「素晴らしいとしか言葉がない。」フリーソロ Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしいとしか言葉がない。
オープニングのクレジットが終わるや否や、主人公のアレックス・オノルドがフリーソロクライミングをしているシーンから始まり、途中にインタビューに答えるシーンが差し込まれる亜流の"Nonlinear narrative"がとられている。
MC: Our next guest is a free soloing phenomenon,
please welcome Alex Honnold.
Here is what I don't understand.
One little mistake, one little slip, and you fall and die.
ALEX: Yeah, I mean, uh, you seem to understand it well........
And I feel like anybody could conceived die on any given day.
Soloing makes it feel far more immediate and much present.
というフリーソロクライミングと無縁の者にとっては、1番に聞きたいことをこのドキュメンタリー映画では、まず最初にとりあげ、彼がフリーソロクライミングで初めてとなる”EL CAP”の単独登頂を準備の段階から彼の私生活や家族のことや菜食主義でいつも車のバンに住んでいるストイックさを彼の独特な早口でしかも楽しそうに詳細と思えるほど何も隠さないかのようにアレックスが説明していて、それを追いかけるようにドキュメントとして映像化している。何といっても、映像が迫力があり、プロのクライマーたちが登頂をするだけでなく、大胆な構図から撮影をしているので、ある意味、クライミイングの映像には圧倒される。
このドキュメンタリー映画に出演している中でもこの"EL CAP"何度もフリー登頂をしているよき理解者であり、今回フリーソロクライミングのサポート役に回ったトミー・コールドウェルの言葉が印象に残る。
I understand why Alex is obsessed.
EL Cap has obsessed generations of climbers.
amazon.comでは、この映画はレンタル配信されているけれども個人的には映画館で見たほうが良い映画かもしれない。
amazon.comでは主演のアレックス・オノルドが同じフリーソロクライマーの1人、ブラッド・ゴブライト主演のドキュメンタリー映画「Safety Third(2017)」にもカメオ出演している。 彼が、フリークライミング映画というジャンルを確立したと言ってもよいかもしれない。