「この事件で幸せになった人は誰もいない」罪の声 sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
この事件で幸せになった人は誰もいない
本作品のモチーフになっている事件ですが、私自身が高校3年生の時に起きた事件で、当時コンビニでバイトしていたので、よく覚えているし、結局未解決のまま終わった事件で、本作品の公開を楽しみにしていました。
私は特に本作品の内容にリアルタイムで経験した者として大変に興味がある事から、大変に想いいれたっぷりみたので、本作品の内容に大変に満足しています。
本作品、フィクションなんだろうけど、これだけの作品を作り上げたのだから、お話を作ると言っても全てが空想ではなく、しっかりとした取材が有って作ったのだろうから限りなくノンフィクションに近い内容なんだろうと私は思っている。
特に本作品で注目しているのは、あの時代で有っても、その前の学生運動時代の革命を目指していた人が事件に絡んでいる事、事件に何だか形で絡んでいる人間達の悲劇・・・
特に、事件で使われた子供の声の主達の悲劇では、彼達彼女達の苦悩の描かれた方が凄く泣けてくる・・・・・
あの事件って結局誰がいったい儲かったのか・・・・・あれだけ世間を騒がしておいて、結局犯罪って奴は、関わる全ての人を不幸にさせるだけ・・・・いや~非常に考えさせられるな・・・・・
犯人側の言い分だって分かるんだけどね・・・・でも、結局、それが身勝手な正義であるのなら、やはり間違った事であるんだよね・・・
巻き込まれた大勢の運命を狂わされた人達は本当に悲劇でしかない・・・
大変に良く出来た映画だったな・・・・
最後は同情するとこちらも涙でいっぱいになるよ・・・・
コメントする