「心変わり?」罪の声 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
心変わり?
1984~5年に起きたグリコ森永事件をモチーフにした「ギン萬事件」という事件で、脅迫テープに声を使用された子供たちのその後の苦悩を描いた話。
亡き父親からテーラーを継いだ30代の男が探し物をしていると天袋にあった伯父の荷物から自分の幼い頃の声が入ったテープと事件に纏わることが記された手帳を発見し巻き起こっていくストーリー。
事件との関わりを知り、苦悩し、関係者を追って事件の詳細や真実を知ろうとする姿や、記者とのやりとり、そしてみえてくる真相は見応えがありとても面白かった。
しかしながら、主人公の苦悩はどこ行った?
何も救いの描写なかったのになんでそんなにすっきりしてるの?
他の2人と比べたらまし、程度の言いきかせしかなくないですか?
その家族も大人しくしてたら…とか、ちょっと都合良いし。
終盤の説明パートもちょっとムリがあったり説得力に欠けたり、ミステリーとしてはイマイチだったかな。
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kossyさんのコメント
2020年10月31日
Bacchusさん、たしかに。
主人公の苦悩する時間も短かったですしね・・・
結局泣けたのは、そう太郎さんの苦しみと梶芽衣子の罵倒されての苦悩だったでしょうか。泣けるパートが主人公以外という、最近ありがちなパターンでした。