュな監督であるから、心配はないだろう。

アルモドバル作品の特徴は何といっても、芸術的なセンスと色彩感であり、今回もアルモドバルが好きな赤が全面に使われている。所々にベアブリックが置いてあることにも注目!

色を乱発して画面を散らかすのではなく、印象的なシーンに赤を使うことで記憶に残るという匠な色使いは見事であり、芸術色が強いといわれる要因のひとつである。小道具として制作された紙袋に描かれた少年時代のサルバドールの絵がいちいち素晴らしい。

何故、ここまで全編を様々なスタイルのアートで包むことができるのだろうか…

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バフィー吉川(Buffys Movie)

3.5ずっと観ていたい

2020年7月16日
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鑑賞方法:映画館

メインビジュアルとあらすじが上手く合致しなくて、気になっていた作品。

観て確認してスッキリ。

「これ、日本版ビジュアル作ったときにやらかしちゃったやつなんじゃないのぉ」なんて思っていてごめんなさい。このビジュアル、パーフェクトです。

主人公の憂い感とスペインらしい爽やかな色彩の対比が、何とも美しい!

どんな重たいお話なんだろうかとちょっと気構えていたのがウソのように、過去にグローリーを獲た人生のその後、様々なペインが深刻すぎず軽すぎず描かれていて、これはアート作品なんですね。

とても素敵でした。

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ぴょ♪

3.5少し笑い、少し感動、少し納得

2020年7月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

少しでもアルモドバルなる存在を知っていれば、自身の物語が色濃く出ていると漠然とでも思えるような作品。何となく笑えて、何となく感動して、何となく納得できたかな─
期待を裏切らない色彩豊かな映像には魅了される。じっくりと眺めていたいシーンが一つならず存在した。
時代がノスタルジックに交錯しながら、終幕の仕方の非常にオシャレで、素直になんかいいと思えた気がする。

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SH

5.0自分の人生に重ねあわせて観てしまった!

2020年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公サルバドールが監督を投影していることは明らかなのだが、母に対しての思い・喪失感というところが、深く心に宿っているところ。思わず滂沱の涙があふれたのは、母の望む田舎の村に帰りたいという願いを叶えてあげられなかった・・・と主人公が述懐するところ

人は愛することはできるが、愛を本当の意味で得ることは難しい。母に対して無条件の愛を求めたサルバドールにとって、その愛する対象の最後の約束が守れなかったということが、どんなに心の傷となったか・・計り知れない

愛する対象は移り変遷していこうとも、「オール・アバウト・マイマザー」なのだ。
すべての原点にあるもの!はかないが、よき祝福があるよう祈るきら星のような映画だ。

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ソルト

5.0サイコー

2020年7月5日
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これが遺作になったらあまりに出来過ぎだからまだまだ撮って欲しい。ペネロペ・クルスは本当に素晴しいミューズ。

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三毛猫泣太郎

4.0ペインって物理なのね

2020年7月4日
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鑑賞方法:映画館

心が痛むペインかと思ったらフィジカルな痛みであるかゆえにむしろポップさとコメディさが引き立つ。

見ている間どうしてもペドロ・アルモドバルとアントニオ・バンデラスの作品を思い出してしまういろんな意味で自伝的映画。

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mikyo

3.5ペドロ・アルモドバル監督ならではの人生賛歌

2020年7月4日
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鑑賞方法:映画館

新型コロナウィルスが収まり切らない中で観たこのペドロ・アルモドバル監督の新作は、おそらく忘れられないものになるだろう。

監督自身を投影したと言われる初老の映画監督が主人公。過去の栄光を抱え今は病から精神的にもドン底状態で苦しんでいる。いわば隠居状況だ。過去の栄光によって舞い込んだ仕事から、ストーリーは回り始める。底辺だった彼に思いがけないことが起こり、彼は前に進み出す。すると状況もいい方向へと彼の背中を押す。・・・・これは人生を最後まで前向きに生きようという初老の主人公の再生の物語だ。

ノンフィクションならではのちょっとできすぎた感はゆがめないけれど、やはりこういう結末の方が気分がいいのは、この映画を見ている現在の状況のせいもあるのだろうか。あきらめてはいけない、人生は捨てたものじゃない、乗り越えて行こう、といった監督自身にも向けた人生賛歌なのだ。

メインの俳優たちがペドロ・アルモドバル作品の常連なのは、安定感というよりちょっとマンネリ感も感じてしまったけれど、ストーリーを彩る独特の色彩、インテリアデザインのセンスの良さは、主人公のファッションと相まって、変わらず健在。裏切ることなく、溜息ものだった。貧しい境遇として描かれる故郷の村の住居でさえ、牧歌的なテイストにこじゃれたアクセントが利いていて、思わずうっとりだ。飛び切り素敵なインテリア雑誌をみているかのようだった。

主人公の最初の状況に大いに共感する私にとっては、映画館での鑑賞再開を記念するにふさわしい作品だった。

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bluew

2.5眠気に勝てず

2020年7月3日
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監督のプライベートフイルム。台詞もかなり難解で娯楽作品ではないです。
前半何回も睡魔に襲われました。
後半はまあまあ見れますが終わって見れば歳終えて人生を諦めて過ごしていた主人公が徐々に復活して人生応援賛歌して終わるという自己満足満載な作品。
多くの有名役者やスタッフが協力してるのだから作品意義はあるとは思いますが個人的にはかなり微妙でした。
人生の応援歌にしては薬物に頼りすぎです。
オススメしにくい。

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Yoji

4.0よかった。

2020年7月2日
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鑑賞方法:映画館
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だいず

3.5それでも人生を積み重ねると言う事

2020年7月1日
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鑑賞方法:映画館

知的

会社の創立記念日で午後半休になったので、
1日映画の日はやはりお得に映画鑑賞!と言う
訳で会社近くの映画館で上映時刻がちょうど
良かった本作品を鑑賞しました。

私も以前、頸椎のトラブルで神経痛の症状に
悩まされましたが、この物語の主人公
サルバドールはかなりしんどい既往症があります。
確かに何もやる気が無くなるし、生きる事自体
苦悩する毎日かと思いますが、昔を回想しながら
少しずつ前向きになっていく様子に応援したく
なりました。

薬物に溺れる様子は感心しませんが、
苦悩に耐えながら人生を積み重ねる姿は素敵でした。

スペインと言う舞台だからでしょうか、
ビビットな色使いの衣装や家財類も、見ていて
とても素敵でした。あのような色使いは、
なかなか日本人には出来ませんねぇ。

今この瞬間は過去の全ての時間の積み重ねで
成り立っている事を再認識させられる映画でした。
機会が有れば、もう一度観たいと思います。

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t.kokubun

4.5プライベートな奇蹟が重なってめでたく Forestier disease(DISH)を克服して復活できた幸せな映画監督のお話し

2020年7月1日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

萌える

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カールⅢ世