劇場公開日 2019年8月2日

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「現代インドの恋愛事情」あなたの名前を呼べたなら mikyoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5現代インドの恋愛事情

2019年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ラトナは多分20代前半。若い身空で未亡人になり、都会にメイドとして出稼ぎに来ています。

出身の村は未亡人に対する縛りが厳しく、地味目なブレスレットなどの宝飾品をつけることもタブーとされています。化粧っ気もありません。彼女の話す出身地の因習の話は、インドのニュースで時に凄惨なものがありますが、その背景などに聞くのと似たような話です。

ラトナにはラクシュミというメイド友達がいて、他の人には言えないことなどを聞いてもらったり聞いたりします。都市でのメイドとしての生活では、インドに根強く残る身分制度をかいま見れます。

インド映画では若い男女が恋愛するエピソードが多く含まれますが、現代であっても、現実にはそんなに簡単にはいかないのです。この映画はそれをうまくいきたい、いかせたいと思わせる映画でした。

mikyo