デッド・ドント・ダイのレビュー・感想・評価
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実はジム・ジャームッシュ王道作品。
ジム・ジャームッシュのビル・マーレイとアダム・ドライバーへの愛とリスペクトと信頼が全開の映画でしたね。そして、ジャームッシュ王道の3人組珍道中の展開。ダイナーでのダニーグローバーを交えた掛け合いはもう最高。あと、説明すると野暮だけど、ジャームッシュの「トランプを支持しているレイシスト野郎なんて大嫌いだよ、くたばれ」というメッセージも。他にも小ネタが満載で、とにかく楽しい。
粋な遊び
ジム・ジャームッシュの「粋な遊び」を104分間堪能しました。
懐かしのゾンビ映画のシチュエーションそのまんまに、ビル・マーレイとアダム・ドライバーの組み合わせが面白かった。妙に冷静な主人公たち。いかにもジム・ジャームッシュ的キャラクター。
ちょっと不機嫌そうなメガネのクロエも良かった。
コーヒーゾンビのイギーポップもハマってた。
「ゼルダ」はフィッツジェラルドの妻の名前。黒人のウェイトレスは知っているのに、当の白人は知らないという演出も皮肉が効いていた。
環境問題への無関心、思慮の無さはゾンビを産む。
ゾンビ映画というジャンルの中で、わかりやすいメタファーとオマージュで、スタイルと戯れてる感じ。
ラストに向けて、ティルダの消え方が絶景だった。そして、なんでビル・マーレイとアダム・ドライバーが妙に冷静なのか。禁断の会話あり。
身も蓋もないギャグの連続でした。
ジム・ジャームッシュ印のゆる〜いゾンビ映画
淡々とした描写から生まれるユーモアにクスリと笑わされつつ、思わぬ人物からの私たち現代人へのメッセージに、ただ笑ってるだけでもいられない不思議なバランスの作品でした。
ゾンビの姿を通じて、資本主義に囚われた人々を悲観的に捉える視点には皮肉が効いていて、ジム・ジャームッシュ監督が警告したかったことがストレートに伝わってきました。序盤からずっとそのテーマを軸に話が展開していたことに、後から気付かされる作りはお見事。
肝心のゾンビ描写はかなりゆるめのタッチで描かれているため、このジャンル特有の面白さは後退しており、そこが評価を分ける要因になっているようです。これほど落ち着いて見られるゾンビ映画も珍しいのでは。
しかし個人的には、「反則だろ!」と突っ込みたくなるほどのメタギャグ含め、ジャームッシュ監督特有のオフビートな笑いが散りばめられた、魅力あふれる一本でした。
ゆるーいゾンビコメディ映画。ゾンビは血じゃなくて煤が出る
アメリカの田舎センターヴィル
葬儀屋のティルダ・スウィントンが日本刀を振り回し主役を食う。
アダムドライバーがちょいちょい第4の壁というか、役者になって喋るのがキモなのか?
ビルマーレイがそれを聞くたびイライラする(台本全部貰ってない嫉妬も)
ゾンビ映画を観に来たので、なかなかゾンビが出てこない(増えない)のでウトウト
テーマソングのゾンビカントリーの曲調がまたゆるさ眠気を誘う
ジョージ・A・ロメオ監督のオマージュは確かに感じる。
物質文明の欲をいじる
セレーナゴメスはほんのチョイ役。生首になるぐらい
カメラは ARRI ALEXA-LF/ ProRes4444
カメラがいいから夜のシーンも見やすいのかと思ったら、夜のシーンも昼に撮影してるとか。
KILL THE HEAD!
