劇場公開日 2020年10月30日

  • 予告編を見る

「ある日お菓子が袋に入ってた…」罪の声 きのこさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ある日お菓子が袋に入ってた…

2020年11月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

朧げながらに覚えてる
ある日母と近所のお店にいくと
ポッキーの箱が袋に密封されていた…
それがこの事件の私の記憶

実在のグリコ森永事件を基に描かれたとされる映画
幼かった自分の声が犯罪に使われていた男性とその事件を追う新聞記者のお話です

時効後の物語なので犯罪捜査物のようなスリリングな展開はないが時系列と事件に関わった者の内面が丁寧に描かれていてどこまで現実でどこからが創作なのかわからない展開が緊張感を生んでいたような気がします

少し関西弁が気になったもののグイグイ引き込まれました。途中トイレにたたなければこれが実際の事件の全貌だったのではないかと錯覚してしまうところでした笑

結末も想像の範囲外であり驚きと共に涙が滲みました
人間とは愚かで自分勝手な生き物なのだなぁ…

これは原作も読んでみたい作品です
オススメです

そういえば幼い頃母がよくホットケーキを焼いてくれたりフルーツ蜜豆の缶詰を頻繁に食べさせてくれたことがありました。
この事件の影響だったのかもしれません
今度母に聞いてみようと思います

きのこ
kossyさんのコメント
2020年11月3日

きのこさん、コメントありがとうございます。
母親への言葉はきつかったですねぇ。
もう梶芽衣子がかわいそうでしょうがなかった。
グリコ森永事件のときはもう大人だったので、犯人を推理する側にまわってました。
子供の声の最後が「中」というイントネーションが今でも脳裏に焼き付いています。
この映画では「裏」という平坦なイントネーション。これも記憶に残るのかも・・・

kossy