「【”形あるものはいつかは無くなる。が、言葉はいつまでも残る・・”銭湯がある街は住みやすいに決まっている、と勝手に思っている・・。】」わたしは光をにぎっている NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”形あるものはいつかは無くなる。が、言葉はいつまでも残る・・”銭湯がある街は住みやすいに決まっている、と勝手に思っている・・。】
ー 銭湯がある街は住みやすいに決まっている、と勝手に思っている。ー
■ある事情のため、美しい景色に囲まれた地方の町から都会の中の古き商店街の一角にある銭湯”伸光湯”に住むことになった澪(松本穂香)。
最初は都会の生活リズムに戸惑う。
しかし、商店街の人々(古いミニシアター関係者、中華ソバ屋、八百屋さん、カレー屋さんに集う異国の心温かき人々・・)と触れ合う中で頼りなげだった澪の生きる姿勢が少しづつ変化していく様を優しく映し出す。
・そして、銭湯を営む酒好きの中年男が抱える複雑な想いを光石研が流石の演技で魅せる。
・自分の目の前の、出来ることから少しずつ・・。
・終わりまできちんとやることが多分、大切・・。
・劇中の何気ない言葉の数々が心に沁みた。
・澪が生活する事になった街の、猥雑だが、どこか懐かしき風景が美しい。
<山村暮鳥の一片の詩を基に、商店街の人々が「都市再開発問題」の中で悩みながらも、逞しく生きる姿と生活する音を、澪が自分の”目”と”耳”できちんと感じて成長していく姿が愛おしく、商店街の人々の姿も尊く感じた作品。>
<2019年11月16日 伏見ミリオン座にて鑑賞>
この映画、とても良かったですね。この頃から邦画も観る様になりました。私の住む街では去年、銭湯の廃業が相次ぎ、今では2軒となってしまいました。銭湯派の私にとって、とても大切。せっせと通っております。
こにちわ(^-^)ヴォイジャーに頂いたコメント・バックです。見ましたバネッサ・PのCDジャケット(6980円で在庫切れになってました!)…確かに似てますね。ちゃんと母上のDNAも受けついているのですね。
NOBUさん、コメントありがとうございます!
銭湯経営者に石川県出身者が多いのには諸説あるみたいですが、以前TVで解説してたのは、次男坊、三男坊が職を求めて都会に出向き、人が嫌がる仕事を真面目にこなすとか何とか・・・でした。石川県に温泉が多いのも理由の一つかもしれません。
そんな石川県ではありますが、スーパー銭湯人気のために昔ながらの銭湯が減ってきています。
また、豆腐屋さんも北陸出身が多いとか・・・