アダムドライバーがデススターのキーホルダーつけてスターウォーズいじりされる
RZAやダニーグローバーは分かったがイギーポップは分からん。
多分変人がトムウェイツやろうと思たら正解
しまいにゃUFO出てきて葬儀屋連れてさいならってもう目が点
わざわざシネコンでかける映画でもないのにこういうご時世だからか
テーマ曲
ビルマーレー、久しぶりに観ました。
疲れたおっさん、あのお腹がいい感じ。
観終わって、エンドロールに、そういえばこの曲がなぜ好きなのか聞かれて、テーマ曲だからって答えていたのを思い出し、吹き出してしまった。
まだゾンビになってない人は血が出るけど、ゾンビになると斬られても灰が出る、あれ吸い込みたくないな。
それにしても凄い台本
カントリーミュージックが心地よい、おしゃれなゾンビコメディ
田舎町の警察官を演じるビル・マーレイと、アダム・ドライバーのゆるいコメディダイアログ。
スタージル・シンプソンのカントリー音楽、Dead Don’t Dieが心地よい。
一方で、ゾンビ が人を食う描写は過激だったりする。
ただそのゾンビたちは、
かつてその田舎町で生活していた人間で、
復活しては、いきつけだったダイナーでコーヒーを求めたり、趣味のテニスをしたり、生前の生活に引き寄せられる。
その姿は決して憎めず、むしろ可愛らしくも感じてしまう。
グッズ欲しいな〜
さすがジャームッシュ、
パッケージセンスがなんとも良い、ゾンビ映画でした。
主演2人の愚痴り合いが魅力的
ジム・ジャームッシュの映画は「パターソン」しか観ていませんが、アダム・ドライバーの演技が実に素晴らしい大傑作でした。
本作もアダム・ドライバーが出演していると知って、必ず観ようと心待ちにしていたのです。
ゾンビ映画といえば、いくつか気になるテーマがあります。
1. ゾンビが誕生するきっかけは?
2. 誰がゾンビになるか(殺されてしまうか)?
3. 誰が生き残るか?
4. ラストはどうなるか?(ゾンビが根絶される、ゾンビの原因が解明され解決に向かう、ゾンビの大群から逃れて安全な場所へと向かう、など)
5. ゾンビは何を象徴しているのか?
本作はブラック コメディという体裁をとっており、しかもメタ視点が取り入れられています。
上記の1と5は、かなり露骨な形で観客に提示されます。
現代的かつ普遍的なテーマだなぁという印象です。
斬新な映像が見られるとか、意表を突く展開になるとか、そういうタイプの映画ではないなと思いました。
メタ視点の部分はニヤリとしてしまったし、「え?この展開はこれで終わりなの?」という肩透かしを喰らうところもありましたが、なんだか嫌いになれない魅力があります。
なんといっても、ビル・マーレイとアダム・ドライバーの2人がすばらしかったです。
2人ともただただ愚痴っているだけなんだけれど、それだけでなんだかおかしくて、このコンビでスピンオフを作ってもらえないかなと思いました。
必見という映画ではないけれども、こういう映画が劇場でかかる状況は悪くないなと思います。
スタイルに逃げないでほしい
ゾンビ映画のなかでは、すごくまったりした作品です。監督の今までの作品の傾向やスタイルは全く知らないけれども、正直お金を払ってみる映画としては残念な作品です。
たくさん映画を観ていると、頑張って撮ったんだけれど上手く表現できなかったり、盛り上がりに欠ける作品はあると思います。でもそこに制作者側の熱い気持ちが伝わってくるのであれば、観る側としてもある程度納得できます。スポーツでいう、負け試合でも最後まで走り切っているチームは応援したくなる、あの感覚です。
でもこの映画は、作り手が監督のスタイルに逃げている印象を受けました。監督だけではなく、出演者を含めた全てです。
「俺たちはこのスタイルなんだから、面白いと思う奴だけ付いてこいよ!付いてこれない奴がダメなんだ!」
