「世間を騒がせた未解決事件が想像を掻き立てる」罪の声 takeさんの映画レビュー(感想・評価)
世間を騒がせた未解決事件が想像を掻き立てる
1984年に実際に起きたグリコ森永事件がモチーフ。
話のなかで出てくるオランダのビールメーカーの社長の誘拐事件とは、
1983年にオランダで実際に発生したハイネケンの社長誘拐事件だ。
こちらはこちらで2015年にアンソニー・ホプキンスやサム・ワシントン
等を迎えて映画化されている。
こちらもなかなか面白いので観る価値ありだ。
グリコ森永事件では脅迫電話に子供の声が使用された。
その子達は今どうなっているのか?がひとつのテーマ。
事件を追いかける新聞記者と、大人になってから事件で使われた声が自分の声だった事を知った主人公が事件の事実に迫る。緊迫した迫真の内容に、映画を観た人の中にはこれが実際に起きた結末だと信じてしまった人もいるようだが、あくまで想像の物語だ。
声の主の3人の子供のその後の運命に泣ける。
小栗旬も星野源もよかったけど大人になった声の主のひとりを演じる
宇野祥平の覚悟がすごい。
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