僕は常日頃、制作者と観客はどちらかが上ではなく、対等な立場で作品をより良いものにしていくのがベストだと思っています。
僕が本作品から感じたものは、もしかしたら勘違いかもしれませんので、是非劇場で皆さんの目でお確かめください。
ゾンビ映画ってこうじゃない??って少し引いた視点のゆるいゾンビ映画
この映画は説明するのが非常に難しいのだが、ざっくり言うと「ゾンビ映画ってこうでしょ??」といった様なメタ構造映画だ。
田舎町が舞台で、普段から殺人なんてことは起きない穏やかな環境のため、警察も本格的な事件に慣れていないことから、手際の悪さがユルさを醸し出している。
ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、クロエ・ゼヴィニーなど錚々たる俳優陣が出演しているのだから、真面目な映画かと見せかけておいて、かなりのお遊びバカ映画である。
こんな豪華キャストだからバカ映画じゃないでしょ…えっ!バカ映画なの!!というパッケージから、すでにギャグになっているのだ。
死者が復活する理由も、地球の自転が北極の工事によっておかしくなったことが原因という、何だか突拍子もないことが原因なのだが、近年のホラー映画だと、起きた事態にそれなりの説明っていうのがあって、れらしいことを説明してくれるから、納得した気になるのだが、結局はモンスターやゾンビが出現するなんてことはバカな話なのだから、きっかけなんて適当でいいんだよ。なんて声が聞こえてきそうである。
確かに、60年~80年代のカルシホラー映画は、何だかよくわからないことが原因でモンスターやゾンビが出現していたことを考えると、それを踏まえてのオマージュネタなのである。
キャラクター達も個性豊かではあるが、これまた「ゾンビ映画ってこういう人いるよね?」ってネタになっているのだ。
たまたま立ち寄った若者グループやホラー映画オタク、何故か武器を華麗に使いこなす女性、やたら叫ぶ女性という、ゾンビ映画にいそうなキャラのオンバレード!!
監督のジム・ジャームッシュは、どうやらセレーナ・ゴメスが好きらしいのだが、彼女が去る際のキラキラ演出は、実にバカである。
セレーナ・ゴメス好きなのであれば、活躍の場をもっと与えてあげれば良いと思うが、あの末路は…酷い!セレーナ・ゴメスファンの方は、覚悟して観た方がいいかもしれない。
ホラー映画オタクのボビーも映画の知識を使って、ルールを作ることでピンチを乗り越えるのかと思えば、かなり中途半端なキャラクターである。
特にアダム・ドライバー演じるロニーは、今作が映画であることを知っているのだ。
オープニングでカントリー歌手スタージル・シンプソンによるオリジナル曲「デッド・ドント・ダイ」が流れ、その後パトカーの中でラジオをつけると、たまたまその曲が流れていることに対して、ビル・マーレイが演じるクリフは「何だか聴いたことのあるような曲だ」と言うと、ロニーが「テーマソングだからだよ」と答える。その後も「台本に書いてある」など、所々にメタ的視点を入れてくるキャラクターであるが結局、最終的には扱いに飽きてしまっている様でならない。
ネタ構造、メタ構造は別にしたいだけしてもいいと思うのだが、個性キャラクターの量産によって、全体的に散らかってしまった末のキャラクターの不自然行動がどうしても目についてしまって、キャラクターが末路に向かうプロセスが強引で雑であるのは、難点だと言えるだろう。
そこもネタだよ…と言われてしまえば、おしまいではあるのだが、そこまで行ってしまうと、もはや映画としての構造が壊れてしまう。
今作は、好き嫌いが凄く分かれる作品であることは間違いないが、もともとアート的視点が強い作家として知られているジム・ジャームッシュがついに本格的に壊れてきたのか、今回りのお遊びなのかは不明だ
2ヶ月半ぶりに映画館へ リ・スタートはこちらの作品から ...
2ヶ月半ぶりに映画館へ
リ・スタートはこちらの作品から
ジム・ジャームッシュ作品を観るのは
多分「ナイト・オン・ザ・プラネット」以来かな?「パターソン」もまだ観てなくて。
そんな感じなのでジム・ジャームッシュにそれほど思い入れは強くはないんですが、「デッド・ドント・ダイ」面白かったです。
ゾンビが出てきても怖くないし、個人的に好物な血飛沫がドバドバってほどでもないし、何かがはっきりわかる訳でもないんだけれども、ちょいちょい挟み込まれるセリフやシーンがニヤっとさせてくれて久しぶりに映画館で観る映画として
ゆる~い感じが今の自分の状態にうまくハマったみたいです。
ビル・マーレイとアダム・ドライバーの
噛み合ってるんだか合ってないんだか
わからんところが面白いし、
ティルダ様の役名も笑ったし、
お気に入りのケイレブ君は相変わらず
ケイレブ君だし
ロージー・ペレスの使い方も笑ったし
ゴメスちゃんも可愛かったし
ブシェミはやっぱりブシェミだし
全キャラクターが楽しい作品でした。
あっ、キーホルダーとアダムの口癖も😆
どちらの映画館もコロナ対策を取っていると思いますが、本作を鑑賞したTOHO日本橋はサーモグラフィカメラで検温してました。
感想のしようがない
完全にこの監督をそう知らず
キャストで飛びついたクチです
ゾンビが題材のコメディ調のやつくらいの先入観で鑑賞
感想としては
なにもない
クソ映画でございとクソ映画を作っただけ
すぐわかるパロディ
キャスティングで押してるだけのシーン
どうでもいいストーリー
お世辞にも褒められないクオリティのCGワーク
それでいてダラダラ進まない展開に
途中眠くて仕方がなかった
こんな映画皆どんな感想なんだと思い
ネットで検索してみると
この監督はこういう人だから
知らない奴が色々言うなと言う論調が割とあり
ああハナッからお門違いだったんだなと
理解しました
ただコロナ自粛明け新作の少ない時期
SWにも出ていたアダム・ドライバー出てたら
観に行っちゃう人は多そうです
おカネ出して観るレベルには思いませんでした
ユルい…
ジャームッシュ作品を観たのは多分20年以上ぶりなので、作風も思い出せないくらいなのだけど、とにかくユルい。ユルさだけが特徴といって良いくらいなのだけど、ただユルいだけでいったいどこに行きたいのか分からない…
キャストは無駄に良いのだけど…
想像通りの軽さのメタ的ギャグゾンビ
ジムジャームッシュってオフビートコメディの監督だっけってくらいコメディ演出しているのとゾンビの有り様は80年代っぽくもある。カントリーミュージック、田舎町、ゾンビ、素材は面白そう。キャストも申し分ない。どっちに転んでるかと思ったけど、意外に軽かった。ノリではなく、スタイルというか。
まさかのメタフィクション。これは軽く観るものだろう。
もしも、ジムジャームッシュが、ゾンビ映画を撮ったなら
見ていて、どう書いたらいいかな、レビューって考えてたら、このタイトルしか思いつかなかった。
監督らしい、ゆったりとした時間感覚で進んでいく。「ゾンビ映画」でこんなにもゆったりと進んでいく映画を僕は多分みたことないかもしれない。
点数高いとお思いでしょう。
賛否両論、というかほとんどの人が賛同できないんだろうけどw
僕はだいぶ個人的に大当たりでした。
あれだね、クドカンやら松本人志の映画に若干似ている気がしますねぇ。だから好きなのか…
ほぼほぼ、全編通してニヤけておりました。
劇場からは笑いも何度か起こっておりました。面白いなぁ。。
スティーブブシェミ、トムウェイツがまあ、ハマっているし、
もちろん主役も。配役が良いのは前からだとは思いますが。
アダムドライバーは今後ジムジャームッシュの作品の常連になった方が良いと思う。。
今作何よりも、ティルダスウィントン。
この女優さんは一体全体なんなんでしょう。この人が出ているだけで
「ああもう灰汁が強いんだろうなw」
とまたまた、にやけてしまいますが。
らしいメイクで、まさかの日本刀。またねぇ、日本刀での殺陣が様になるんだよ…これ見せたいが為なのかってくらい。5分は見れますw。そしてセリフ回し。
この人がどう考えても鍵なんだろうなとか思った矢先の、
「あれ」。
あれをやるならゾンビの意味とか打開策とかあるべきなのにもうゼルダさんというキャラのみが1人走り。
そういう物だと思うしかない、というか、「ネタ」なのか。いろんな考えができますね。それもまあ面白いのかもしれないとしておこうかな、と。
「まずい結末になりそうだ。」
こればっかりは、その通りになってしまった作品です
んが!僕はだいぶ好きです。
意味わからない笑いが好きなもので…
(野性爆弾とかね。)
あと多分、2ヶ月半ぶりの映画館だったから興奮してたのかもしれない…
映画館で見れてよかったなぁ。。。
テレビで見たら寝てるかもなぁw
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